精密機器の生産技術・開発から半導体の設計技術職へ

No.418
  • 現職

    東証一部上場 半導体メーカー  回路設計技術職

  • 前職

    東証一部上場 精密機械メーカー  生産技術・技術開発職

稲田 慎也 氏 28歳 / 男性

学歴:東京理科大学 理工学部 電気工学科 卒
東京理科大学大学院 理工学研究科 電気工学専攻 修了

転職の動機

入社して3年、28才。一般的に考えて、技術職に就いている人は、その道の基礎技術が身につき、そろそろ一人で仕事を任せてもらえる時期か、専門分野でバリバリと活躍し始める時期なのではないかと思います。しかし、私の場合、なかなか思うように行きませんでした。入社当初から自分のやりたい事や希望とは関係なく、会社都合により数ヶ月単位という短期間で、それも全く分野の異なる部署への異動を命じられ続けました。専門的な技術をより深く身につける事がなかなか難しい状況でした・・・・・。このままで果たして5年、10年先に技術者として競合他社と張り合えるほどの力がつくのだろうかという懸念を抱いていました。また、コロコロと経営方針や開発方針が変わる会社に対しても不信感を感じ、転職に踏み切りました。

ただ、多少なりとも名の通っている会社であった事や、実は数ヵ月後に結婚を控えている身であった事から、転職を始めるにあたって不安やためらいもありました。婚約者や身内は納得してくれるか・・・・・?そもそもこの不況下において自分のような経歴で納得の行く転職は出来るのか・・・・・?婚約者と何度も相談しましたが、私が本当にやりたい仕事に就いて、それを突き詰めて欲しいし、腹をくくって転職するならどこへでも付いてきてくれると激励してくれました。これには本当に勇気づけられたと同時に、転職は自分だけにかかわる事ではないと、大きな責任も感じました。

(株)エリートネットワークとの面談

転職活動を本格的に始めるにあたって多数の紹介会社に登録を行い、面談を重ねました。ここで転職の厳しさ、現実を突きつけられました。ほとんどの転職エージェントから、「あなたの経歴で希望の職種に就くことは無理です。」と言われてしまいました。中には、「そもそも、技術職は難しいので他の職種に方向転換して下さい。」と、全く経験の無い営業職を勧めるエージェントさえいました。これは絶望的だ・・・・・と、意気消沈していた時に、webで見つけて何気なく登録した、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの岩川さんと面談させて頂きました。すると、今までのエージェントとは全く逆で、自分の希望や考えをしっかり聞いて頂き、「稲田さんなら必ずうまく行きます!!」とかなり前向きに対応してくれました。こんなにポジティブに対応してくれたのは、唯一、岩川さんだけで、私自身非常にモチベーションが高まり、今回の転職活動を成功に持っていけた原動力だと思っています。

企業応募〜面接、内定

普通、紹介会社へ行くと、まずは求人票を見せられ、自分にマッチする業種がなければ、妥協して募集している求人に、どうにか無理矢理自分を合わせる形なのかと思います。ところが、(株)エリートネットワークの岩川さんからは、最初に求人票を見せられる事はなく、まず、かなりの数の企業を列挙して頂き、出来るだけ多くの企業に私を売り込むという事をしてくれました。勿論私の希望を踏まえての事です。この事が他の紹介会社と違って非常に良かった点だと思っています。

運良く、いくつかの企業から声が掛かり、最終的に、自分の納得できる企業から希望の職種で内定を頂く事が出来ました。面接の日程調整なども、迅速かつ柔軟に対応して頂いたお陰でスムーズに選考も進みましたし、初めての転職で、不安な事も多々あり、企業への要望や問い合わせなど、過剰なほどにお願いをしたと思いますが、快く対応して頂きました。また、面接についてのアドバイスや、退職手続きの進め方なども丁寧に教えて頂きました。
転職活動を始めた頃は、希望職種での転職はほぼ不可能なのかと考えていたので、内定の連絡を受けた時は、嬉しさのあまり震え上がりました。婚約者も本当に喜んでくれました。

転職活動の際に心がけた事

以下、私が転職活動をした際に特に心がけた事です。当たり前の事かもしれませんが、どれも気を抜けない事だと思います。

1. 職務経歴書・履歴書の作製
見た目も良く、内容も分かり易く、過不足無く自分をアピールできるような内容にするよう心がけました。転職の場合は書類選考が大きなウェイトを占めていると思いますので非常に大事です。また、この作製をしっかりする事で、自己分析や、面接の対策にも繋がります。私は、自分で作製した後に、婚約者など第三者に見せて添削してもらったりもしました。

2. 面接対策
なぜこの企業なのか。何がしたいのか。何が出来るのか。など一般的な内容から、技術的な深い内容まで、事前にしっかり対策しました。一度声に出すことで、頭を整理させました。また、特に気を付けたのが、いかに面接官に気に入られるようにするかです。会話の内容、見た目、第一印象など、面接はとにかく面接官に気に入られれば勝ちだと思います。面接時の空気をしっかり読み、その時々で臨機応変に対応していく事が大事かと思います。

3. 妥協した企業選びをしない
実は、私は学生時代の就職活動は、結構適当に済ませてしまいました。ある程度は名の通っている企業だし、学生時代の研究分野に近いし。といった程度であっさり決めてしまいました。それが全ての間違いでした。結局、入社してから会社に流され続け、やりたい事は何一つ出来ず、転職をする事となりました。本当にやりたい内容の仕事があるのか、一生続けてもいいと思える会社なのかなど、きちんと企業研究は行うべきで、覚悟を持って入社するべきです。場合にもよりけりですが、基本的に転職は、しないに越した事は無いと思いますし、転職活動をするのは、非常にエネルギーが必要です。特に私は、結婚も控えている事から、最初で最後の転職だと心に決めて、長期戦覚悟で、後々に後悔しないような企業選びをするよう心がけました。

4. ポジティブシンキングを心がける
転職活動をしている最中は、些細な事柄で悩んだり、上手く行かなくて落ち込んだりする事がいっぱいあると思いますが、そういった時にネガティブな考えに陥るのは損だと思います。全てはその先の成功のためにあるのだと自分に言い聞かせて、常にモチベーションを上げるように心がけました。本当は、自分は性格上、物事を悲観的に捉えがちなのですが、婚約者や知り合いによく相談し、話す事によって気分転換し、気持ちの切り替えを行いました。なるべく一人だけで考え込むのではなく、信頼できる人に相談するなどして、発散できれば良いと思います。

最後に

最後になりましたが、今回の転職活動にあたって、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの岩川さんには大変お世話になりました。親身になってご対応頂き、本当に感謝しております。また、私の転職に理解し、納得して頂いた婚約者(現在は妻となりました)と両親、相談に乗って頂いた友人にも、心から感謝致します。本当にありがとうございました。

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