大手信託銀行 プライベートバンカー
大手監査法人 公認会計士
落合 誉 氏 29歳 / 男性
学歴:慶應義塾大学 商学部 商学科 卒
今回私は無事希望通りの転職をすることが出来ましたが、当然ながら転職は単なる通過点であり、新たな環境でやり甲斐を持って活躍することこそが重要だと思います。気を引き締めて頑張っていきたいと考えております。
異業種・未経験にも拘らず受け入れて頂いた信託銀行、大変な時期にも拘らず快く送り出して頂いた監査法人及び何度となく送別会をして頂いた同僚、適切なアドバイスとともに転職活動をサポートして頂いた(株)エリートネットワークのカウンセラー杉本様、転職に当たり私の意志を尊重してくれた家族に対し、心よりお礼申し上げます。
私は大学卒業後専門学校に通いながら、2001年21世紀枠にて公認会計士第2次試験に合格し、大手監査法人にてお世話になりました。入所から5年半、それなりの誇りとやり甲斐を持って、主に上場前後のいわゆるベンチャー企業を中心として監査業務を行ってまいりました。しかしながら30歳を前に転職を決意した理由は、簡単に言えば「やり甲斐の喪失」です。
近年の大型粉飾決算事件を受けて監査の厳格化という流れの中、現場は相当な負担を強いられております。また、クライアントに対しても相当な負担をお願いしてまいりました。
「何のために?」 「何のために?」
朝から晩まで頭の片隅に置きながら仕事をしている状況でした。そんな訳ですので、毎日通勤電車の中では自問自答です。
「じゃあ、何がしたいの?」
「(特に中小企業の)クライアントの成長の助力になって、ありがとうと言われたい。」
「今の流れだと、監査人の立場では難しいんじゃない?」
そんな訳で転職を決意しました。
30歳前の「節目」という言葉に酔っていた私は、一方で新しいことにチャレンジしてみたい気持ちが昂ぶっておりました。
「まぁ、さすがに今さら全くの畑違いはないよな。そもそも中小企業の助力になりたい希望を持っている訳だし。よし、じゃあ全くやっていない営業をやろう。じゃあコンサルティング会社かな。う〜ん。なんかイマイチ代わり映えしないな〜。そうだ。中小企業オーナーのためのリテール業務をやろう。プライベートバンキングいいかも。遺言とかもやれるかな〜。『北の国から2002』おもしろかったな〜。」
Q1. まず、なぜ人材紹介会社を使おうと思ったのか?
A1. 私の場合、次に行きたい業界(信託銀行)も決まっており、自分で直接応募するという選択肢もあったのですが、初めての転職活動、またほぼ初めての就職活動ということで、履歴書、職務経歴書及び面接の受け方等に不安があったため、人材紹介会社にお世話になることを決めました。「ほぼ初めての就職活動」という理由は、大学時代は会計士受験のため就職活動は全くしませんでしたし、監査法人入所時、監査法人業界は相当な売手市場で、特に面接についての勉強も必要なかったためです。
Q2. なぜ、(株)エリートネットワークでお世話になったのか?
A2. 今振り返れば(株)エリートネットワークでお世話になって本当によかったと思いますが、出会いは日経新聞の求人広告で目に留まったという、全くドラマ性のないものです。私が人材紹介会社にお世話になるに当たり、一点だけ決めていたことが、カウンセラーの方が「両面」エージェントであることでした。別に「片面」エージェントの人材紹介会社の全てがダメという訳ではないでしょうが、やはり、人材紹介会社のキーポイントがマッチングにある以上、「両面」エージェントの方が説得力もあると思われたからです。この考え方は、担当して頂いたカウンセラーの杉本さんに出会った時、確信となりました。
Q3. カウンセラーについて
A3. 結局のところ、どこの人材紹介会社にお手伝い頂くかというよりも、どなたにお手伝い頂くかが重要なのは言うまでもありません。私が担当カウンセラーの杉本さんを信頼できる方だと判断したのは以下の2点でした。
①私の希望を何も言わずに聴いてくれた。
私の場合、異業種・未経験希望のため、そもそも転職が上手くいかない可能性も高く、また当然収入減少の覚悟もしておりました。一方で、人材紹介会社は一般に転職者の年収×料率が報酬となると認識していたため、「もっと年収の高いところも考えてみたらどうですか。」とか言われたら絶対信用しないと決めていたのですが、「落合さんのご希望は分かりました。しっかりした考え方だと思います。是非一緒に頑張りましょう。」という感じで、「宜しくお願いします。」と答えていました。
②時間を気にしなかった。
19時半から22時くらいまでカウンセリングにお付き合い頂いたと認識しています。その間、一度も時間を気にする素振りを見せませんでした。
Q4. 面接はどのようなもの?
A4. 私の場合、3回の面接を通して内定を頂戴することができました。
転職者側からすれば、面接は自分の「想い」を伝える場であるというのが実感です。であれば、たとえ「想い」が強くともそれが相手に伝わらなければ意味がありません。そして面接という短い時間の中で、他人に伝えるというのは一定のテクニックが必要だと思われます。一方テクニックがあったとしても、伝えるべきその「想い」にウソがあれば簡単に見抜かれてしまい、やはりダメだと思われます。両方が揃って初めて有効になるのではないでしょうか。
私の場合、忙しくて面接に行く時間があまりなかったこと、退職を先に伝えてしまっていたのでのんびりしていられなかったこともありましたが、信頼できる人材紹介会社に出会えたこと、やり甲斐と誇りを与えて頂ける会社に出会えたことで、結果的に、人材紹介会社も面接を受けた会社もそれぞれ1社のみでした。したがって比較対照することができませんが、今は前向きなチャレンジ精神でいっぱいです。
安易な転職はすべきではないと思いますが、もし迷っているならとりあえず転職活動をしてみてもよいのではと思います。きっと(株)エリートネットワークのカウンセラーが親身になって相談に乗ってくれますよ。