コンサルタントから、社内SEへの転身

コンサルタントから、社内SEへの転身

No.206
  • 現職

    アール・プロメトリック株式会社
    プロダクトマネジメント部門  IT担当

  • 前職

    大手コンサルティングファームグループ会社
    ITコンサルタント

深沢 三男 氏 27歳 / 男性

学歴:立教大学 社会学部 産業関係学科卒
               TOEIC 920点

はじめに

転職とは人生において大きな分岐点となります。そしてその一歩を踏み出すのは想像以上に労力が必要だということが、転職した今実感していることです。これまで自分一人で考え、悩み、決断してきましたが、この大きな分岐点に立ち向かうためには、一人の力では限界があるということを改めて感じています。しかし周囲の多くの意見というものは、逆に自分の決意を鈍らせ、考えをぶれさせるということもあります。しかし自分だけで考えていたのでは、決して見えなかった選択肢が見えてくることも確かです。そして見えてきた数多くの選択肢の中から最後に決断するのは、もちろん自分です。この体験記を読んで下さっている皆様が、自分の納得のいく決断を下せることを願っております。

新卒としての就職活動

私は2003年4月に新卒として、大手コンサルティングファームのシステム子会社に入社しました。学生の頃にヒューマンリソース(人事・組織)について学び、将来人事や組織に関わる仕事がしたいと思っていました。働き方としてコンサルティングという業種に憧れていたこともあり、人事コンサルティングファームへの就職を希望していましたが、その当時(今もですが)は新卒ではハードルがとても高く、狭き門であったことから、人事という分野を諦めて、当時最も需要が高いと考えたシステム導入に関わっていこうと思い、前職への就職を決意しました。それまでシステムについて全く知識も経験もなく、自宅にPCさえ持っていなかったのは同期の中でも私だけという状況で、なんとか皆に付いていこうと必死になって勉強し、気付けばあっという間に2年半という月日が経過していました。

転職を決意した理由

私は、実は転職活動を半年間で2度行っています。3年後、5年後、10年後。自分が何をやっているのか、何がやりたいのか。それが新卒入社からすぐ一つのクライアントに2年半もの期間在籍中で、基幹システム導入プロジェクトに関わっていたため見えなくなり始め、今後のキャリアパスに不安を感じたことが、最初に転職を決意したきっかけでした。モチベーションが低下し、あせった私は、学生時代の人事コンサルタントになりたいという想いにすがるように、転職活動を始めました。
中途半端に半歩前に踏み出してしまった私は、山積みされた日々の業務に追われながら、冷静に自分を分析することもできず、大手の紹介会社を転々としながら面談を受ける日々。言われることはどこでもほぼ同じで、「人事コンサルティングファームへの転職は、実務経験が無いと厳しい。ITコンサルティングファームの競合他社であればチャンスが多いので、そちらにまずキャリアチェンジすることで、人事分野に少しずつシフトしていく方が良い。」という意見ばかり。中には小さな人事コンサルティングファームを紹介してくれるところもあり、実際に内定を頂くこともできました。しかしながら、丁度同時期に、在籍していたプロジェクトの大きな案件に中心的な役割で参加することが決定したため、自分が本当に何がやりたいのかを考える時間が必要だと感じて、内定を辞退しました。
大手リース会社に対しての大規模な基幹業務システムの導入プロジェクトに新卒入社時から在籍し、要件定義、基本設計、外部設計、詳細設計、開発、テスト、本稼動、そしてその後の保守と、システム導入におけるステップの全てを、過渡期においては合計300人体制というプロジェクトの中で経験し、学んだことは少なくありません。業務や知識についてはもちろんですが、システム導入においては、システムの導入目的を常に意識し、最後までそれを見失わずに業務を行うということが、最も重要で最も困難なことだということでした。外部からだけでなく、企業の内部からもその意識を持って業務を行わなければ、事業の成長にシステムを活用することは難しいのではないかと考え、一度企業の内部からシステムの活用に関わる仕事をしてみようと思い、改めて転職活動を始めました。

転職活動

それまで漠然としていた転職理由が明確になったのは良かったのですが、その為の手段もステップもわかりません。当然、転職活動自体も以前と変わらず、大手の紹介会社から競合他社のITコンサルティングファームを紹介され続け、もうとりあえず受けてみようかと思い始めていたそんな時、友人から㈱エリートネットワークさんを紹介されました。IT業界でエンジニアやコンサルタントとして外部から企業をサポートするのではなく、システム構築の知識と経験を生かして、会社の内部から事業の発展のためにシステムを有効活用していく仕事。各部門の連携を組織全体の観点からサポートする仕事。そして英語をビジネスで使用する環境があり、今後の仕事の可能性を広げられる仕事、という3つの観点から今回転職活動を行い、現在の会社に転職しました。

転職とは

私の目標は、起業して自分のやりたいことを事業という形で社会に提供することです。その為に必要なものは、コンサルティングという業種より、自らサービスを発信している事業会社で経験を積むことだと考えています。そのきっかけを与えてくれたのが、エリートネットワークのカウンセラーの高橋さんであり今回の転職でした。色々と、ご支援頂きありがとうございました。

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