人事から、法人営業職への転職

人事から、法人営業職への転職

No.334
  • 現職

    東証マザーズ上場 情報通信サービス会社
    法人営業職

  • 前職

    人材派遣会社  労務・採用担当

坪内 恭子 氏 25歳 / 男性

学歴:埼玉県立 寄居高等学校 卒

● 就職

私が高校を卒業をして就職した会社は、大手人材派遣業の会社でした。
なぜ人材派遣の会社かというと、私の父も人材派遣の営業、労務管理担当として働いていたことがあり、やり甲斐のある仕事だと聞かされていました。
採用担当という仕事のポジションがあり、面接を経て入社に至りました。
私の仕事は大手メーカー等の製造業を対象に全国各地の大増員事業所を中心に欠員補充する仕事で、応募者のカウンセリングや広告作成がメインとなります。
入社してから4年がたち仕事に慣れてきた頃、会社の経営状況が悪くなってしまい退職せざるを得ませんでした。


その後、他の派遣会社の担当の方から、営業職兼スタッフの労務管理として頑張ってみないかとお誘いを受けました。
派遣会社での経験者が望ましいとの事で、面接は取締役面接でした。
そこで、「あなたは採用専門でやっていたんですね。採用が強い派遣会社は必ず伸びる。いくら営業で新規をとっても派遣するスタッフの採用が弱ければ意味が無い。
でもあなたは採用しか経験がない。完璧な採用担当になりたければ営業、労務管理も覚えなさい。うちの会社は男女関係なく全員が総合職、全部の仕事が出来て一人前です。全部出来て完璧な採用担当を目指しなさい」と言われ、入社の決心をしました。


入社後、案の定猛烈なほど忙しく新規開拓営業はもちろん、早朝は派遣スタッフの勤怠管理、毎日企業様との打合せ、クレーム処理、生産状況の確認、応募者のカウンセリング、入社立会いがメインとなり、夕方営業所に戻りスタッフの給与計算、雇用保険の加入手続き、社会保険の加入手続きに明け暮れ、自宅に戻るのが深夜1時、2時を超えた事も。おまけにスタッフの欠勤が多くて製造ラインに私が入り組立作業をやった事もありました。
そして約2年がたち自分の受け持っている企業のスタッフ削減が相次ぎ、企業側の直接雇用の切替話が多くなり、この会社でこれ以上続けられないと思い退職に至りました。

● (株)エリートネットワークとの出会い

次の会社は長年勤められる企業に就きたいと思い、前職で給与計算や雇用保険、社会保険の手続きや採用の経験を活かせる仕事をと考え、人事部や総務部しかないと思いました。
最初、職業安定所に通い求人票を検索しましたが、どれも倍率が高く書類を送っても不採用の通知ばかり。思い当たる点がいくつかあり、自分は4大卒ではないし、前職の給与計算や社会保険関係の仕事はほんの一部に過ぎないのだと挫折を感じましたが、転職エージェントにも相談しようと考え、早速検索したところが(株)エリートネットワーさんでした。


直接カウンセリングに伺い、担当の廣重さんにお会いしました。
まずは自己紹介、前職での経験、アピールポイント、私の希望職種、挫折を感じた事等々を親身になって聞いてくれました。
早速、自分の希望に合う企業を何社かご紹介頂き、1社目がソフトウェアの不具合を発見する会社の人事部で、主に給与計算、採用担当の職種でした。
1次面接の前日に転職カウンセラーの廣重さんから色々なアドバイスを頂きました。
1次面接は人事部長、人事部マネージャー、人事ご担当者の3名でした。緊張しながらも自己紹介、前職での経験、自己アピールを経て、「採用されたら今後どうして行きたいですか?」との質問に対し、「前職で給与・労務の経験はあっても営業、売上重視の職種でした。しかし、御社に入社したら人事希望ですが売上に貢献出来る様な活動もしていきたいです。」と言ったら担当者の反応が変わり営業についての質問が多くなりました。
人事部の面接を終了し、廣重さんに連絡をもらい「お疲れ様でした。」と何よりも安心するお言葉を掛けてもらいました。


数日後、転職カウンセラーの廣重さんから電話を頂き、「企業さんが人事部ではなくて営業部門でどうですか?とおっしゃっています。坪内さんの前職の経験や人柄を考慮してとの事らしいです。実際に第一希望の職種で不採用だった場合、違う分野でお声が掛かるのは今まで一度もなく異例の事です。営業職で考えては頂けませんか?」と言われ営業で考えてみようと思いました。
次は営業部長と営業副部長の面接、取締役面接、社長面接を経て合計4度の面接でしたがお陰様で無事に内定を頂く事ができました。
営業はとても大変な職種だとは思いますが、何よりも転職カウンセラーの廣重さんの応援や良きアドバイスを頂いていなければ、入社のお話はありませんでした。

● 最後に

最初は人事部を希望しておりましたが、廣重さんのアドバイスによりもう一度営業職で頑張ってみようと心から思えるようになりました。企業先に聞きづらいこと、聞き忘れたことも直接会社に訪問して頂き、代わりに聞いて下さり心底安心する事ができました。異例な転職活動ではありましたが、自分が本当は何の職種に向いているのかよく考えさせられる転職活動でした。
この転職体験記が転職活動をしている皆さんに少しでもお役に立てれば幸いです。
本当にありがとうございました。


以上。

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