カウンセリングにより、フラフラした人生に決別

カウンセリングにより、フラフラした人生に決別

No.281
  • 現職

    一部上場 マーケティング会社  営業担当

  • 前職

    小さな番組制作会社

    小さな出版社

春田 銀次 氏 29歳 / 男性

学歴:立教大学 文学部 ドイツ文学科 卒

「ふらふらした人間に見えて何を考えて生きてきたのか、さっぱり分からない」
私の転職活動は、担当転職カウンセラーの安藤さんによる、この一言から始まった。

悩みの中の転職活動

しっかりした組織の会社に入りたい。そう思うようになったのは、トラブルの多い同族経営の小さな出版社に入ってからだった。それまで、番組制作会社や小さな広告代理店に勤めるが、どこかしっくりせず、ふらふらと安易に転職を数回、繰り返した。どこにいても仕事にある程度自信があったものの30歳を目前にして不安定な組織の中、自分の仕事の将来性に悩むようになってきた。
そこで大手広告代理店にアプローチするものの全て書類選考で落ちる。そんな状況で、悩みは深くなるばかりだった。

(株)エリートネットワークとの出会い

7月下旬。中途募集のある企業をネットで検索していたところ、たまたま(株)エリートネットワークのHPに出会う。しかし、転職を無料で支援するというエージェントの存在自体を知らなかった。体験記を読むと私とはキャリアの掛け離れた方ばかり。でも、「(株)エリートネットワークなら何とかなるかもしれない」と思った。
翌週、担当の転職カウンセラー安藤さんと初めての面談。
経歴について話をするが、何をして来たのか、何に自信を持って仕事をしてきたのか、話せば話すほど解らなくなってくる。そんなつかみどころのない私に安藤さんはこう言った。
「今まで、不安定な組織で居心地の良くない職場だったのでしょう。安定した、目標を持てる組織に入った方がいい。でも、本気で人生で何をしたいのか、しっかり考えてこなかったという問題がある」
一言で私の弱点を指摘した転職カウンセラーの安藤さんに驚かされた。面談の最後の方に、大手資本の入った映像制作関係の企業名を何社か挙げて頂いた。
ところが、1ヶ月経っても安藤さんから面接の話は一向に来なかった。それは、私の経歴と応募企業のニーズが合致しにくいとの理由からだった。


正直、とても悔しかった。面談で転職カウンセラーの安藤さんと話をした時、自分の考えや方向性をはっきりと打ち出せない事に大きな弱点を感じていた。この問題を克服しなければ面接になってもきっと自分は何も言えないだろう。
面接を希望するよりもむしろ、自分の考え方を整理する事が必要だと思えるようになった。そこで、興味のあった業界であるネットやリアル媒体、新たな広告を仕掛ける大手の主要人物、数名に会いに行った。彼らがどのような事を考え、どのような戦略のもとに企業を運営しているのかを知るためであった。会話を録音し、何度も聞き直し、私の考えと合致する部分をまとめていった。それを繰り返している間に、自分の方向性が見えて来ていた。

本当に入りたい会社とは

9月中旬。自分の考えがまとまりだした頃、転職カウンセラーの安藤さんから初めてA社の面接の連絡が来る。その面接で、初めて自分の考えをはっきり伝える事が出来た。その会社で内定を頂き、少し自分の考えに自信が出て来ていた。
でも内定をもらったからといって、どこでも良いという考えにはもうなれなかった。むしろ「もっと大規模な仕掛けの出来る企業に入りたい」と思うようになる。

勝ち取った内定

同じ時期、安藤さんから大手のB社とC社の書類選考が通過した旨と一次面接の連絡が来る。内心、ここまで大手の会社には絶対に面接すら入れてもらえないと思っていた。しかも、C社に関しては一度書類で落ちているうえに、その関連会社の2社でも不採用になっている。
内心、「何度も落ちている会社なのに採用になるはずがない」と思っていた。
私の中ではB社もC社もダメもと。そんな自分に対して転職カウンセラーの安藤さんは「正直に自分の考えることを伝えればそれで大丈夫だから」とアドバイスをくれた。
面接では、正直に自分の本心を話した。そのお陰か、B社もC社も最終面接まで進む。中でも、何度も落ちたC社は、面接を進める中でとても魅力に思えるようになった。
C社の最終面接。入社の期待が見えてきたプレッシャーから緊張してしまい自分の考えをしっかり伝える事ができなかった。そして、結果が中々来ない。
不安に思っている私に対して、転職カウンセラーの安藤さんは、ずっと支え、励まし続けてくれていた。
C社から10日も経ってから来た連絡は、最終面接の再面接だった。
「これでダメだったら転職活動、やり直しかもなぁ!」と思いつつも最後の最後。面接では、はっきりと落ち着いて自分の考えを伝えることができた。
面接の翌日。安藤さんから来た内定の連絡メールに、仕事中の職場で思わずガッツポーズをしてしまった。
内定から一ヶ月経った。実は、今でも信じられない出来事の様に感じている。
でも、今回の転職活動で見えて来たものがある。それは、本気で人生を考え、やりたい事に焦点を絞った時に、多少キャリアに問題があっても希望する形になるという事だ。私の場合は、本気で考え始めたら、環境すらも見方になってくれた。


これからも、人生の目標をしっかりと持って仕事をしていきたいと思う。
転職カウンセラーの安藤さんは、その水先案内人のような存在だった。安藤さん、本当にありがとうございました。

人生を考え直したい方、是非参考にしてみて下さい。

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