株式会社日本総合研究所
一部上場 大手ゼネコン
福島 勝彦 氏 30歳 / 男性
学歴:
私の所属していた一部上場大手ゼネコンは、財務体質は超優良企業と市場から評価され、私自身は建築現場の技術屋から社内の情報化企画、経営企画と非常に恵まれたポジションでキャリアを積上げていました。しかし、・斜陽産業である建設業界への危機感・超高齢経営陣による会社経営に対する不安や不満・完全終身雇用・年功序列制度への疑問。
以上3つの理由により、自分の経験と能力を活かし、もっとやりがいを感じることができる仕事があるのではないか?という漠然とした思いから転職を意識するようになりました。
希望は異業種で、社内の情報化企画と経営企画の経験を活かしたいと漠然と思っていました。そのため、「これだ」という業種、企業は定まっていませんでした。
そこで以下の疑問が発生します。
・自分の能力が活かせる業種って?
・その業種では実務的にどんなことをする?(自分が魅力に感じるか?)
・待遇はどの程度?採用への難易度は?必要なスキルは?
・現在の自分の経験とスキルはそれを満たしているか?・・・
などなど、転職雑誌を眺めみても、逆に疑問が増えるばかりで、方向性が定まりません。
ある時、雑誌で人材バンクなる企業は、求職者にカウンセリングを施し、求人企業とのマッチングをするなど、転職プロセスのすべてをコーディネイトする。という記事を読み、早速大手の紹介会社へ登録しました。しかし、同社の対応は想像とは全く異なっていました。
(1)カウンセリングと言うよりヒアリングを受け、
(2)パソコンの前に1人で座り、求人を出している企業のデータを見て、
(3)興味があると選択した企業の詳細情報をプリントアウトし、持ち帰る。
という流れでした。原則、カウンセリングはこの1回だけとのこと。「どこの人材バンクもこんな感じですよ。」と聞き、疑問と不安が多くなるばかりで、正直、がっかりしてしまいました。これでは求人広告や雑誌を眺めるのと同じです。
その中で、単に年収が高く、経営、ITというキーワードが入っているという理由からNTTグループのコンサルティング会社に応募しました。自分の経験からすれば異業種であり、それ以上の志望理由は閲覧したデータからは見つけることができませんでした。そして、自分なりに工夫した職務経歴書を作成し、書類審査通過、続いての1次面接も通過しました。自分ではできる限り研究したつもりでも、面接では、「コンサルティングファーム」、「IT系や戦略系のコンサルタント」という言葉すら知らず、雲を掴むような会話の中、なんとか切り抜けたといったところでした。ただ、面接の中で伺った話により、なんとなく内容が分かり、コンサルタントという仕事に非常に興味が湧いてきたのも事実です。
2次面接のお知らせが紹介会社経由できました。「2回目の面接は、試験でなく、(IT系を目指すか戦略系を目指すか)お互いの志向の調整です。気軽に受けてきてください。」とのことでした。「なんて優しい会社だ。」と素直に感動し、2次面接に臨みました。しかし、実際の面接は試験そのものでした。よく考えると当たり前です。自分が甘かったと思います。途中からなんとなく気付きましたが、面接時間がかなり経過した後で、その上準備不足から、十分な回答ができませんでした。翌々日に、1次面接をして下さった人事担当の方から「すでに紹介会社から聞いていると思うけど、最終面接の結果は残念でした。期待していたのにどうしたの?」と直接ご連絡を頂き、2次面接の主旨の相違が確認できました。その時点で、紹介会社からの連絡はまだなく(紹介会社から選考漏れの連絡がきたのはさらにその3日後でした)、面接を受けた企業の人事担当者に行き違いの事情を説明し、人事担当の方が再度チャンスを!とラインの方と社内調整してくださったのですが、一度出た結果が覆る事はありませんでした。自分も無念ですが、結果的に面接官の方の貴重なお時間を無駄にしてしまい、大変失礼な対応をしてしまうことになりました。
このような結果で、人材バンクの会社の存在価値自体が疑問になり、これだったら自分で活動した方がいいのでは、と思わざるを得ませんでした。しかし、自分で探そうとなると、話がまた振り出しに戻ってしまいます。当初持っていた疑問は解決されません。前回はなんとか運良く最終面接まで進めましたが、次回もそうすんなりいくとは思えません。そこで、もう一度、期待を込めて他の人材バンク、(株)エリートネットワーク社へ登録しました。
カウンセリングを受けてみて、その違いにびっくりしました。まず、担当していただいた今沢さんのとにかくすごい熱意に圧倒されました。「転職」ということに対して、何か後ろめたいような気持ちがあったのも吹き飛び、その後、私自身も強い目的意識を持ち、前向きに取り組む事ができました。さらに、(株)エリートネットワーク社では、カウンセリング担当の方と求人企業への営業担当の方が同一人物であるため、求人企業との連絡調整は迅速、かつ正確であることは言うまでもありませんが、情報やアドバイスのすべてが求人企業のニーズによるものであり、これ以上的確なものはない、と転職における全てのプロセスで感じました。
