予想していなかった2度目の転職

予想していなかった2度目の転職

No.427
  • 現職

    東証一部上場 人材派遣会社  人事部門管理職

  • 前職

    東証一部上場 情報サービス業  人事部門管理職

大西 正 氏 39歳 / 男性

学歴:私立大学 法学部卒

転職活動の経緯

今回の転職活動は2度目の転職となりました。1度目は約10年前になります。
転職を考える際には、色々な事情があるかと思いますが、私の場合は以下の通りでした。

1度目: 経験を活かしてキャリアアップするための転職
2度目: 在籍している会社の環境変化(業績悪化や資本構成の変更など)による転職

1度目の転職をした後にやりがいを感じ、自分としてはもう転職活動をすることはないと思っていたので、今回の2度目の転職は『考えていなかった転職』というものでした。

現在の景気情勢などを踏まえると、誰にでも転職を考えざるを得ない状況は、いつ起こってもおかしくないことなのかも知れません。

(株)エリートネットワーク様との出会い

転職について、インターネットであれこれ検索していた時にふと目にとまったのが、(株)エリートネットワーク様との出会いでした。今回お世話になり、ご担当頂きました今沢様には初めてお会いした際に、これまでの経歴は勿論、私の職業観や志向、今回の転職で実現したいこと、更にキャラクターや性格まで、じっくりと面談をして頂きました。

そして、それらを踏まえた上での応募先企業の業界との相性及び各個別企業の社風との相性を熟考した案件をご紹介頂いたと実感しております。
また、選考中は都度迅速なご連絡があり、多大なサポートを頂きました。

こういったきめ細かい対応が他社との絶対的な違いであり、今回の転職が思った以上の形で決定した大きな要因であったと感じており、転職カウンセラーの今沢様並びに(株)エリートネットワーク様の各ご担当者様には非常に感謝しております。

自分と応募先企業との相性をしっかり見極めて案件紹介をして頂けることほど転職者にとって心強いものはないと思います。
つくづく信頼出来るエージェントのご担当者様と出会うことは、転職活動における最も重要なことの1つだと思います。

転職活動の過ごし方

転職前に前職は退職していましたが、運良く私の転職活動期間はで数カ月程度で終了となりました。実質的な期間は2ヵ月弱でしたが、特に生活の時間帯のリズムを会社に勤めていた時と変えないように努めていました。離職中は何もしなければ1日はあっという間に過ぎてしまいますので、生活のリズムに緊張感を持つことも大切だと思います。
私はなるべく内に籠らないように以下の通り行動別に場所を選んで過ごしていました。


◆勉強や企業研究は図書館

図書館と言っても綺麗で静かな所とそうでない所があるので、場所が少し遠くとも良い環境の所へ行った方が良いと思います。お勧めは国立国会図書館の第二閲覧室です。ノートPCも持ち込み可能ですし、何より個別のデスクが広くて部屋のレイアウトもセミナー形式のデスク配置なので、かなり集中することができます。


◆読書(ビジネス書)などはカフェ

オフィス街のカフェがお勧めです。出勤時間帯前のビジネスマンが多い場所では、読書をしている方が多く、意外と刺激を受けました。一方、インターネットカフェは、環境もいる人もビジネス感覚がほとんどないところが多いので、転職活動の生活リズムを作る場所としてはお勧めできません。


◆運動はジム

適度に肉体を疲れさせることも精神的なリラックスに繋がるような気がしてジムに通っていました。特にスポーツにこだわる必要はありませんが、自分の趣味の時間なども定期的に持つことは、精神的にも肉体的にもリフレッシュ出来るので転職活動中でも有意義だと思います。


◆休養は自宅

メール確認やインターネットの調べ物などの最低限のことは自宅でも行いましたが、基本的に転職活動に繋がることは外で済ませているという感覚を持つことで、自宅にいる時は割り切って休養していました。割り切って考えることで、テレビを見たりや音楽を聴いたりしてのんびりしても気分的にダラダラするということはありませんでした。

最後に(転職活動で感じたこと)

上記の過ごし方以外に今回の転職活動で感じたことを以下に列挙してみました。何か1つでもご覧になられている方々のご参考になれば幸いです。



◆応募先の範囲を限定的にし過ぎない。

自分自身の志向は固めておく必要があるかと思いますが、応募先については、企業名や求人要項(担当業務や職位など)の書類だけで限定的にし過ぎない方が良いと思います。機会は可能な限り有効に捉えるべきですし、実際に応募先企業で働く方の生の声を聞くことはとても大切だと思います。自分の目で見て違うと思えば辞退することも出来るのですから。


◆選考結果がNGでも落ち込まない。

決まらなかった企業はシンプルに自分に合わなかったか、縁がなかったと考える方が良いと思います。また、1次面接で好印象だった企業なのに、最終面接でこちらから全く応募意思がなくなったことなどもありました。(最終面接官であったトップの方の考え方が受け入れられませんでした)自分からお断りすることも転職活動中にはあると思っていて良いと思います。
但し、面接で自分として上手く伝えられなかった点は、次に活かすために謙虚に振り返ることが必要だと思います。


◆適性検査、能力検査(SPI等)の筆記試験の対策も出来る時にやっておく。

30代半ばを過ぎて正直、能力検査??と思うこともありましたが、1つの越えなくてはならない関門と割り切りました。(こういうところでチャンスを失ってはもったいないです)
SPI等の対策は集中的に1週間位勉強すればかなり頭が慣れてくると思います。応募先企業から実施の指定があるよりも先に準備しておいた方が良いでしょう。


◆精神的な支えを持っておく。

転職に対する理解者(特に家族)がいることは大きな精神的な支えになると思うので、とても大切です。自分の転職に際しての考え方などもきちんと伝えておいた方が良いと思います。また、金銭的な面で不安を抱かないで済むだけの貯えも必要かと思います。逆を言えば、転職用の貯えなどというものは多くの場合にはないと思いますので、離職後に転職活動をされる方は費用面から見た転職活動期間の目安というのも考えておいた方が良いと思います。

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