総合不動産会社 資産事業部
司法試験の勉強
中村 賢介 氏 28歳 / 男性
学歴:明治大学 法学部 法律学科 卒
まず、私の場合は、正社員としての職歴がなかったため、転職体験記というより就職体験記と言った方が合っているかもしれません。ただ、少しでも、私と似た境遇の方の参考になればと考え、書かせて頂きました。
私は大学を卒業後、昨年まで司法試験の学習をしておりましたが、自分の将来について真剣に考えた結果、司法試験を諦めて就職をする決意をしました。
今年の七月頃から、就職活動を本格的に開始致しました。この頃は、自分で会社を探して応募するという感じでしたが、この歳まで職歴もなく、また、自分の将来像などもまだきちんと煮詰まっていなかったこと等もあり、書類選考すら通らないという状態が続きました。
八月に入り、いくつか人材紹介会社に登録して、そこから求人を案内してもらうという方法も取り入れるようにしました。その中でも、最後に登録したのが、この(株)エリートネットワークさんでした。最初の面談で、転職カウンセラーの溜池さんがきちんと時間を取って私の話を聞いて下さり、この人なら信頼できると考えることができました。
私はこれまでの司法試験の学習で得た法律の知識を生かして仕事をし、将来的には企業内における法務のスペシャリストとなりたいと考え、法務職に絞って応募を続けておりました。しかし、就職活動を続けていく中で、本当に自分がやりたいことを考えていくうちに、法務職だけが選択肢ではないのではないかという考えに至りました。
ちょうどその頃、溜池さんから、現在私が所属している会社を紹介して頂きました。不動産会社の資産事業部という聞き慣れない部署でしたが、せっかくの機会であり、また、就職活動を続けていく中で、これまでの自分が培ってきた法律の知識を生かせる場が法務職に限られている訳ではないということが分かったので、応募することを決意しました。
応募することを決意して、会社が行っている事業に関して色々調べていくうちに、昨今は不動産と金融が融合して、不動産金融という分野があり、その分野で仕事をすることは、将来的には法律の知識も生かして金融の世界でキャリアアップしていくという事も選択肢の一つとして考えている自分の希望にも叶うと考え、是非この会社に合格したいと考えるようになりました。
面接を受けるにあたり、これまで落ちた面接での経験も踏まえつつ、転職カウンセラーの溜池さんに詳細なアドバイスを頻繁に頂戴するようになりました(時間を問わず、丁寧に対応して下さった溜池さん、本当にありがとうございました)。
一次面接終了後は落ちたと思いましたが、思いがけず合格しており、二次面接、三次面接と段々落ち着いて自分を出せるようになってきていました。結局、いくつか平行して受けていた会社の中でこの会社から一番早く内定をもらうことができました。
しかし、その頃、他の法務職として応募していた会社の中で二社が一次面接を通過し、一社は最終面接を残すのみという段階にきており、内定に応じるか断るかという悩みに直面しておりました。そこで、転職カウンセラーの溜池さんに相談をし、自分が将来進みたい方向性を擦り合わせ、そのためにはどんな仕事をするのが一番良いのかを考えました。その結果、不動産金融という分野に挑戦することを決意し、溜池さんにそのことを伝え、入社が決まりました。
以上、これまで職歴がない私の就職活動を書かせて頂きましたが、ここでは書き切れなかったことも色々ありました。ただ、職歴がなくても自分の方向性を必死に見出し、精一杯努力をすれば、必ず道は開けてくると思います。
また、(株)エリートネットワークの皆さん、特に転職カウンセラーの溜池さんには本当に色々お世話になり、誠にありがとうございました。もし、自分の人生で転職をする機会が訪れた時には、また是非相談に乗って頂ければと考えております。ありがとうございました。