編集者の長丁場の転職活動

編集者の長丁場の転職活動

No.337
  • 現職

    一部上場 インターネットサービスプロバイダー  
    メディアマーケティング部門  編集担当

  • 前職

    株式公開 出版社  編集・ECサイトディレクター

篠原 公紀 氏 30歳 / 男性

学歴:学習院大学 法学部 政治学科 卒

突然の希望退職募集

新卒で就職してから8年弱、とある出版社で働いていたのですが、2008年の春、業績不振を理由に希望退職者が募集されました。募集人数も約100人と、全社員の1/3となる大リストラです。全社員が急遽一堂に集められ、社長から唐突に発表されたこともあり、社内が「これからどうなるのか?」という不安と戸惑いでざわついていた事を今でも思い出します。私は年齢の点で仮に応募したくてもできなかったのですが、仕事の行き詰まりと労働時間の長さに疲れていたことや、将来に不安を感じていたこともあり、すぐに某大手転職支援会社に登録し、転職活動を始めました。

なかなか進まぬ転職活動

営業マン、雑誌の編集者を経て、ECサイトのディレクターとして働いていたので、転職するならばWebメディアの制作・編集の仕事をやりたいと考えていました。仕事の内容が面白そうでしたし、今までの自分のキャリアを考えても妥当かつ現実的な選択だと思ったのです。転職支援会社のアドバイザーに面接し、業務内容がマッチする会社をいくつかピックアップしてもらい、給与など条件面で納得できる会社に順次書類を出していきました。
しかし、そうそううまく事が運ぶ訳もなく、なかなか面接まで進めません。持ち駒がひとつ減り二つ減り、時間も数ヶ月たって自信が弱まるにつれ、希望と完全にマッチしていない会社にも応募するようになっていきました。

転職に成功した同期に(株)エリートネットワークさんを紹介してもらう

そんなさなか、私と同様に希望退職騒動をきっかけに転職活動を始めた同期のUが、あっさり次の会社を決めたことを聞きました。以前からUが(株)エリートネットワークで転職活動をしていると聞いていたので、詳しく話を聞かせてもらい、アドバイザーだった松井さんを紹介してもらうよう頼みました。そして、その翌週にはカウンセリングをして頂きました。

「どんな仕事に就きたいか、まっさらに答えて」

「私は試験官ではないので、何も遠慮しなくていい。転職するにあたって、あなたが一番大事にしているのは給料なのか、それとも仕事の内容なのか、まずはその点を教えて下さい。」
「やはり仕事の内容にこだわりたいと思ってます」
「そしたら、どんな内容の仕事に就きたいのか、今までの転職活動のことは考えずにあなたの本心を教えて下さい。」
松井さんの面談はある意味とてもシンプルでした。転職が遅々として進まず、何となく妥協してしまいそうだったのですが、当初から希望だったWebメディアの制作・編集の仕事にしぼり、再度応募する会社を決め直していきました。これまでに書類選考で落ちた会社もお伝えしたのですが、松井さんは豊富な経験とそれらの会社の最新事情を交えて、丁寧に「書類で落とされた理由」を説明して下さいました。そして、面談の6週間後にはこの時にピックアップした、第一希望群の会社のうちのひとつから内定を頂くことができました。

転職活動は「雨降って地固まる」でした

松井さんの親身で丁寧なサポートには本当に感謝しています。書類選考や面接の可否が分かった時には迅速かつこまめに電話をかけて来て下さったのはもちろん、私の希望とマッチしそうな会社で求人案件が出た時には、その都度、「こんな会社あるんだけど、どうかな?」と声をかけて頂きました。また、転職活動が長引いていたので気持ちがやや落ち込み気味になる時があったのですが、「くじけるな、がんばれ!」と温かく叱咤激励&面接での具体的なアドバイスも頂きました。勤め先の業績不振という、ネガティブな事をきっかけに始めた転職活動でしたが、仕事内容でも給与面でも、ずっと理想に近い会社に移ることができました。ありがとうございました。今から振り返ってみると、人生まさしく塞翁が馬だな、と思います。

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