正社員で、幅広い仕事ができる「秘書」を探して

正社員で、幅広い仕事ができる「秘書」を探して

No.442
  • 現職

    一部上場インターネットサービス企業  社長秘書

  • 前職

    日系大手渉外法律事務所  秘書 → 外資系渉外法律事務  欧米人付き秘書

高田 愛子 氏 33歳 / 女性

学歴:東京女子大学 現代文化学部 言語文化学科 卒

日系大手渉外法律事務所に約9年勤務した後、フランスへの語学留学(約1年半)を経て、アメリカ系渉外法律事務所に2年半勤務していました。日系法律事務所では弁護士秘書だけではなく、大学生の新卒採用や新人研修等の仕事にも携わらせてもらい、忙しいながらも充実したものでした。そのイメージがあったまま、留学から帰国後、外資法律事務所に勤務したのですが、いわゆる「秘書」のイメージのままの仕事(スケジュール管理、書類整理等)だけで、上司が外国人で仕事を英語でやるという以外は特に発展性のあるものではなく、ただお給料がいいという理由だけで惰性で仕事をしている毎日でした。
そんな中、リーマンショック以降目に見えて事務所の仕事量が減り、弁護士や所員のモチベーションも落ちていく中、このまま一日の大半をダラダラと過ごすのはもったいないと思い、転職することを決意しました。

夏の終わり頃に(株)エリートネットワークさんを含め人材紹介会社3社に登録しました。他2社は大手人材紹介会社と外資専門人材紹介会社だったのですが、「法律事務所でしか働いていないから、事業会社は難しい。」や「景気が悪いので派遣じゃないと難しい。」と言われてしまい、実際紹介される求人案件も外資系法律事務所(外国人付の秘書)ばかりでした。そんな中、(株)エリートネットワークさんだけは私のキャリアや希望職種・年収等を丁寧に聞いて頂き、実際紹介して頂いた会社もその希望に沿ったもので「信頼できる!」と思いました。

最初は前職にいたまま活動を開始したので、「落ちても働いているし、まあいいや」と非常に安易な気持ちだったため、書類は通っても面接で見透かされていたのか、あっさり落ちてしまうことが続きました。自分でもこんな感じで転職活動していてもダメだろうなと思ったのと、信頼のできる上司がアメリカに帰国してしまった事もあり、思い切って10月に退職しました。

11月は海外でのんびりしていたため、実際ちゃんと活動をし始めたのは12月半ばからです。最初は、(株)エリートネットワークさんや他社エージェントで紹介される会社を、来る者拒まず的に書類が通ったものはすべて面接を受けていました。就職面接を色々受けるのは大学生の時以来で、先入観なく色々な会社を見るのもいいチャンスかなと思ったからです。
面接を受けて行くなかで、大手渉外法律事務所でしか経験がないため、「どうして法律事務所ではなく、普通の会社がいいのか?」「何でこの不景気の中退職したのか?」という質問は必ずされました。
退職した理由については、景気の後退により仕事の絶対量が減ったため業務時間中にネットサーフィンをしたりダラダラ過ごしていても時間がもったいないというもので、これについては面接官にも容易に理解して頂いたのですが、「法律事務所で働きたくない理由」については、「もっと外の世界を見てみたい」という理由だけでは伝わりません。私は、「外資の秘書だといわゆる『秘書』業務だけでそれ以上の仕事がさせてもらえなかったので、日系渉外事務所で働いていた時のように人事採用や新人教育など秘書以外の仕事にも携わっていきたいし、やったことのないことにもチャレンジしてみたい。」ということを伝えました。あとはその会社との相性がポイントだなあというのが色々な面接を受けていた中での実感です。

内定が出た会社ですが、お正月明けすぐに転職カウンセラーの山崎様からご連絡があり、「求人にはまだ出ていないのだけれど、○○社が社長秘書を探しているそうなので受けてみませんか?」というもので、興味のある分野の会社だったというのもあり、そのまま翌日に一次面接をすることになりました。担当の山崎様から、私の第一印象が落ち着いて見え、おとなしそうな印象を与えてしまうので、面接ではもう少し快活に話した方がいいという率直なアドバイスも頂いていたので、その点は注意し、面接を受けました。
面接では社長自らが面接官で、上記に述べた質問ももちろんあったのですが、ほとんどが雑談で終わり、自分との相性を見ているのかなあと思いました。
約一週間後に正式に内定を頂き、秘書職だけではなく他業務にも携わることができること、興味のある分野の会社であること、あとは面接官だった社長を始め、人事の方々、廊下などですれ違った社員の方達の雰囲気が良かった(一日の大半を過ごすので意外と大事だと思います)ので決めました。

実質約1ヶ月ちょっとの就職活動でしたが、この不景気の中30代半ばで正社員での採用が決まったのは自分でも驚きました。(株)エリートネットワークさんの求人紹介能力(特に私が今回決まった会社は新年の挨拶回りで出た話からというものだったので)と、担当して頂いた転職カウンセラーの山崎様の率直なアドバイスや叱咤激励のお陰だと思っています。この場をお借りしてお礼申し上げます。本当にありがとうございました!

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