異業種且つ未経験の職種への転職

異業種且つ未経験の職種への転職

No.225
  • 現職

    人事コンサル・アウトソーシング会社 
    人事業務アウトソース担当

  • 前職

    一部上場 加工食品専門流通業 
    物流業務担当

相馬 潤 氏 28歳 / 男性

学歴:明治大学 経営学部 経営学科卒

退職に至るまでの経緯

私は前職で加工食品卸売業の物流業務に携わっていました。物流現場の最前線である物流センターの運用管理業務で、そこで働くスタッフの生産性を向上させたり、商品の入荷・出荷量の分析をし、適正在庫を考えたりしていました。繁忙期で忙しい時には実際にフォークリフトに乗って現場作業をしたりもしました。前職は人間関係も良好でやり甲斐もあり、それなりに充実していました。しかし私自身、前の会社で内定をもらった後に行った入社前面談以来「人事」を希望していたこともあり、入社5年目の時に人事部で仕事をしたいという思いと、このまま今の仕事を続けて物流のキャリアを身に付けるのとどちらがいいか迷っていました。ちょうどその頃、社会保険労務士の資格に興味があり専門学校に通いたいと考えていたのですが、仕事が夜勤を含む3交代制で24時間・365日稼動している物流センターだったので、仕事を続けながら決まった曜日・時間に通学する専門学校に行くことは不可能でした。その為、思い切って4年半勤務した会社を辞めて、専門学校に通うことにしたのです。

退職後の心情の変化

当初、自分自身を見つめ直すいい機会だと思い、しばらくは仕事をせずに社会保険労務士他、資格取得を目指して勉強しようと考えていました。しかし、前職を辞めてから2ヶ月程で生活に物足りなさを感じるようになっていました。また、社会保険労務士の勉強を進めていくうちに「実務経験がしたい」と強く思うようになっていきました。このままだと、例え資格を取得してもペーパー資格になってしまう気がしたのです。ちょうどこの頃、知り合いに㈱エリートネットワークさんの事を聞き、転職活動をしようと決意したのです。

カウンセラーの岩川さんとの初顔合わせ

実際に担当カウンセラーの岩川さんと面談をし、前職でやってきたことや、どのような企業・業種に転職したいかを中心に話をしました。具体的には私の「仕事」に対しての意識から始まり、専門学校に通っている状況、本当に細かい内容までお話させて頂き、私が話す内容を丁寧に整理して要点をまとめて下さいました。カウンセラーの岩川さんとお会いする前に、友人に転職について相談をしたのですが、その道のプロに相談するのと自分の身近にいる人間に相談するのとでは相談の意味も得るものも格段に違いがありました。身近にいる人間は私という人間を主観的に見ているので、アドバイスも励ましに近いものでした。しかし、担当カウンセラーの岩川さんは今私の置かれている状況を冷静に客観的に分析し、厳しいことも言って頂きました。私の場合は異業種・未経験の職種を希望していたので不安もあったのですが、自分のポジションを再確認できて少し安心しました。

エージェントを通した転職活動へ

転職活動を始めた頃は、「社内人事」しか頭にありませんでした。それは恥ずかしながら私の認識不足と固定観念からだったのですが、人事業務は、ほぼ100%社内人事の方が業務を行っていると思っていました。しかし、カウンセラーの岩川さんに人事業務のアウトソーシングを行っている企業があると聞いて、それから転職活動の幅が広がりました。そして「人事」をキーワードにして自分の条件に合う3社で面接をし、人事業務のアウトソーシングを行う企業1社から内定を頂くことが出来ました。

転職活動を行うときのポイント

実質2ヶ月程の短い期間でしたが、私が転職活動を行う際に心がけたポイントを紹介します。

1・面接を受ける会社の情報収集
ホームページに載っている事業内容や社会に対する考え方、採用プロセス等にも目を通しました。また、社員の声等にも目を通し、もし内定を頂きそこで働くことになったら、どのような業務を担当するかをある程度想像しました。こうすることでモチベーションが上がりました。

2・前職の業務内容で得たことを強くアピールする
私は異業種・未経験の職種への転職を希望していたので、いかに前職で得たことを新しい職場でも生かせそうかをアピールすることを心がけました。こうすることで、例え未経験で即戦力にはなれなくてもポテンシャルを評価してもらえる可能性が高くなります。

3・必要以上に自分を大きく見せない
短い面接時間の中で自分をアピールすることは必要です。しかし、誇張し過ぎるといつかメッキは剥がれてしまいます。相手の面接官もプロなので嘘をつかず、正直に自分という人間を売り込みました。

転職活動を終えて

私なりに転職活動をやってみて思ったのは、エージェントにサポートしてもらう方が一人で活動するよりも遥かにアドバンテージがあることです。特に?エリートネットワークさんは、分業せずにカウンセラーが企業への人材紹介も兼任で行っているので、企業が求める人材と多少条件(年齢など)がずれていても、私たち転職希望者を売り込んでくれることをはじめ、前述の通り、カウンセラーの岩川さんとの面談で転職の幅が広がった事や、自分が就きたい業種の事、面接で失敗した時のケアまでして頂きました。これらのサポート体制があったからこそ、異業種且つ自分の希望する職種に、未経験で内定をもらうことができたとしみじみ感じております。株式会社エリートネットワークさんには大変感謝しております。これからは自分が描いたキャリアを形成できるように日々勉強していきます。

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