メガバンクからベンチャー企業の法人営業職への転職

No.447
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    メガバンク  総合職

辻原 基人 氏 24歳 / 男性

学歴:立命館大学 経営学部 経営学科 卒

高校を卒業する迄は漠然とした人生観でした。帰宅部で且つ、内向的で、成り行き任せで行動して来ました。大学に進学した際に、このままだと人に言われるままの生き方になるなと考えて、今迄の消極的な自分を変えてお金回りに詳しくなって将来的に独立したいという気持ちが出てきました。たまたま講演会に参加する機会があり、人間は自分で想像した事しか出来ないから、無理だと言われて限界を決めた時点で全ては頓挫する。自らの限界を自分で決めつけてしまわずに、なんとしてもやろうと思う気持ちがあれば大抵の事はできると聞き、主体性の大切さを学び積極的に動こうと更に感じました。

その時期に友人からの誘いで、在学中にベンチャー企業主催のビジネスプランを作る機会があり、新しい商売の形態を作って行きたいという気持ちは高くなってきました。ただ、そうはいったものの新卒の就職活動では、どの企業に入社するべきなのかを絞り切れなかったことと、いきなりベンチャー企業に飛び込む覚悟も無かったので、お金回りを学ぶことができ、多業種の企業を見ることができ、且つ若い年齢から経営者や財務部長等と接する機会が多い業界、金融機関を志望しました。

幸いにも都市銀行から内定を頂くことができ、実際に入行してみると、周りの人たちのレベルの高さや地頭の良さには驚かされました。東大、京大や早稲田、慶応出身者がごろごろといて、研修も詰め込みで寝る時間がほぼ取れないほどの競争社会でした。平日は朝一番で出社し、夜のお酒の付き合いで愚痴を言われる日々、土日は土日で社内外の付き合いや、資格勉強等で時間は消えて行きました。毎日の業務に必死で、あっという間に時間は過ぎていきました。

2年弱時間が過ぎた頃、モチベーションが上がらない事に気付きました。理由は業務以外の付き合いが非常に多かった事に加え、意見が言えない絶対服従的な上下関係。商売柄仕方ないのですが、性悪説でまず社員から疑う文化、減点主義での評価の社風には、正直どうしても合いませんでした。仕事内容としてはお金回りの事を学べた他、経営者の方とも接する機会が多く勉強になりました。ただ、横を見た時に出世したいと考える同期がいる中で、自分は何の為に会社に居るのかがよく分からなくなりました。トラブルや問題無く行動さえしていれば、比較的保守的な業界で安定はしているのですが、このままでは組織に依存する人間に成り下がってしまうと思えた事と、上記のような理由から退職を決意しました。

しかし、次に働く会社を決めていなかった事もあって、周りの家族や会社の同僚からは、根性が無いよね、いい条件の銀行を辞めるなんて頭がおかしいとか、不況なのにこれからどうするの?等、色々言われました。当初は、なんとかなると思っていましたが、現実は甘くありませんでした。社会人経験は2年未満ですので、カテゴリーは第二新卒です。第二新卒のマーケットは、新卒と中途のちょうどスキマのスキマ、全体のパイの5%に満たない+今は不況なのでよりきつい状況でした。

複数の転職エージェントを通して転職活動は行っていたのですが、2009年の新卒時とは状況が全く異なり、書類落ちがデフォルトでした。面接に行っても、二次面接迄は進めたものの退職理由の点でなぜ3年以内に辞めたの? 実績は? と聞かれると、うまく返答出来ずに、次に続かない状況が続きました。エージェントの方は、頑張って下さい!と会社を紹介するだけの業者が多かったです。

そんな中で気になる仕事があり、(株)エリートネットワークに登録した所、転職カウンセラーの廣重様が担当して下さりました。転職の経緯と状況を説明した所、何の為に転職するのかもう一度考えた方が良いと言われました。実際の所、状況が状況で受かればどこでもいいという心境に正直なっていましたし、会社の条件等もあまり考えなくなっていました。そんな気持ちで転職したらまたミスマッチが起こるから、もう一度真剣に考え直した方が良いという風に言われました。

実際の所、条件等はその頃には気にせずに受けまくっていた状態だったのですが、連戦連敗でした。廣重さんに出会う迄は3ヶ月に7社面接に行ったのですが、廣重さんにお会いしてからは僅か1ヶ月に10社程面接を受ける機会を頂きました。他社のエージェントさんと比較した際に、各企業様に猛烈にプッシュして頂いた事もあるとは思うのですが、多分書類通過しないだろうといった企業にも面接に行く機会も頂くことが出来ました。他社エージェントさんとは異なり、廣重さんは面接の度に各企業の特徴等の助言を頂いたことや、仕事に対しての考え等を教えて頂きました。うまく行かないと悩んでいた時に廣重さんから助言を頂いていて考えさせられた事は、客観的事実(3年以内に会社を辞めていることと、突出した実績が無い)を変えられないのであれば、企業研究と自己分析を本気でやるという事でした。社会人経験2〜3年の第二新卒では、そこ迄スペックに差は無いので、差を付けるのなら事前に企業のことをどれだけ一生懸命調べて来ているかその1点にこだわりました。

漠然としていたのですが、原点回帰をしたところ自分自身で自分の人生を決めて行きたいという意識が明確になり、その手段の一つとして自ら会社を作るためには、まず営業力を身に付けたいという考えに至りました。転職活動の軸を、営業を極める事に定めたことや、事前に企業の経営方針やIR、経営課題等を研究した上で、自分の考えと擦り合せをして面接に臨むようにした所、面接の通過率も改善し、お陰で無事内定を頂く事が出来ました。

次の仕事では、自分自身の為にも成果を挙げられるよう必死で仕事に打ち込みます。最後の最後になりますが、(株)エリートネットワーク、そして、ご担当頂きました転職カウンセラーの廣重様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。

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