上場ネット広告会社の社内SEから、研修・教育コンサルへ

上場ネット広告会社の社内SEから、研修・教育コンサルへ

No.459
  • 現職

    研修・教育コンサルティング会社 組織コンサルタント

  • 前職

    ジャスダック上場 広告代理店 社内システムプロジェクトリーダー

横井 周子 氏 29歳 / 女性

学歴:横浜国立大学 教育人間科学部 学校教育課程 卒

30代目前でのキャリアチェンジ

転職活動にあたり、皆さんが(株)エリートネットワークさん(以下エリートさんとします)をはじめとした人材紹介会社を利用される目的は何でしょうか。
私は2点ありました。1点目は 「案件を多く得ること」 、2点目は 「自分だけでは気付かない自分の特性や意外な企業を知るきっかけ」 です。
1点目を達成させるために大手の紹介会社にまずは登録しましたが、2点目の部分に、担当者の方とのやり取りで少し物足りなさを感じ、ネットを通じて知ったエリートさんに登録しました。

前提として、私は現在29歳。しかも今回全くの異業種・異業界への転職を希望。会社を完全に辞めて退路を断っての転職活動。傍から見るとかなり思い切った状況ではありましたが、結果的に良いご縁に恵まれました。
ここに至るまで色々な経緯・理由がありましたが、その過程の一端をご紹介する中で少しでも今後転職活動をされる皆さんの参考になれば幸いです。

転職理由

そもそも私が転職を決意するに至った理由は大きく2つありました。1つ目が、前職でのリーダー職の経験を通して、より人の成長にかかわる仕事を生涯続けていきたいと思ったことです。
前職の広告代理店は広告事業を通して 「クライアント」 の成長をメインに考える業界でしたので、人材業界や教育業界といった、 「人」 に焦点を当てた業界へのチェンジが必須だなと考えました。

2つ目が、30代を目前に控え、プライベートも踏まえた今後の自分のキャリアを考えた時、転職してキャリアチェンジを図るなら今がラストチャンスだろうと考えたこと、でした。
前職は700名規模の企業に成長したとはいえ、ベンチャーマインドの残る業務量的にハードな会社でしたので、特に女性では、プライベートの時間をもう少し充実させるため、事務職など定時帰りできる仕事に転職するため離職する人が多いのが現状でした。

仕事に対する考え方は人それぞれですし、勿論その選択で幸せになれれば問題ないと思っていますが、自分は 「あと数年間は、業務量がハードだとしても、頑張ってスキルを磨いて5年後、10年後に仕事とプライベートをある程度自分の裁量でコントロールしていけるような働き方がしたい」 と思いました。

働き続けながらの転職活動では中途半端になる気がしたので、思い切って退職を決めてから転職活動はスタートすることにしました。次が決まるのか・・・・・? という不安は勿論ありましたが (周囲にもかなり言われました) 、最終的には 「正社員がすぐに見つからなくてもバイトでお金を稼げばいいし、沢山ある企業の中で自分に合う企業は絶対ある!」 という楽観主義で決意しました。

転職活動

大手の紹介会社を通じた案件も含めて書類選考を受けたのは全部で8社、そのうち書類選考が通ったのは6社でした。この年齢で書類選考の通過率は良かった方なのではと思っていますが、元々教育学部出身で教員免許を持っていたため、その点で人の成長に関わりたいという転職理由と今までの経歴に一貫性があると判断してもらえたように思います。ただし、落ちた2社はいずれも 「第二新卒が欲しいので」 という理由でしたので、年齢に対する線引きもリアルに実感しました。

面接が進む中で意識して気をつけていたことは、大きく2つです。
まず、 「自分に妥協しないこと」 。やはり自分を良く見せたくなって、例えば 「土日祝日の出社は可能ですか?」 と質問された場合、私は必ずその質問の背景を聞いてから答えるようにしていました。現状の業務量ではやむを得ず休日出社の場合もある、という理由であれば 「可能です、ただしそれが常態化しないよう随時改善していきたいです」 といったように自分の意見を伝えるよう心がけました。

そういった部分での会社の方針と自分の意志に相違があると、入社した後結局ミスマッチが起きて、お互いに不幸な結果になってしまうと思ったからです。
また、1日の1/3以上を過ごす場所ですし、給与や休み等の面だけでなく会社の方針、雰囲気等の相性を大事にするよう心がけました。

もう1つは、 「面接を楽しむこと」 です。
面接官の方との時間は、一期一会の大切なご縁ですし、その人がどんな人なのか、大事に感じていることは何なのか等面接前にどんな人なのか予想しながら質問を沢山準備して面接に臨むよう心がけていました。

圧迫面接のような場合も何度かありましたが、 「打たれ強さを見ようとしてくれてるんだな」 とポジティブに捉え接していると、意外にその後仕事に対する本音の意見を話してくれたり (結局この面接は落ちましたが・・・) 、どの面接官の方もとても魅力的で勉強になる貴重な時間でした。
面接の上達のコツという意味でも、数を多く経験することでコミュニケーションがより自然になりますし、沢山数をこなすのは非常に大事だと思います。

決め手

面接を受ける中で、何故今回内定を頂いた会社(以後A社とします)に決めたかというと、A社に出会った後から 「自分をもっと成長させたい。もっと勉強したい。」 という欲が出てきたことが一番の要因です。
わずか社員が3名(!)という会社ですが、1人1人がプロフェッショナルで各自、自分の名前でお仕事を貰える働き方をしていて、まさに私が将来描いている働き方を体現している訳です。この企業規模でそういった方から直接学んだりスキルを盗んだりすれば、最短で自分の目標が実現できるだろうと思いました。

そして、A社は最終面接は5つ程課題が与えられ、各5項目5分程度で社長にプレゼンテーションをするというものだったのですが、計25分のプレゼンに対して全部で4時間に渡り細かく適切にフィードバックをして下さり、社員を 「人」 として大事にできる会社でこそ、自分のやりたい 「人」 の成長にかかわる仕事ができるのでは、と思いました。

A社自体は、現在メインで戦略コンサルティングや企業研修講師を行う会社ですが、新しい事業を自分で作り出すことも可能な環境です。
どんな事業を産み出せるか、わくわくしながら仕事を楽しんでいきたいと思います。

最後に

エリート (転職カウンセラーの渡部さんにお世話になりました) さんで良かった点は、きっかけを幅広く的確に提供して下さった所です。

最初のカウンセリングでは、履歴書の中身より、会話の中から私の働く上での大事にしたいポイントを的確に見出し、マッチング先をご紹介してくれたり、他社を通しての面接についても 「その企業さんは横井さんの○○の部分と、とても合っていると思いますので、いいと思いますよ!頑張って下さい。」 とフェアにアドバイスして下さり、本当の意味でプロのコンサルタントの方だなと感じました。

余談ですが、A社からの内定後、手帳に対するアドバイスをもらったのですが、渡部さんはおすすめの手帳そのものではなく、手帳によるスケジュール管理に関する書籍を紹介してくれました。転職そのものにも言えることですが、選択する場においてその選択を誰かに強要されてしまうと、失敗した時に人は誰かのせいにしがちではないでしょうか。

渡部さんのような接し方をして下さると、自分の選択に責任が持てますし、自分で選んだことなので後悔することもありません。
その意味でも、渡部さんといういいご縁に恵まれたことを非常に感謝しています。ありがとうございました。

就職後も、一歩一歩成長できるよう日々の努力を怠らずがんばります!

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