前職の経験を活かし、証券会社 投資銀行部門へ転職

前職の経験を活かし、証券会社 投資銀行部門へ転職

No.389
  • 現職

    日系証券会社  投資銀行本部

  • 前職

    証券化アレンジメントファーム
    ストラクチャードファイナンス業務担当

小田 浩介 氏 26歳 / 男性

学歴:慶應義塾大学 経済学部 経済学科 卒

転職の経緯

「入社一、二年目のようにもっと沢山仕事がしたい。心おきなく仕事が出来る環境で働きたい。」この思いが転職活動のきっかけでした。前職での全体的な業務フローを端的に言うと、①潜在顧客の開拓、②事業会社との条件交渉・取組みストラクチャーの策定、③投資家向け提供情報の収集・整理・分析、④対象投資家探索・選定、⑤成約に向けた条件交渉・契約書作成等の順に分類されます。①〜③までの業務は取組出来るものの、リーマンショックによる経済環境の悪化や会社のビジネスモデルの転換に伴い、④及び⑤の取組みが困難な状況でした。元々投資銀行業界でキャリアを積みたいと考えている自分にとっては、案件の経験を得ないことは、大変危険な状況だと感じました。そこで、次の転職先では外部から一定の信用力があること、十分な案件取組実績があること、且つ欲を言えば有力な投資家層へのアクセスを有する先であること、を転職先に求める条件として転職活動を開始致しました。

転職活動開始/転職活動

初めての転職活動であることから、プロに任せた方が効率的であると考え、複数の転職エージェントに登録致しました(転職エージェント又は担当エージェントによってご紹介頂く案件が異なるため、複数のエージェントに依頼した方が良いと思います)。活動開始当初に抱いた感想は、「想像していたよりもかなり厳しい」です。数年前はスカウティングと称して直接私宛に連絡が来ることもありましたが、今回の転職活動時では、(大変失礼な表現になりますが・・・・・)新卒時に内定を頂けるレベルであった企業様に、書類すら通過しない状況でした。これは相当戦略的に活動をしなければ目標とする先からは内定は得られないと痛感しました。

(株)エリートネットワーク様について

多くのエージェントの中でも特に(株)エリートネットワーク様は、大変コミュニケーションが取り易いエージェントでした。私の前職のキャリアであるストラクチャードファイナンスという業務は大変ニッチな業種ですが、担当の転職カウンセラーの新森様が同業務や業界に精通しておられ、私自身の前職のキャリアを活かした形での適切なアドバイスを頂けました(エージェントによっては、金融業界と一括りにされた提案が多かったです)。また、他のエージェント経由で紹介頂いた企業様の情報についても丁寧に教えて頂き、私自身の転職活動全般に係る相談役という立場で親身に相談に乗って頂きました。

転職活動を振り返って

金融業専門職、特に投資銀行業界でキャリアを積みたいと考えている方にとって、最も重視すべきポイントは、「自分がその会社でどのような案件を担当し、その中でどういう仕事するのか」という点に尽きると思います。そのためには、面談での徹底的なヒアリングもさることながら、会社のビジネスモデルを徹底的に理解し、どういった仕事を任されるか(あるいは転職先の環境でどういった仕事を獲得できるのか)、を徹底的に頭の中でイメージする必要があります。

特に金融業の場合、物が介在しないことから、「様々な金融サービスを提供出来る」とHPには謳っている企業様がとても多いです。しかし、「様々な金融サービスを提供出来る」、ということは、「同業他社と比較して、その金融サービスを提供することに長けており、その仕事に実際に取り組んでいる」ということと、必ずしも同義ではありません。同業界は、現状パイを奪い合う状況になっているため、いかにしてパイを取れているのかを徹底的に知る必要があります(いわゆる会社の強みは何かということだと思います)。そして、面接では自分がその環境でどのように活躍出来るのかを正確に伝えることが大切です。

このように、会社の表面的な情報ではなく、真の情報を収集するためには、業界に精通している第三者に聞くことも重要です。この点転職カウンセラーの新森様の各会社に対する評価やコメントは大変参考になりました。エージェントによっては、とにかくマッチングさせることに傾倒し過ぎているため、「この企業では成長出来る」といった漠然としたアドバイスしか頂けない先もあります。転職活動が出来るチャンスは非常に限られているため、自分にとって理想的なパートナーとなるエージェントを見つけ、同じ目標に向かって切磋琢磨していくことが重要だと思います。

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