メーカーの経理、金融への憧れを断ちメーカーの経理へ

「ガキくさい、言っていることが学生っぽい」
開口の一言がかなり強烈だったことが、今でも印象に残っています。
(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの高橋様とお会いしたのは、いくつものエージェントに訪問し、会社にも何社か応募した後でした。当時私は、証券アナリストへの転職を希望しておりました。しかし、昨今のリーマン・ショックの影響により、金融関連職種の求人は非常に限られており、未経験での採用など皆無に等しい状況でした。どこも門前払いでしたが、それでも諦め切れず、資格や語学の勉強に励み、何とかして自分のやりたいことを実現するのだと必死にあがいていました。
転職の動機を尋ねられ、私は当然のごとく自分の興味のあることややりたいことを述べました。「では、自分の希望通りの仕事ができなければ本気で取り組まないのですか。」
この言葉が、一番しっくりときたのを覚えております。自分が間違っていたということに。勿論、仕事である以上責任を持って、自分の仕事は最後までやり遂げてきましたが、今まで興味を持ってより深く掘り下げようとしてこなかったことに気付かされました。「自分が何に興味があって、どういう事がしたいとか言っていますが、今の仕事に身入っているのですか？」次々と質問を投げかけられ、正にその通りだなとここにきてやっと気付きました。

正直申し上げますと、二年近く転職活動をやってきて、自分のやりたいことを追い求めてきましたが、感づき始めていたことがありました。「自分のやりたいこと」を実現するために会社があるのではないと、会社は即戦力となる人材、会社に貢献できる人間を欲しているという現実を思い知らされました。だから、今までうまくいかなかったのだ。つまり、自分本位になり過ぎて、企業側が求めているものを完全に見落としていました。
「よし、やれることは全てやった。これだけやれば後になって、後悔はしない。いい加減現実と向き合って、自分ができることを伸ばしていき、できることを好きになろう。」そう思い、自分が今まで追い求めていたものを断念する決意がつきました。そして、今まで歩んできた経理・財務職でキャリアを積む決心がつきました。

勿論その場合、今の会社でキャリアを積む選択肢もあったと思います。しかし、私はやるなら今の会社よりも規模が大きく、グローバルに展開しており、世界の企業と勝負ができる企業で活躍しようと思いました。そして、「今動かずしていつ動く、まだもう少し経験を積んでからなんて言っていたら、いつまで経っても変わらない」そう思い転職する決意は固まっていました。そうして、自分が今まで積んできた経験や今後伸ばせそうな能力、今後どうなっていきたいのかを洗い直し、次の会社で生かせる自分の強みをはっきりとさせました。(株)エリートネットワーク様から、私の希望に沿った企業をご紹介頂き、早速応募致しました。

今まで何社と応募し、一度も面接まで漕ぎつけたことがなかったのですが、気持ちを改め現実と向き合った御陰で、初めて面接にお呼び頂くことができました。また、面接前日には面接を受けるにあたって高橋様よりご助言を頂き、落ち着いて臨むことができました。「堂々と自信を持って臨んで下さい。」と頂いたお言葉は、あの時の私には大変有難かったことを今でも鮮明に覚えています。

そうして、一次面接、二次面接と合格し、晴れて内定を頂き転職することができました。今まで一歩も前進することがなかった転職活動が、(株)エリートネットワーク様よりご紹介頂いた一社目にして、内定を頂くことができました。
それも、転職カウンセラーの高橋様から厳しいお言葉を掛けて頂いた御陰だと思っております。あの時背中を押して頂いた御陰で、覚悟を決めることができました。そのことが、今回転職することができた主な要因だと思っております。また、入社にあたって悩むことがあり、日曜の夜にも拘らず、相談に乗って頂いたことありました。その他、内定先の企業とのさまざまなやり取りに際しても、常に迅速にご対応頂き本当に助かりました。

仕事を何年かしていると、節目で転職しようか今の会社に留まろうか迷うことがあるかと思われます。私の場合は、以前の会社に留まることで「このままで良いのだろうか」というモヤモヤ感を払拭することはできなかったと思われます。勿論以前の会社よりグローバルに活躍している企業に転職できたからといって、私の生活や仕事が180度変わるとは思っておりません。引き続き、仕事を一つ一つ地道にやっていくことが、自分のキャリアを積み重ねていくことになるかと思います。しかし、将来経験を積み責任ある立場として、仕事をするならばより規模の大きい会社の方が面白いことができるのではないかと期待し、転職することにしました。

