大手スーパーの現場から、ネット企業へ

大手スーパーの現場から、ネット企業へ

No.278
  • 現職

    楽天株式会社  法人営業職

  • 前職

    大手スーパーマーケット  デイリー課

樋口 徹 氏 25歳 / 男性

学歴:日本大学 文理学部 史学科 卒

はじめに   ——  転職のきっかけ  ——

私が転職活動を始めたのは、現職の会社でのキャリアに対する不安が多々あったことがきっかけになりました。
会社が現在過渡期にあることは入社前から分かっている状態で、両親からは多少なりとも反対はありましたが、この状況下で仕事をすることで社会人として成長していけるのではないか、今こそ、同業他社よりも自分がしたいと思えることが新しい視点として受け入れてもらえる会社だと考え、新卒で入社しました。 業務に当たっていく中で、色いろなことを自由に実施させて頂きました。上司にも恵まれ、OJTという形で激しく叱責されることもありましたが、しっかりとフィード・バックしてもらい学生から社会人として成長する上での考え方等を学ばせてもらいました。


しかし、業務に慣れ始めた頃に将来に対する不安が漠然と出始め、それを上司に相談したところ、白、黒つけなくても良いのではないかという回答でした。ホントにこのままでいいのかと不安が更に大きくなり始めた頃、異動の話があり、解決できるのではないかと思い異動しましたが、この異動が結果的に転職活動をしようと強く思う要因になってしまいました。社員たちは朝、出勤してきたら「帰りたい」等ネガティブな発言ばかりで、業務に対する意欲が皆無でした。上司も現場の実務より経営数値に強い方で、現場は放置状態でした。その中で、キャリアプランを作っていくのが不可能と思えたのが始まりでした。

情報収集、自分の市場価値探し

転職を考え始めた当初は、「職務経験は少ないけど、新卒・第二新卒みたいなものだから、状況が状況だし、どっかで働かせてもらえるだろう」と単純に考えていました。
最初に、転職していった同期達から情報を聞き、転職支援会社の大手エージェントに面談に会いに行きました。まだまだ、転職に対して甘い考えでいた私にとってエージェントから言われることがイマイチ実感できず、自分の希望する職種の募集が少ないこともあり、営業職を勧められ若干突っ込んだ質問をすると「担当に聞いてみます」「今、分からないので後日メールにて連絡します」等で、本当にこの会社に支援してもらっても大丈夫なのかと心配になり、転職支援会社とは疎遠になっていきました。 ここから約半年間、転職情報サイトを3〜4社を利用して自分自身のみで、希望職種の中から個人で書類選考や面接の応募を実施していきましたが、書類選考は通過するものの、面接ではなかなか良い結果が出ない日々が続き、このまま転職活動を続けていても良いものかと、転職しようという想いさえ揺らいでしまう所まできていた時、まさにこれは運命だ!!と思える出来事が起こりました!!
(株)エリートネットワークの反町さんとの出会いでした。
反町さんとは、小学校以来の関係で、地元で高校まで共に机を並べて学んだ仲でしたが、大学がまったく違う地域になってしまったことで疎遠になってしまい、大学時代には1度しか会っていませんでした。そんな時に何年振りとも思える程、(よくお互いメールアドレスを残しておいたなぁ)久しぶりに連絡がきて、反町さんと食事をすることとなり、現状を相談した所、「うちに一回カウンセリングに来てみたら?」と言われ、迷惑かとは思ったのですが、現在の自分の状況を考えるとそうも言っていられないので、そのお言葉に甘える形でお世話になることとなりました。

転職活動

転職活動が本格的に進められていく中で、担当の転職カウンセラーの反町さんと相談しながら進めていきました。 応募する際にはまず最初に、案件を20社程度メールにて送って頂き、その中から(株)エリートネットワークさんのひとくちメモを参考にさせてもらいながら、反町さん独自の1〜5段階の受けたいと思う会社の優先順位を決めていき、3社程度を1セットにして書類選考に臨んでいきました。 その中に、反町さんが当初から私に勧めていてくれた楽天株式会社があり、8月下旬に書類選考をお願いすると、結果が出るまであっという間で、たったの2〜3日で通過の連絡が反町さんから来て、すぐに説明会+1次選考に予約してもらいました。


