33歳、「最後の転職」。

No.114
  • 現職

    一部上場 酒造メーカー持株会社 
    広報担当

  • 前職

    一部上場 アイシン精機株式会社
    広報部社外広報チーム
    →ジャスダック上場 医療機器商社
    事業企画本部宣伝企画担当 

井川 典代 氏 33歳 / 女性

学歴:

 私が(株)エリートネットワークに登録した時は、転職活動を開始して既に2年が経っていました。思うように進まない転職活動にあせりばかりが募り、女性であるし、年齢的にももう無理かもしれない、という思いが日に日に強くなっていました。ズルズルと続く転職活動にいらだちと疲れを感じ始め、現職の不満を口にしながら働く自分にも嫌気がさして、最後にもう一度だけやってみて、これでダメなら転職をあきらめ現職で前向きに働こう、という覚悟で登録しました。あれから、2ヶ月。私はこうして無事に転職体験記を書いています。転職はタイミングもあるかと思いますが、人材紹介会社選びも重要です。私の拙い体験が少しでも、今現在不安に感じている方の参考になれれば光栄です。

 私は地元女子大卒業後、トヨタ系大手自動車部品メーカーの広報部でイベントを中心に企業広報を5年担当したのち、循環器専門の医療用具商社の宣伝企画部門に6年勤務しました。途中、どうしても会社になじめず2か月で辞めた企業も含めれば、33歳で既に3社を経験している私にとって、今回で転職は最後にしなければ、と必要以上に慎重になっていました。

 現職では、私の属している事業部の商品が大手外資商品に対抗できず、どんどん売上が減っていくなか、私自身の仕事も減少していき、専門職で入社している私は、会社の方針により部署異動も期待できないため、フラストレーションばかりが溜まっていく毎日でした。会社の雰囲気も産休や育児休暇をとる社員は皆無に等しく、部署内の人間関係もあまり芳しくないため、長く働くことを希望している私は将来のことを考えると不安ばかりが増し、不完全燃焼な気持ちで一杯でした。給与面では優遇されていましたが、逆に社内は自己利益追求の社員ばかりが増え、社風の面では健全さが希薄に感じられるようになりました。仕事内容も当初は外部ブレーンのコントロール等がメインであったはずなのに、Macを使用して自ら作成する日々。何かが違うと感じ始め、もう一度企業広報を担当したい、と転職を考え始めたのはちょうど31歳を過ぎた頃、今から2年程前のことです。私の希望する広報職は、一般的に増員は滅多に無く、欠員補充がほとんどで転職は予想以上に厳しいものでした。

 まず私は転職サイトに登録し、自力で応募を始めました。次に転職サイトと並行して、人材バンク数社に登録してみました。大手から小規模な会社まで、登録した企業は10社を下らないと思います。ネット上で気に入ったところは手当たり次第と言った感じです。家に帰っても、会社の昼休みにも転職サイトをかじりつくように見ていた毎日でした。紹介会社の中には、「結婚すれば?」「こんなに給料が良いのなら少しくらい我慢すれば?」等と言い、登録したとたん連絡の無くなる会社もありました。いくつかの会社からは、複数の案件を紹介されましたが、どれも採用には至りませんでした。中には、未経験の営業職を紹介され、あせっていた私は実際に受けてみましたが、二次面接で「頼りなさそう」という理由で落とされた企業もあります。今思えばとにかく転職したい一心で受け、本来の転職の目的を忘れており、採用されなかったのは当然だと思います。いくつかの人材紹介会社に登録して私が受けた印象は、コンピュータ上で年齢、経歴等求人条件にマッチした企業を探し、あてはまった企業の資料を儀礼的に送ってくるということ。本人の志向であるとか、仕事に対する考え方等は一切考慮されておらず、ただノルマをこなしているように感じました。そして、どこも同じように2か月もすると連絡は来なくなりました。

 こんな状態が1年半近く続き、チャレンジ精神よりもあきらめの気持ちの方が大きくなり、転職活動も自然と休止していました。しかし34歳を目前にして、以前から知人の紹介で名前を知っていた(株)エリートネットワークに登録してみることにしました。私の心の中では、どこの人材紹介会社も同じだろう、と最初はあまり期待していなかったのですが、担当のカウンセラーの谷地さんとの2時間近くの面談は、他社のような形式めいた面接ではなく、雑談の中で私の志向を汲み取ろうとしている真摯な姿勢があり、好感を持ちました。その後すぐに3社紹介され、うち一社が今回御縁のあった酒造メーカー持株会社での広報職です。

 この企業では書類審査後、通常であれば人事部マネージャークラスから1次面接が始まり、人事部長、担当役員の順に選考が行われるようですが、(株)エリートネットワークから紹介された受験者は、いきなり担当役員面接から始まります。半信半疑で面接に向かったのですが、面接中「エリートさんで既に選抜されているから問題ないでしょう」とおっしゃっているのを聞き、(株)エリートネットワークとの強い信頼関係ができているのを感じました。この一言が私の自信につながり、緊張することなく面接で普段どおりの自分が出せ、無事に内定を頂くことができました。年収は200万円ダウンになる見込みでしたが、交渉して頂いた結果、当初提示された金額よりも100万円程上がり、業界水準や諸条件を考慮すると満足いく内容となりました。

 カウンセラーの谷地さんと面談してから正式に書面で内定を頂くまで、ちょうど4週間。あっという間に転職が決まり、今となってはあんなに悩んでいた日々が嘘のように感じます。(株)エリートネットワークに登録して御縁を頂くことができ、本当に感謝しています。来月から新しい会社での業務が始まります。本来の自分らしく活き活きと前向きに働きたいと思います。

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