転職に限らず、自分のキャリアなど悩みを持っておられる方もいらっしゃるかと思われますが、一度(株)エリートネットワーク様にご相談されることを私はお勧め致します。私自身も、自分のキャリアについて悩み、自分が何を求めどうなりたいのか試行錯誤し、他のエージェントにも足を運び相談もしました。しかし、一番これだと思える現実的な最適解を示して頂いたのは、(株)エリートネットワーク高橋様だと思っております。(株)エリートネットワーク様が、他のエージェントと違うと感じたところは、担当の方が業界について幅広く精通しているところ、ざっくばらんな話しをして頂けるところ、そして上記記載致しました通り何より献身且つ親身な対応に尽きると思います。他のエージェントでは、参考になる意見も頂いたところもあったのですが、応募者の希望を聞いて、それに合った求人案件をとりあえず持ってきてという対応が多かったように思えました。

更に、私の場合昨今の景気状況により、希望に近い職種をご紹介頂くということのみで、景気の回復を待ちましょうといった案内でした。そんな中、高橋様はカウンセリングの中で私の適性やそれに見合った業界を示して下さり、いい加減目を覚まし現実と向き合いなさいと諭して下さりました。勿論、全くの未経験の業界、業種に挑戦することを否定している訳ではありません。後悔のない人生を送ることが、当人にとって一番重要な事だと思います。現実として、企業は経験者を採用する方が離職リスク少ないと考えますし、応募者も経験のある職種の方が、思っていたものと違っていたというリスクが低くなると思います。もし、やりたいことがあるなら、後悔のないようやれることは全てやり尽くすことが一番大切かと思われます。その過程で、(株)エリートネットワーク様を利用されるのも一つの手だと思われます。視野が拡がり、新たな選択肢が発見できるなどの解決策の糸口をご提案頂けるかと思います。

私の場合、投資ビジネスに興味がありそれに関わる仕事がしたいと考えておりましたが、
「やった事もないのに、どうしてやりたいと思うのですか。」 「そう思うのなら、なぜ今の会社を選んだのですか。」 と高橋様より、質問を受け書籍等を読んだり調べたりする内にそうした業界に興味を持ちましたと回答しましたが、今思えば動機として全く弱く、甘いと痛感致しました。やはり、今就いている職種を離れ全く新しいキャリアを歩むには、もっと誰もが納得のできる動機が必要だと思いました。そうでないと、選択を誤ったと結局後悔するのは自分自身だと。更に、そうした業界について、対話を重ねていく内に、一つ大きな事に気づきました。それは、投資ビジネスというものが、出資後のビジネスに携わるという観点では活躍できる場が限られているのではないかということです。そして、会社をどう動かしていくのかということにも興味が湧いてきたということです。勿論、今は社会人経験が短く、経理・財務部門での短い経験しかないため、そのような仕事に関われたとしても、何十年も先の事になると思われます。しかし、新たに目標を定めることができ、そのためにも今の仕事に全力を尽くして頑張ろうと気持を新たにすることができました。

転職を考えておられる方には、さまざまな動機があると思われますし、本気度も異なるかと思われます。私のまわりでは私を含め、社会人経験が短い方ですと、今の仕事とは違って他にやりたい事があるという方は、多いように思われます。やりたい仕事があるという事は、本当に素晴らしい事だと今でも私は思っています。ただし、やりたい仕事ではないから本気で取り組めないということならば、やりたい仕事に就けたとしても結果を出せないかもしれません。やりたい仕事の中にも、嫌な事もあると思うからです。会社から給料をもらって仕事をしている以上、これは自分のやりたい事ではないと拒否することはできないはずです。どうせやるなら、次でも活かせる仕事のやり方を身につけよう、会社辞めてからでも付き合っていけるような人のつながりを作ろうといった具合で、開き直って仕事に取り組むのも一つの選択肢だと思います。

また、どうしても今の会社にいると、将来自分の夢を実現できそうにない、どうせ転職するなら色々と制約のない若い内にということで、思い切って転職してみるのも一つの選択肢だと思います。一番大切なのは、自分の気持ち次第だと思いますが、やはり新卒の時とは違い、何にでもなれるかと言うと、難しいかと思われます。今までの経験や自分の適性を改めて見つめ直し、エージェントや知人など、いろんな方とお話をしていく過程で、新たに見えてくるものもあるかと思います。今まで自分のやりたいと思っていた事が、その業界の人から直接話を聞くと、イメージしていたものと異なっていたり、今まで興味がなかったものが面白く見えたり、他にもやりたいと思える仕事が増えたり、違った角度から見ることで今の自分の仕事に意義を見出し本気になれることもあるかもしれません。仕事に限ったことではありませんが、是非後悔のない人生を送って下さい。