NPO法人から民間企業への転職

No.154
  • 現職

    大手情報出版会社 事業統括部

  • 前職

    大手外資系証券会社 投資銀行部門 
        ↓
    無職 (世界放浪)
        ↓
    社団法人NPO 事務局

高部 保紀 氏 31歳 / 男性

学歴:京都大学大学院 経済研究科卒

目次
  1. 「働く」を考えること
  2. NPOで働くということ
  3. (株)エリートネットワークに感謝していること

「働く」を考えること

仕事をしていない時期が約2年間ありましたから、そもそも「働く」とはどういう意味なのだろうとよく考えていました。極論を言えば、一義的には生きるため、食べるために働くのですから、働かずに生きていけるのであればそれでもいいのだと思います。ただ「働く」ことには、ただ生活の糧を得るための他にも、自分の生き甲斐や自己実現という面、世のため人のために役立っているという面があって、人は初めて「働く」ことに意味を見出せるのだと思います。「働く」ことに対するスタンス(就労観)は十人十色で、仕事も面白くて待遇も良く、週末も楽しんでいるという幸せな人もいるでしょうし、仕事は面白くないけど趣味やプライベートに情熱を注ぐ人、給料は低いけれどもやりたい仕事に打ち込む人、週末も無く仕事をすることで充実感を得る人、等様々です。「働く」ことに対する自分のスタンスを決めること、自分ができること/やりたいこと、そして自分の時間の多くを使うことになる仕事ですから、できることなら信頼できる仲間と意味のある仕事ができる環境であってほしいこと、そんな諸々のことを考えて働く場所を探しました。

NPOで働くということ

以前証券会社に勤めていましたので、自分のスキルを生かすという意味でも、最初は金融系の知人に会って自分の働く場所を探しました。その過程で、自分が証券会社を辞めた理由は、仕事と私生活のバランスが取れないこと、ビジネス内容というより財務数値に偏った仕事内容に不満を感じたことであったことを再確認しました。給料や時間といった条件を抜きにして、今自分がやりたいことを正直に考えることにし、収入は大幅にダウンしましたが、NPO(非営利団体)で職員として働くことに決めました。そこでは初めての経験ばかりで、機関誌の取材・原稿作成から、イベントの企画・運営、会員獲得の営業活動等、多岐に亘り、学ぶことが多くありました。一方で企業のようにマネジメント、組織やノウハウが整備されておらず、それによって時間を浪費することも少なからずあり、改善の努力もなかなか進まず、難しさを感じる日々を過ごしました。現在の日本のNPOで職員として働き続けるには、その事業に対する並々ならぬ熱意、多少の経済的な犠牲が必要であると感じると共に、NPOが優秀な人材を獲得し持続的に運営していくには、現状より大幅にとは言いませんが、それなりに将来を描ける収入を提供できるようになる必要があると思いました。理想を求め、一度は足を踏み入れたNPOの世界でしたが、経済的な事情で再度一般企業への転職を考えざるを得なくなり、知人を介して(株)エリートネットワークのカウンセラーの横関さんに相談に乗って頂きました。

(株)エリートネットワークに感謝していること

今回の就職活動では、5年後の自分の働き方を創り上げてくれるだろう企業文化や、これまで培ったスキルを使いながらも楽しくできる仕事という希望と、家庭・住宅等、経済的な支出が多くなるという現実、無職期間・NPO勤務に対する評価という課題が非常に気になっている点でした。一般的に考えても転職活動で求職者が不安になることが幾つかあると思います。例えば、自分の能力が適正に評価されているか(良くも悪くも)、自分の能力に見合う条件を提示してもらえるか、転職先で人間関係をうまくやっていけるか、等。特に条件面は、どの程度まで転職先企業に要望しても大丈夫かという点は難しいところですが、担当して下さったカウンセラーの横関さんは、その点をよく理解して下さり、私の希望に合う企業を紹介してくれるだけでなく、面接が進んだ段階では、企業の人事担当者と非常にうまく話をまとめて下さり、とても満足のいく条件で転職先を決めることができました。入社して、3ヶ月になりますが、現在は、私の希望が全て叶う形で働くことができています。カウンセラーの横関さんにはこの場を借りて改めてお礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。

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