日系製薬メーカーから、外資系製薬メーカーへ

日系製薬メーカーから、外資系製薬メーカーへ

No.238
  • 現職

    外資系製薬メーカー  開発薬事

  • 前職

    日系製薬メーカー  CMC薬事

岡本 洋平 氏 38歳 / 男性

学歴:岡山大学 薬学部 薬学科 卒
岡山大学大学院 薬学研究科 卒

はじめに

今回私は15年近く勤めた日本の製薬会社から外資製薬会社に転職しました。その経緯を以下に記載させて頂きます。皆さんの参考になれば幸いです。

転職の理由

ある幼児体験をきっかけに「薬」をやりたいと思い、大学は薬学部、そして日本の大手食品会社の医薬部門に入社。途中、別の日本の製薬会社との合弁製薬会社に出向しつつ、研究所で「薬」の開発に携わってきました。その中で責任者として、「薬」の上市にも関わることができ、それなりに満足してはいましたが、仕事の殆どは「薬」のマイナーチェンジであり、新薬の開発にもっと関わってみたいという思いが強くなりました。「転職」という言葉が脳裏をかすめるようになったわけです。とはいえ、仕事に特に不満があるわけでなく、しがらみも多い中、妄想するに留まっていた私の背中を押したのは、直接の薬の開発業務からは外れることになる「転勤」でした。

転職活動

在職中の転職活動ですので、最初から人材紹介会社にお願いするつもりでした。(株)エリートネットワークさんを見つけたのはネットサーフィン中の全くの偶然ですが、お願いすることにしたのには二つの理由があります。一つ目は、企業理念の「信頼できる人を、信頼できる会社に紹介する」を見て、真摯に対応してくれるのではないかと期待したこと。二つ目は、知人の某社の人事の人に相談した時に、(株)エリートネットワークさんを強く勧められたことです。実際にカウンセラーの方に直接お会いし、カウンセリングを受けてみて、その判断は間違っていないことが確信できました。(これは余談ですが、担当して頂いたカウンセラーのTさんが同郷の方で、不思議な縁を感じたのも少々あります。Tさんはとても真摯に対応して下さいました。転職まで漕ぎ着けたのはTさんのお陰だと感謝しています。)

「外資製薬会社の薬事」に対象を絞って、転職活動を始めました。その中で当初募集がなかったもので、カウンセラーのTさんが偶然商談の中で見つけてきてくれたものがありました。実はこれが今回の転職先です。

お話を聞いたときは、当初考えていた内容と違っていたこと、自分のこれまでの経験とは全然違う内容のものだったことから、断るつもりでしたが、折角Tさんが見つけてきてくれたのだから、受けるだけは受けてみようと面接をすることにしました。一応受けるのだからとお話のあった内容を調べてみたところ、とても興味深い内容と分かり、結構その気になって面接に臨みました。結果は・・・・・内定が出るまであっという間でした。とにかく「採用したかった」という事情もあったようですが、「経験がない部分」は「やる気やフットワークの軽さ」でカバーできると判断して頂いたようです。まぁ、やる気だけはありましたから。

退職及び入社

内定が出た後、退職の話を上司にしたのですが、入社予定日まで約1ヶ月とあまり時間もなかったため、やめるプロセスは大変でした。いろいろな人と辛抱強く話をし、しぶしぶながらも了解をもらったときは、入社予定日まで20日を残すのみとなっていました。

退職するに当たって一番に気になっていたのは、同僚や以前の部下の反応。恐る恐る話をしたところ、全員が「キャリアップになるね。頑張って下さいね。」と喜んでくれました。とても嬉しかったですね。

結局殆ど休みを取ることもできず、新しい会社の出社初日を迎えました。初めての転職でしたので、初日はさすがに緊張しましたね。入社オリエンテーションを受けた後、17時過ぎに職場に配属され、いきなり仕事が始まりました。会社(の仕組み)や業務に慣れるまでしばらく時間がかかり、正直、最初の1〜2週間は大変でしたが、1ヶ月を経過した今では大分慣れ、楽しくやっていますよ。転職して良かったと実感しています。

最後に

私の場合、「転勤がなければ」、「(株)エリートネットワークさんに出会わなければ」、「Tさんが今回の案件を見つけてこなければ」、「経験よりやる気を評価してくれなければ」・・・・・間違いなく今の会社にはいないでしょう。不思議な縁を感じます。

皆さんも、転職するにせよ、しないにせよ、自分のプライオリティは何かをよく考えながら、キャリアに向かい合ってみて下さい。後で振り返って気づく「不思議な縁」がキャリアの方向性を示してくれると思いますよ。

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