東証一部上場 総合ブライダル事業 経営企画部 担当部長
一部上場 中堅商社 米国法人 Manager
外資系 通信会社 Manager
JASDAQ上場 SIer 取締役
法人向けオフィス用品サプライヤー 取締役管理本部長
武田 千裕 氏 52歳 / 男性
学歴:法政大学 法律学部 法律学科 卒
私は現在52歳、転職は今回で4回目になります。
その内、今回を含め2回の転職は、いずれも紹介会社(株)エリートネットワークの高橋氏に求人案件を紹介頂きました。
自分を良く分かってくれる転職エージェントと知り合い、長く付き合って頂くことが肝要と感じています。
20年くらい前に 『Jerry Maguire』 という、米国プロスポーツ選手のエージェント業界を舞台とした映画がありました。エージェントが我儘な選手と良い関係を築き、時には厳しく導き、結果的に選手が力を発揮できる場と、希望に沿う条件を勝ち取るというお話だったと思います。50歳を超えた 「普通の勤め人」 にとって、この 『Jerry Maguire』 の様な転職エージェントが近くにいたことは、大変幸運なことでした。
私とエリートネットワークさんとの最初の出会いはその映画公開の少し後。
1990年代の後半、私が新卒で入社し、10年超真面目に働いた東証一部上場の中堅商社が、バブル崩壊の煽りを受け倒産しました。当時米国に駐在していた私は、現地での残務処理を終え帰国し、直ぐに次の働き先を探さねばならなくなりました。
私の知人の紹介で訪問したエリートネットワークさんは、当時設立間もなく、新しい組織が持つ活気と勢いを感じさせました。また担当して頂けることとなった高橋氏が私と同い年ということもあり、(一方的に?) 相性の良さを感じました。
当時の私 (と家内) の希望は唯ひとつ、 「絶対に潰れない会社」 。
日本全体が自信喪失状態で、大手金融機関でさえ存続が危ぶまれていましたので、そんなことを第一条件として挙げてしまったのだと思います。
結局エリートネットワークさんからの紹介で外資の大手通信会社のマネージャ職に就きました。通信業界の経験も知識もなく、同社が要求する期待スペックも満たしていませんでしたので、入社後に採用理由を英国人上司に確認したところ、「君とは楽しく仕事がやれると感じた」 との回答。外資でもこんなことがあるのかと半分呆れた一方、高橋氏のマッチングの妙に、プロの凄みを感じたことを記憶しています。私にも良くはわかりませんが、高橋氏はマッチングの可能性を感じる何かを見出されたのでしょう。
その後、私はせっかくご紹介頂いた 「絶対に潰れない会社」 を数年で辞め、知人の紹介で国内ベンチャーへ転身。結果として高橋氏への依頼とは180度異なるキャリアを選択して来たことになります。
そろそろ出会いから20年経ちますが、その間高橋氏は一貫して 「現職に満足しているのであれば、継続すべき」 との考えで、いたずらに無理な転職を勧めることは一切ありませんでしたが、依頼すれば転職市場の情報は定期的に耳に入れてくださいました。私からは転職の都度、または不定期に自身の状況を報告するという、緩い関係を続けていました。今回50歳を超えて転職を決意し、次は安定した会社に移りたいと考えた際に真っ先に頭に浮かんだのは、やはり高橋氏でした。
資格や英語検定試験等は分かり易い評価基準で、この分野では私より能力のある方は多数いらっしゃいます。私の強みは、様々な経験、組織や対人関係の対応能力と自認していますが、これらを明確に評価することは難しいとされています。
長年お付き合い頂いている高橋氏なら私の強みを上手く引き出して、求人会社へ伝えてくれるはずだという期待感がありました。また、就職活動中、および就職後のミスマッチが避けられるであろうという安心感と信頼感もありました。
今回の転職にあたって私の希望は、年収はある程度確保しつつ、管理部門で事業経営に近いポジションに就きたいということでしたが、結果としてそれらをほぼ満たすことができました。
久しぶりの本格的な転職活動でしたので、高橋氏から受けたアドバイスは有難かったです。これは20年前に受けたものとは異なるものでした。
組織での管理職歴が長くなると、その管理職然とした態度が染みつき、面接官に横柄で悪い印象を与えてしまう危険性があること。またその半面、特定の組織に属さない期間が長くなると、組織内で活躍していた頃の覇気がなくなるため、弱い印象を与えてしまうこと、でした。
私は企業側で採用を担当していたこともあり、面接、面談の勘所はわかっているつもりでしたし、それらの点について、全く自覚はありませんでした。しかし、プロの目には要改善点と映ったのでしょう。辛口のアドバイスは新鮮でした。
すでに転職年齢的には高齢の部類に入っていたこともあり、生来楽天的な私でも今回は少し精神的に追い詰められる時期もありました。そんな中、叱咤激励してくださる信頼できる転職エージェントが傍にいたことは幸運でした。
以上