説明会には30〜40名程度ほぼ同年代の方達が集まっておられ、真剣に人事部の方の説明を60分ほど聞いて、その後、順次面接官に呼ばれて面接室に入っていくことになりました。自分は最後の方で、流れ作業のようになってしまうのではないかと一抹の不安があったのですが、実際面接が始まってみるとそんなことはなく、真摯に自分の意見を聞いてもらいました。 面接と言っても、個人的意見ではありますが、とてもフランクな感じでした。その中には鋭い質問もありましたが、2、3個の質疑応答が終わり、他に質問がないかと最後に聞かれ希望職種に対する質問をして、それに答えて終わった時に面接官から 「1次通過です」 と言われ 「えっつ!?」 と言ったら、面接官から 「僕個人的にすごく印象が良いので通過です。通過だと思います。一応、後程メール等で連絡すると思うので」 と告げられ、呆気にとられました。受付で、結果に関しては一週間程度でお知らせしますと言われ、その日は終わりました。 翌日、転職カウンセラーの反町さんから連絡があり、1次通過の連絡があったと言われまして、本当か!?と思いましたが、すぐに明日の2次選考の日程調整をして欲しいと言われ正直迷いました。と言うのは、1次選考時に2次選考の時にはHP関連の事柄についての課題で提出書類が必要と記してあったため、私自身もう少し熟慮した上で提出しようと思っていたからでした。しかし、1日見たのと、1週間眺めたのと何が違うのかと思ったことと、反町さんからも同様のアドバイスを受け、確かに変わらないのではないかと思い、それならば逆にビギナーの意見にはなってしまうが、それをストレートに伝えようとポジティブに考えるようになりました。


2次選考は1次選考とは違い大勢の候補者がいる訳ではなかったので、最初は緊張しましたが、自分の力以上のものを出そうとするから緊張するのではと考え、いざ、面接が始まった時には緊張は皆無に近い状態で臨めました。質疑応答は1次選考と大差はないのですが、退職理由や、現職でやったこと等でも、深く突っ込んでくる質問が多くなり、苦戦することも多々ありました。一人目の面接官の方との面接では、あまり盛り上がらずこのままではまずいなと思い、こちらの方から質問でも投げ掛け少しでも挽回しようと思っていた矢先、終了時間が来てしまい、しまったと心の中で思っていたところ、面接官から、次の面接官が来ますのでお待ち下さいと言われ救われました。

今度は、先ほど出し切れなかったものを全て出し切ろうと考えて面接に臨み、質疑応答が終わって別途質問をしていく中で徐々に面接官と意気投合と言うか、盛り上がってきてしまい、全然関係ない話や、入社後の話までし、時間もオーバーしてしまうほどでしたが、全力を出し切り、落ちたとしても後悔はないなと思っていた時に人事の方から 「2次通過です。次が最終ですので、頑張って下さい」 と言われ、最終選考の日程について人事の方から提示された日程では合わなかったので、再度連絡しますとのことで、この日の面接は終わりました。
次の会社の面接会場近くに移動した後、下調べの為、運悪く地下にあるネットカフェに入ってHP等を閲覧して、さあ面接に行こうと会社の自動ドアを開けた途端に、反町さんから携帯に連絡があり、「最終選考に本日中に来て欲しいと言ってこられている」と伝えられ、今から受ける会社の面接次第なので、提示された時間より遅くなら行ける旨、それが無理なら、明日の朝なら可能との返事を頼み面接に臨みました。この面接は情報収集不足を露呈してしまい、個人的にはボロボロであったことと、本命企業の最終選考が翌日にあるということでモチベーションがイマイチ上がらず、気持ちが入っていなかったんですが・・・・・なんとか質疑応答をこなしていきました(後になぜか通過の連絡が有)。 二転三転した結果、その日の内に最終選考を受けることは叶わなかったのですが、翌日の朝に最終選考を受けることになりました。最終選考では若干の質疑応答はありましたが、他は私と会社の相性が合うかどうかということのみでした。


これで、私の転職活動は終了しました。結局、入社する会社とは、書類選考から1週間程度で終わってしまうかなりのスピード内定でしたが、そんな中でも転職活動から学ぶことが多く、自分自身にとっても良い経験となりました。
最後になりますが、私の我がままなお願いや、相談に嫌な顔一つせずにお付き合い下さった担当カウンセラーの反町さん。転職の方向を的確に見出して頂いた同席して下さった先輩転職カウンセラーの岩川さん。岩川さん、反町さんには貴重なお時間を割いて頂き、このような素晴らしい結果を得られたことに対して個人的には驚きと喜びでいっぱいです。今後また、経験を積みお世話になることもあるかもしれませんが、本当にありがとうございました。(株)エリートネットワークの皆様に、厚く御礼申し上げます。

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