以下にそのプロセス毎の状況を説明します。
『カウンセリング』
(1)職務経歴の棚卸自分の経歴は転職市場において、どの部分が売れるのかを、厳しく、徹底的に分析して頂きました。私の場合、建築現場・社内の情報化企画を通じて習得したプロジェクトマネージメント力、ITの知識、経営企画業務の経験を武器にしようという結論に達しました。
(2)疑問の解消どんな些細なことでも、自分の疑問に関して、とことん納得するまで付き合ってもらえました。転職に関する一般的な予備知識から、業種毎の特徴、ある業種・職種での実務内容、最近の転職市場の動向など、詳しくご説明いただけたお蔭で、自分の中のモヤモヤとしたものが消え、自発的にコンサルティングファームでIT系のコンサルタントを目指そうという意志が固まりました。
(3)ターゲット企業の設定自分の志向と職務経歴をすり合わせた上で、ターゲット業種・企業の設定のアドバイスを頂きました。既に準備されている企業リストの中から選ぶのではなく、とにかく行きたい業種・企業を選択することに重点をおいて話しを進めていただきました。「希望する企業があれば営業に行くことも辞さない」との心強いお言葉も頂き、「最初はとにかく自分が入れそうもない高いレベルの会社から受けたい。」という私のわがままな意向を汲んでいただき、(株)日本総合研究所社へ応募することとなりました。
『採用試験』
(1)書類選考ご担当の今沢さんが、(株)日本総合研究所社を訪問された際に、私の履歴書と職務経歴書を直接人事担当の方に渡して、的確にアピールしていただき、書類審査を通過しました。
(2)1次面接面接官は求人を出している部門の長である取締役部長という事前情報を頂き、さらに今沢さんから、「面接対策の打合せをしましょう」と声をかけて頂き、面接時に自分のプレゼン用に使うために作成した資料を持ち、打合せして頂きました。足りない予備知識から志望動機説明のストーリー、強調する部分や言い回しに至るまで、こと細かくご指導いただき万全の準備の上、面接に臨むことができました。面接では、「準備は十分やった、」という自負から、事前情報で掴んでいた取締役部長を含む3名の面接官を相手に、落ち着いて、力を十二分に発揮して自分をアピールすることができ、突破することができました。
(3)2次面接最終選考は取締役人事部長との面接でした。再度打合せの機会を設けて頂き、最終面接用の対策・準備を手伝っていただけました。特に、面接官の方の経歴やどんな感じの人かまで教えて頂き、面接時のイメージをリアルに持つ事ができました。本番では、今沢さんとの事前準備のおかげで、すべてはイメージ通りに終始落ち着いて自分の力を出し切ることができました。そしてついに内定を頂きました。
『内定後』
入社に至るまでの流れ、待遇面等不明な点、また、現職を退職する際の予備知識等、不安・不明な要素がいくつかありました。(株)日本総合研究所社との待遇面等に関する打合せを前に、ここでも事前打合せの機会を設けていただき、ノウハウ的なことを教えていただきました。たまたま平日、時間がとれなかったので、わざわざ休日に打合せの時間を設けていただき、不安を解消した上で打合せに望めました。現在は正式採用決定の通知を頂いたところです。書ききれてないことも多くありますが、このように転職における全てのプロセスにおいて、十分なサポートを受け、安心して進める事ができました。
転職市場では、「自分の価値(値段)」が求人を出している企業に厳しく査定されます。査定の材料としては、これまでの実績・成果です。
採用する企業側は、書類審査で必要なスキルを身に付けている可能性があるかを選別し、面接で人間性を見るのと同時に必要なスキルを習得しているかの確認作業をしているようにも受け取れました。中途採用においては、実績の無い潜在能力をアピールしても、それに企業が投資する(採用する)可能性はまず無いのではないかと思います。求人企業の立場で、即戦力の確保という中途採用を行う意義、リスクヘッジを考えると当然だと思います。
そういう理由から、志望する企業と自分が所属する企業が同じ業種であるかがひとつの重要なキーになります。異業種の場合、自分の職種(所属する部署、業務)が志望業種・企業で通用するかを見極め、自分の武器になる部分を如何にうまくアピールできるかが勝負の分かれ目になると思います。私の場合、今回は今沢さんにそのアピールする部分を引き出してもらい、ステップアップする形で、なんとか転職成功へと至りました。
特に私のようにはじめて転職しようとされている方は、いくら自分で調べても分からないことばかりだと思います。しかし、(株)エリートネットワーク社の強力なサポートがあれば、目的に向かって突き進むことができます。今回担当していただいた今沢さんとの会話の中で、「我々は同じ目的を持ったチームみたいなもの」という言葉が印象的です。(株)エリートネットワーク社と強力なタッグを組み、転職成功に向けて頑張ってください。