安定を捨て、念願の日本株式ファンドマネージャーへ

安定を捨て、念願の日本株式ファンドマネージャーへ

No.162
  • 現職

    欧州系投信会社 日本株式ファンドマネージャー

  • 前職

    銀行系投信会社 債券ファンドマネージャー

春田 健司 氏 27歳 / 男性

学歴:一橋大学 経済学部卒業

転職をしようと思った背景

1)自分の入社時からの希望の職種につける可能性が、現在の会社では将来的にも低いと感じたこと 
2)自分の年齢が特定の職種でゼロからキャリアを積んでいくのに、ぎりぎりの年齢だと考えたこと 
3)私は運用会社はある程度の独立性が必要だと考えているので、親会社の意向で会社の経営方針・人事が決まってしまうこと 
4)表面的には成果主義を謳っていながら、実態は極端に年功序列であること

何を希望し、そのために何を捨てたのか?

兎に角、やりたかったのは、”日本株”のファンドマネージャーまたはアナリスト。捨てたものというのはないのですが、強いて言えば大きなバックと安定でしょうか。今までは会社の名前で仕事が出来たので。

実際に活動してみて困難に感じたこと

別の職種に移るということが想像以上に困難であった。なぜその職種を希望するのかという理由を面接で説明する際に、これまでの経験や自己研磨、自分自身が今後どのように自分のキャリアを作り上げていくのか等を踏まえて説得力を持って説明するのが難しかった。また、合併という事情がありタイトなスケジュールの中で、会社の業務と面接の時間調整が大変であった。また、転職先企業についての詳細な情報が得にくかった。

最後に、同じような境遇にいる後輩の方に一言

私は未経験者では、日本株のファンドマネージャーやアナリストという人気もあり狭き門である職種に転職できるとは考えていなかったのですが、実際はある程度の業務経験があれば面接の場には立てるので、自分のやりたいことがはっきりしていて、現在働いている会社でその可能性が低いのであれば、転職の可能性を考えてみることを勧めます。また、投信投資顧問業界を熟知している人材紹介会社が非常に少ないので、選んで活動しないと多くの時間と労力を無駄にしてしまうという点も、しっかりと理解して頂きたい。またこれはある人材会社からアドバイスされたことで、私もそうだと感じているのですが、面接というものは非常に理不尽な点も多いので、転職活動が思うように行かなくても最後まで自分の希望を曲げずやり通して下さい。実際私は4ヶ月かかりました。         以上。

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