留学から帰国した後の “二人三脚” での転職活動

留学から帰国した後の “二人三脚” での転職活動

No.235
  • 現職

    資産管理信託銀行
    外国証券部

  • 前職

    一部上場印刷会社
    法人営業職

小林 紀香 氏 26歳 / 女性

学歴:中央大学 経済学部 国際経済学科 卒
(TOEIC830点)

3ヶ月間の転職活動を終えて、来週からの入社を控えています。新しい職場への気持ちの良い緊張感を感じています。転職活動を振り返り、終着点に立って思うことですが、「何をしたいか、具体的にどんな仕事に就きたいか」ということがはっきりと明確な人は、転職活動を始める人には少ないのではないでしょうか? とにかく自分と向き合い過ごしていく中、形になって初めて分かるものではないかと思います。

私は1年前に4年間勤めていた印刷会社の営業職を辞め、6ヶ月間留学していました。昔から英語が好きだったということや海外生活への憧れから自ら希望して退職、渡航致しました。会社を辞める時には留学という目標に向かっていたので、何の不安もありませんでした。留学中はその生活を満喫することにいっぱいで、帰ってから何がしたいかなんて、ほんの少しか考えられませんでした。ただ漠然と「帰国後は就職活動」・・・・・日本で働くか、海外で働くか。海外で働けるほどの英語力も社会人としての特有なスキルもありませんでしたし、何より友人や家族のいる日本での仕事を考えていました。

そして帰国。

友人が大手の人材紹介会社に就職していることもあり、結局3社のエージェントに登録していました。(株)エリートネットワークさんのことは新聞紙面で知り、「外資・正社員」という文字に惹かれ、まずはカウンセリングを受けました。そこで「ガツン」と締め上げられました。面談にお伺いした時の私には「これがしたい」ということは何一つ言えず、「これはしたくない」ということが漠然と口から出て来るくらいです。「営業は嫌だ。残業に縛られたくない。大きな会社の福利厚生が整ったところがいい。けれども、やり甲斐がない仕事は嫌だ。英語が使える環境。」そんな抽象的な私の話を2時間近く聴き、一緒に整理を始めて下さいました。それと同時に就職活動の厳しさも、はっきりお話して下さいました。

面談後の私は自分のしたいことも言えない自分自身に不甲斐無く、転職活動に不安を覚えました。正直、面談後は落ち込みました。

しかし、そこから本当の自分探しが始まったと思います。私に自分探しの宿題を出すと同時に「金融」というキーワードを見つけて下さいました。この時の私は金融業界に行きたいのか自覚していませんので、参考程度に聞いておこうという気持ちでした。他のエージェントさんからは見切れない位の求人票が送られてきました。夢のような条件のお仕事もありました。そんな好条件に嬉しくなって応募すると、書類で落ちます。厳しかったです。それでも、おそらく異業種・異業界に転職を希望される方のほとんどは、前職よりもいい環境を求めるでしょうから、「入れそう」を理由にそう簡単に自分の希望と求人票の内容の相違に妥協できないのが普通ではないでしょうか。

そんな日を繰り返している頃、適時エリートさんからメールが来ます。社名と概要、職種のみ。「給料とか勤務時間、仕事内容」に関しては基本的には記載がありません。戸惑いつつも興味がわく企業ばかりですので、応募をお願いします。面接日が決まり、志望動機もままならぬまま面接に向かいました。その面接の中で自分が見えてきます。どうしてこの会社に応募しようと思ったのか、どんなことをしてみたいと自分が思っているのかが不思議と言えるのです。それはおそらく、エリートさんのご紹介が紙に書かれた規定の求人ではないからなのではないかと思います。求人票に書かれた内容に合わせて自分を語るのではなく、情報としてあるのは、「自分とその企業」だけだからこそ、その接点を見つけようとすると自然と私がその会社でしたいことにつながっていくのです。そして、事前に私のバックグランドに関しては事細かにエリートさんから伝えて頂いた後の面接になるので、面接では、素直に自分のしてきたことと、これからしたいことを話せばいいようになります。

最終的には企業の判断により、うまくいかないことも多々ありました。しかし、私もそのような面談を繰り返すことで、むしろ「金融」業界に魅力を感じていることに気付きました。

希望に反してうまく選考が進まずに月日が過ぎていく。不安になって業界や業種を変更する案件を紹介してくれるようにお願いしたこともあります。しかしエリートさんは揺るぎません。ご担当のカウンセラーさんは求人を出してはくれましたが、「私は金融業界でいけると思います。」と強くおっしゃって下さいました。そうして最終的に採用頂いた会社の面接でも選考が進むにつれて、先方が感じる懸念点へどう対応するか、理解しておくべき用語など、面接前後の細かいサポートを頂きました。

二人三脚と言うのがぴったりの形容詞だと思うほど、頼れるエージェントだと思います。初めての面談で落ち込んだ私を励まし、なおかつ希望からそれることなく就職へと導いて下さったカウンセラーの溜池さん、本当にありがとうございました。異業種、異業界である金融、英語を使う、福利厚生と何一つ欠けることなく新しい職場を迎えられるのは、カウンセラーの溜池さんのお陰です。溜池さんに限らずそういうカウンセラーを育てる企業が(株)エリートネットワークさんのやり方なのだと思います。本当にお世話になりました。

これから転職活動する方も、転職活動中の方も、妥協点を見つける転職活動ではなく、ひとつでも多くの希望を叶える活動となりますように。転職活動としては終着点の私ですが、仕事に就くという点ではスタートに立ったばかりですから、これからの自分をより大事にしていこうと思っています。

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