東証一部上場 大手製薬メーカー 事業部門の企画担当
東証一部上場 総合電機メーカー 事業部門の企画担当
野原 千代乃 氏 42歳 / 女性
学歴:米国アイオワ州 Wartburg College English学部 卒 TOEIC 885点
前職では、まる16年間に渡り経営企画、プレジデント秘書、海外マーケティングの業務を経験しました。同じ課に、心の病を盾に長期休養する人、出張等を理由に職務放棄する人がいて、仕事の負荷が集中し深夜残業が続き、流産を機に退職しました。大学生が就職したい企業のトップにランクインされる会社でしたが、その課では自分さえ良ければ周りに迷惑をかけても構わないという損得感情が主流でした。どうして真面目に仕事をする者が損をして、無責任に仕事を丸投げする者が得をするのか、割り切れない思いでいっぱいでした。
退職後、ハローワーク経由で求人に応募して書類が却下され、調べたら雇う気もないのに5年以上も募集をかけている会社だと判明しました。ハローワークは就職セミナー等素晴らしい支援もありますが、悪質な会社を紹介し続けるのは遺憾です。求職者は書類が却下されたら、自分に何が欠けているのか悶々と悩み、先の見えない求職活動に光明を見出せなくなるのですから。その後翻訳学校に通いましたが、妊娠・出産をして、この春から子供を保育所に預け求職活動を再開しました。
女性を支援するハローワークに相談に行ったところ、カウンセラーに「子持ちで正社員は絶対ムリ、契約・派遣も難しい、パートでも探せば。」と頭ごなしに言われショックを受けました。今までの経験を活かしたくても、世間的にはもう通用しないという”お墨付き”を頂いたのです。以前受講していた通訳学校にも登録しましたが、紹介頂いたのは派遣の仕事ばかりで、正社員が希望であるとお断りしたら二度と連絡が来なくなりました。ネットの求職サイトは玉石混淆で良い企業もありますが、中にはずっと求人を掲載し続ける企業もあり、本当の求人募集なのか、雇う気がない空求人なのか区別が付きかねました。仮に本当の求人募集だとしても、募集要項に記載していない企業側の本音——本当は男性を採用したい、年齢・経験不問とあっても経験の無い人はNG——を、画面上から読み取る事は不可能でした。
そこで辿り着いたのが、カウンセラーの方が企業側と転職希望者のマッチングをする「(株)エリートネットワーク」さんです。私のようなスキルでは、ご紹介できる案件はありませんと却下されるか不安でしたが、転職カウンセラーの岩川さんから英文レジュメを送付して欲しいという丁寧なメールが来た時にはとても嬉しかったです。どんな仕事がしたいのか自分でもわからなくなっていましたが、じっくりとカウンセリングして下さり、私にぴったりな案件を抽出して下さいました。岩川さんは、面接のセッティングだけでなく、その仕事が本当に私に合っているか親身になって考えて下さり、時々に応じてアドバイスや励ましの言葉をもらいました。根底には、お薦めできる企業しか紹介しない、転職希望者が最大限に輝ける職場を見つけるというスタンスがあります。適材適所(その人の能力・特性等を正しく評価して、ふさわしい地位・仕事につけること)の観点から、まさにプロ中のプロだと実感しました。ご紹介頂いたのは異業種の医薬品業界ですが、今までの秘書や実務経験が全て活かされ、キャリアが繋がった感じがします。
求職活動中は暗いトンネルの中にいる感じがしていましたが、人生は光と影です。与えられた環境の中で一生懸命に取り組めば、たとえその時は損をしているようでも、後になって必ずその努力が実ります。前職を辞めた時は心身共にボロボロでしたが、変革を恐れず新しい仕事に挑戦する勇気を持ったら、扉が開かれ新たなチャンスが巡ってきました。自分ひとりの力で引き寄せるのではなく、繋いでくれる人が現れ橋渡しをしてくれるのです。転職カウンセラーの岩川さんはまさにそのような存在で、窓口でダメ出しするカウンセラーと決定的に違うのは、ご自身の足で企業訪問しそのカルチャーまで把握し、転職希望者に光を当ててその人の輝ける部分を見出し、企業側と転職希望者を繋いで下さる点。そこには弛まぬ努力と経験に裏打ちされた情熱と使命感が不可欠です。岩川さんには、求職活動中は平日休日問わず、早朝から深夜までバックアップして頂き、感謝の思いでいっぱいです。今は、繋いで頂いた仕事に対して、精一杯取り組み、新しい人生(ヴィタ・ノーヴァ)のスタートを切りたいと思っています。