大手証券会社 主計部
地方公務員 主税局
熊谷 晴美 氏 26歳 / 女性
学歴:慶應義塾大学 経済学部 経済学科 卒
(TOEIC865点 / 国家公務員一次試験合格)
私の場合はキャリアも浅いので、転職の顛末を時間を追ってご紹介しようと思います。今後の活動の際の一助になれば幸いです。
大学卒業後、国家公務員を目指すも夢(?)破れ、2年間のブランクを経て地方公務員としてキャリアをスタートしました。
1年目より税務関係の現場業務を行っておりましたが、2年目ともなると仕事にも慣れ、物足りなさと危機感をより強く感じ始めました。20代は、体力、柔軟性、吸収力があり、社会人としての基礎体力をつける年代です。この大事な時期を安穏と過ごしてはいけないという思いは日々強まるばかりでした。加えて、プロフェッショナルとして国際的に仕事をしたいという展望も学生時代からありましたので、「そろそろ本気で動かないと」と9月に衝動的に思い立ち、それまで漠然と考えていた転職活動を始めることにしました。ちょうど“機が熟した”という感じでしたが、今考えるとよく行動したと思います。
転職といっても、「2年間のブランクがあり出身が公務員」であるためそんなに簡単に行かないだろうと思っていました。当初は「人材紹介会社に相談して、良いところに転職できそうだったらしよう」くらいの気持ちでいたのです。
(株)エリートネットワークさんに伺う前には大手2社の面談に行き、求人票の紹介と労働市場動向の説明を受けました。それはそれで良かったのですが、「自分の履歴書で転職できるのか」という点には明確な答えを得られず不安を感じました。そのため、カウンセラー自身が法人営業も担当しているという点に信頼を託し、最後の砦と思って(株)エリートネットワークさんに登録をしました。
初回は、能登谷さんと松井さんのお二人にカウンセリングして頂きました。まずは転職の動機ややりたい仕事などをお話し、その後はテンポよく色々なアドバイスを頂きました。これが、まさに目からウロコでした。
転職そのものに関しては、「公務員ということで、転職が難しいことは確かだができないことはない。未経験としては26歳という年齢もぎりぎり。だから、転職するならとにかく今すぐ始めなさい」、また2年間のブランクがあることについては「その辺の事情は、我々がきちんと先方に説明します。まだ若いからなんとかなる」と言い切って頂き、とても安心しました。そして「今までたくさんの転職者に会っているが、全ての人に転職を勧めているわけではない。でもあなたの場合は、きっと転職した方がいい。エキサイティングなビジネスライフを送れますよ」と言って頂き、かなりその気になりました。
業界や職種については、財務分析などに興味を持っていたため、経理財務部門で足腰を鍛えたほうが良いということになり、「業界に関係なく、経理財務職」を紹介して頂くことにしました。
とは言え、1週間ほどは本当に転職するか迷っていました。
しかし、スケジュール的に今のタイミングが良いということでしたので、「別にすぐ決まるわけじゃないし、とりあえず応募して様子を見てもいいか」と思い、興味のある企業数社を選んでお願いしました。
書類選考の翌週から面接が始まり(急で焦りました)、その後はどんどん選考が進んで11月上旬には応募した3社よりほぼ同時期(かなりラッキーなことだそうです)に内定を頂くことができました。長期戦を覚悟していた割にあっけなく終り、正直しばらく実感が湧きませんでした。
書類も面接も、基本的にプロのアドバイスに従えば上手くいくのではないかと思います。まず私の場合は、若く未経験(職歴の売りは一切なし)なため、書類選考の段階ではとにかく「自分という人間に興味を持ってもらうこと」に心を砕きました。
面接対策としては、自己紹介と志望動機の暗記、想定問答の暗記を中心にしました。簡単なことですが、暗記しておくと面接がスムーズに運び、心理的にかなり落ち着きました。あとは、やはりその企業のカラーや求人の背景をよく理解することが大事です。求人の背景を把握しておけば面接にフィードバックすることもできますし、面接官に質問すると、その企業の内情がなんとなく分かったりします。企業のカラーや求人の本音と建前(それがある場合)については、カウンセラーの方もよくご存知なので、少しでも疑問に思ったら聞いてみると良いと思います。
企業研究は、面接対策としてよりも「自分が働く場所として適当かどうか」という意味で必要だと思います。その企業のカラーや体質を知るために、関連する本や雑誌に目を通し、できればその会社で働く人に話を聞ければベスト(私は結局できませんでしたが)ではないでしょうか。
転職して2ヶ月ほどが経ちましたが、時々、以前はものすごく遠くに思えた場所にいることを実感しています。当然ですが、自ら望むことが大切。
ただ、転職に際しては、キャリア戦略つまり自分の属性や労働市場での価値、年齢、業界の雇用状況など、あらゆることを考慮して冷静に判断することが必要ですが、いざ選考過程に入ったら、あとは「ご縁・タイミング・フィーリング」の世界だと思います。特に中途採用の場合は、ほとんどの場合は上司になる方と面接する訳ですから、やはり相性の良し悪しはあります。
前者では、(株)エリートネットワークさんが強力にバックアップして下さいます。書類選考に受かるまでは(株)エリートネットワークさんを全面的に信頼し、そして面接に進めたら自分を全面的に信頼することが大事だと思います。
私は元来楽天家なこともあって、いつも「上手くいってもいかなくても、それは全て自分にとって最上の出来事なのだ」と考えていました。そうすると、余分な力みが抜けて楽になる気がします。
最後になりましたが、私の転職活動に関わって下さったスタッフの方、本当にどうも有り難うございました。皆様のお陰で今の自分があることを忘れず、これからも頑張っていきます!