老舗VCから投資先企業のCFOを経て、企業再生コンサルへ

老舗VCから投資先企業のCFOを経て、企業再生コンサルへ

No.476
  • 現職

    経営コンサルティングファーム 事業再生・再編コンサルタント

  • 前職

    上場ベンチャーキャピタル インベストメントオフィサー ⇒ 投資先企業 取締役CFO

青木 慎一 氏 35歳 / 男性

学歴:早稲田大学 理工学部 環境資源工学科学 卒業
早稲田大学大学院 理工学研究科 環境資源及材料理工学専攻 修了

1. 転職の理由

投資ファンドから企業再生を目的に、投資先企業に移籍を致しました。この会社ではCFO業務を中心に、新規事業の立ち上げ等を行い、企業経営の全般を経験しました。失敗、成功、『一言で言うと事実は小説より奇なり』という言葉を体感できた仕事でした。任期満了に伴い、ターンアラウンドという仕事を自分の専門分野にしたいという欲求が強くなり、転職を決意しました。

2. 転職活動を行うに当たり、重視したこと

学生時代の就職活動はまともにやっておらず、今回が人生初めての就職活動となりました。敵を知り、己を知り、戦略、戦術、それに向けた準備、PDCAサイクルをきっちり回すこと。会社の経営も就職活動も一緒ですね。まず、私が重視したことは就職活動の全体像を理解することでした。つまり、多くの人材紹介会社に足を運び、マーケットの状況、自分の強み弱み、人材紹介会社の特徴の把握です。ここにかなりの時間を使いました。

(株)エリートネットワークさんにも3回足を運び、色いろと教えて頂きました。結論として、紹介会社の能力が転職活動に大きな影響を与えるという仮説を持つことができました。つまり、どれだけの案件を持っているか?また、クライアントとのコネクションが如何に強いか?等が、結果として書類選考の通り易さ等に影響してくると考えました。

次は、人材紹介会社の選択です。ご担当頂きました杉本様の熱意に惹かれ、(株)エリートネットワークさんを軸に、合計3社の紹介会社を使わせて頂き、書類選考、面接の度に、結果のフィードバックを頂きました。面接で聞かれることも、複数社を受けていれば、傾向と対策が立てられるようになります。面接の度に、ノートに質問事項と回答内容、相手の表情などを記載して、感触をつかむようにしていました。
結果として、志望していた業界にて複数社から内定を頂くことができました。

3. 転職を考える方に

当たり前のことを言うようかもしれませんが、以下の点が重要だと感じています。
[1] やりたいことが明確であること
明確でないと志望動機も曖昧で、面接もうまくいきません。
[2] 自分の軸が決まっていること
給与・やりたいこと・私生活等、優先順位が明確であること。入社した後に後悔しないためですね。
[3] ネガティブ転職ではないこと
前の仕事が嫌で辞めた人間を喜んで採る会社はあまりないでしょう。それよりも、結果を出し、キャリアアップを目指す人間の方が評価されるように感じました。
[4] セカンドオピニオン、メンターを持つこと
未知の領域で、短期間で結果を出すためには、その道のプロに相談しながら進めることが重要だと思います。これをメンターというのでしょうか。今回の転職活動においては、人材紹介会社に勤めている学生時代の友人にお願いしました。自分の面接の質問内容、結果を相談して、アドバイスをもらいました。

4.最後に

今回の転職活動を始める際に、実家が震災で被災し、思うように活動できない日々が続きました。正直、転職活動をペンディングすることも考えましたが、やり切ることにより、今以上に自分が成長できると考え、転職活動を続けました。悪いことの後には、良いことがあるものです。これから転職をお考えの方も是非前向きに進めて頂きたいと思います。

この転職者を担当したカウンセラーに
転職相談したい

この記事をご覧になったあなたに

転職情報

関連する転職体験記

転職体験記を絞り込み検索 全ての記事一覧は
こちら