都市銀行、人材派遣会社営業部長を経て、経営管理職に

都市銀行、人材派遣会社営業部長を経て、経営管理職に

No.347
  • 現職

    大手商社系 携帯電話専門販売会社 
    営業部内 経営管理リーダー

  • 前職

    都市銀行 支店融資課

    製造業向け派遣会社 営業部長

沢田 健一郎 氏 35歳 / 男性

学歴:青山学院大学 経済学部 経済学科 卒

転職理由

私は、転職を3回しており、4社経験している。
大学卒業後、都市銀行勤務を経てベンチャー企業に勤務していた。人事総務・経理・財務・経営企画を中心とした経営に関する幅広い業務を行っていたが、被M&Aにより会社に刺激がなくなってしまい、次はIPOを目指していた人材派遣会社に転職。しかし、過去粉飾決算を行っていた事実が発覚し、わずか4か月で退社。その後、銀行の先輩からの誘いもあり、製造業を中心とした人材派遣・業務請負会社に転職をした。
東京支社の立ち上げを任されて営業職に従事していたが、2008年の夏頃から経済環境が激変、派遣業界についても大きく様変わりし、後20数年残されている自分の将来に不安が襲ってきた。また、オーナー色の強い会社であったが故に過去の成功体験にしか基づかないいい加減な経営戦略に嫌気がさしていた。

2008年9月頃から本気で転職を考えるようになった。4社目に入社してから、半年足らずではあったが、貴重な時間はどんどん過ぎ去り、軌道修正するなら早めにと考え、リスクを覚悟の上、転職活動に踏み切った。

本当に自分のやりたいことは何かと考えた時に、銀行時代の融資審査の経験並びに2社目の管理部門の経験を生かしたいと思った。また、今回の転職に関してはツテや人脈には頼らず、自分の力で切り開いていこうと思った。

転職活動

年齢的なこと、また転職回数が多いので、必然的に人材紹介会社を使う手立てしかないと判断し、3社の人材紹介会社に登録をした。
最初は、いくつか案件を紹介してもらい、話を聞くだけでもどうですか、と応募を促され申し込むも、ことごとく書類選考で断られた。本当に自分の転職歴、転職理由、志望動機、これまでのキャリア等を応募する会社にきちんと伝えているのだろうか、と疑心暗鬼になっていた。
そのうち紹介される案件数も減り、こちらから気になる案件に応募したいと申し出ても、紹介会社の担当者の私見で「転職回数が多いから」とか「キャリアが見えない」といった理由で断られているような気がしてならなかった。やがて紹介される案件も全くなくなってしまった。

このような状況の中、藁にもすがる思いで、他の人材紹介会社に登録しようと考えていた。
3社目を退職した2008年1月に、(株)エリートネットワークを自分で探し、登録に出かけていった。その時に転職カウンセラーの高橋さんに出会った。当時とは転職歴も経済環境も違うが、矢継ぎ早に企業を紹介して頂き、2、3日の間に企業への一次面接日時の設定を2社してくれたのである。しかし、その時は縁がなく、4社目に入社したが、その時の高橋さんのスピード感のある対応や誠実な印象が強く自分の中に残っていた。
11月初めに恥ずかしながら、再度、高橋さんにメールを送った。
その後、1時間程面談したが、「正直しんどいですが、任せてほしい。当社からの案件の紹介を優先的に考えてほしい」とのこと。自分はそれに同意し、約束をした。

しかし、転職で私自身に焦りがあったのは事実。
先に登録していた紹介会社の案件を含めて並行的に転職活動をしていた。
ある時たまたま、他の紹介会社での案件と高橋さんからの紹介の案件がバッティングし、
高橋さんの面目まる潰れの状況にしてしまった。約束をしたのに、申し訳ないなと思ったのと同時に、すべての紹介会社の登録を削除し、本気で高橋さんを信じて勝負してみようと思った。
その後、高橋さんからは、書類選考の段階でのお断りのメールが約10社。そのほとんどがやはり直近の就業期間の短さが要因。ただメールの内容を見て思ったのは、高橋さんは、「私自身」を売り込んでくれているのだなと。

11月下旬に初めて、大手通信会社系IT企業より、一次面接のオファーが来た。
転職の動機等を考え、面接の数日前に、高橋さんに携帯で相談した。
「業界とか会社のこととかを責任転嫁的に転職の動機にするより、4社目に入社する時の自分の判断に甘さがあったと謙虚になることも必要だ」とのアドバイス。
12月上旬、一次面接は卒なくできたが、最終面接には至らなかった。

12月12日、IT企業からの一次面接のオファーが来た。
高橋さんの長年お付き合いのある方が執行役員を務められており、営業部門の中で管理的な仕事ができる実務経験を持っている人材を探しているとのこと。
前回の面談で頂いたアドバイスと正直に自分のやりたいことをアピールし、素直に自分を出すしかないと思い、一次面談に臨んだ。
その執行役員の方との面談では、転職の動機、これまでやってきたことを含め、素直に自分自身をアピールした。実際に面談での会話も弾み、面接の後半では、「これまで何度も転職しているようだが、今後は腰を落ち着けてじっくりと仕事に取り組んでほしい。」とコメントを頂いた。また自分の中でもこのIT企業への興味が湧き、その執行役員の方と一緒に働きたいと強く感じた。

暮れも押し詰まった12月26日に最終面接を設定して頂き、人事担当の役員の方と面談をした。15分程度の面談ではあったが、今思えば、入社意思の再確認に近い形での面談であったように思う。

その日の夕方に内定の連絡を頂き、自分の4回目の転職活動は終わった。
そして翌日の12月27日に所属していた会社に退職願を提出した。

転職活動を終えて

転職活動当初は、何とかなるだろうという安易な気持ちで臨んでいた。しかし、実際に書類選考の段階で断られる社数が多くなると、焦りと同時に年齢・転職回数の多さは自分自身では乗り越えられない壁となっていた。
(株)エリートネットワークに相談してから、丸2か月。お陰で自分のやりたい仕事のスタートラインに立つことができ、転職カウンセラーの高橋さんなくしては成し得なかったことだと思い、非常に感謝をしている。(株)エリートネットワークのホームページ上に「会社選びは社風選び」というワンポイントアドバイスがあるが、高橋さんは私の性格やライフスタイル、キャリア等全て把握して頂いた上に社風もマッチングさせて、私に企業を推薦して頂いたものと実感している。
必ず入社した会社で結果を出して、転職が成功だったと言えるように精進したいと考えている。
本当にありがとうございました。

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