コンサルティング会社から、事業会社の事業開発担当へ

コンサルティング会社から、事業会社の事業開発担当へ

No.493
  • 現職

    ベンチャー企業 事業開発担当

  • 前職

    ベンチャー企業 取締役 →
    金融コンサルティング会社 法人営業

三田 宏 氏 36歳 / 男性

学歴:同志社大学 商学部 卒

年齢、36才。
大学卒業後、サービス業2年、ベンチャー企業で取締役経験含め6年、コンサル系3年。そして退職。
今般、転職活動開始から内定通知が届くまで約70日間。内定が出るまで、自分は本当に転職できるのだろうかと毎晩不安ではありました。ただ、今までの実績を信じ、とにかくやれることをやっていれば結果は出るだろうと、自身を鼓舞する毎日でした。

一連の流れ

今回の転職は、36才という年齢も考慮し、コンサル会社から一般の事業会社へ転じ、事業当事者としてやるには最後のチャンスではないかと考えたのが一番大きな切っ掛けでした。
まず、最初に自身の総括として今までの36年間でどの時期が一番自分として楽しかったか、情熱を燃やしていたかなど、簡単な折れ線グラフを作成してみた。
学生時代は、クラブ活動や、大学合格などの印象が強く、社会人になってからは、思い出に残っている契約が成立した時や、チームで予算を達成した時などでした。社会人になってからの11年間のほとんどは、法人企業様との商談が中心で、予想もつかないドラマが繰り広げられる中、その時々にあれこれ、悩みながら進めていく過程や商談相手の社長様と深夜までじっくりとやりとりをする中で信頼関係を構築していき、商談後も親しくして頂ける嬉しさや、又達成することが困難な課題に対して、皆であれこれ考えていくうちに新たなスキームを考え、実践してみたらうまくいったといった経緯などは、無から有を産み出したことへの喜びとして鮮明に記憶に刻み込まれていました。

即ち、自身が活動することで目標達成した満足度と、あれこれ考え工夫するプロセスにおいて自分の満足度が高いことという事が認識できた。結果として、強み、何をやりたいかという問いには、「事業会社での法人営業です!」という答えが出てきた。
上記を元に、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの杉本さんと出会い、カウンセリングをして頂きました。まず、求人情報量については、リーマン後激減し、更に3.11の影響もあり厳しい環境であるとのことでした。又、どんな企業をイメージされていますか?という質問を頂くも即答できず、正直そこまであまり深く考え切れていなかった自分がいました。今思えば自分の人生に関わる大事な事にも拘らず、真剣さが足りず恥ずかしい限りです。少し考え、私の胸の内から出た言葉は「ドキドキワクワク感」ですかね〜という、非常に抽象的で、少しピントのずれた回答でした。私は、「そうですね〜経営者がチャレンジ精神のある方の企業で仕事ができると、日々ドキワクし働き甲斐がある感じでしょうか」と付け加えたところ、即座に杉本さんからは「成長性のある企業ということですかね〜」等の会話のやりとりの中で、自身のイメージを鮮明にすることができ、少しずつ具体的に落とし込んで頂きました。その後、数社ご紹介頂いた中の1社にて入社する運びとなりました。

結果論としてこうして良かったと思う点

◆情報を増やす為にはこちらも営業が必要
当初、ただ登録すれば情報が継続的に紹介されるものだと勘違いしておりました。今回約15社のエージェントの方々とお会いしました。活動の前半はそのうちの半数の方々とご面談しておりましたが、情報も同一になる傾向になりつつあり、これは待ちの姿勢ではなく、こちら自身をアピールしないと情報が集まらないのでは?と感じ、未接触のエージェントの方々へのアプローチを始めていく中で、ありがたいことにエージェントの方から更に他のエージェントの方をご紹介頂く機会等も得、新たな情報にて判断材料が増えた次第です。従って、こちらも熱意を持ってご紹介、ご協力頂けるようエージェントの方々にアピールが必要だと感じました。

◆エージェントの方と本音でぶつかる
転職活動中はどうしても周りの目を気にして卑屈になります。無職には変わりないのに、いや、次のステップに向けた前向きな無職であるにも拘らず、卑屈な気持ちであったり妙なプライドが邪魔をして、かっこつけてエージェントの方と話をしている自分が当初いました。でも相手はプロです。100も承知しておられます。じゃ、かっこつけずに本音で要望をぶつけてその回答で厳しいことも言われることもあるかも分かりませんが、それも現実として受け止めて、で、その上でどうするかまで掘り下げないと、時間が過ぎていくばかりで、結局誰よりも自分が損をするということに気づきました。後半はかっこをつけずに、本音でぶつかり、「いい情報、お待ちしてます!」と明るくお願いしている自分がいました。そうなると逆に気分的に楽になりました。

◆とにかく面接回数をこなす
少しでも興味、関心のあるご紹介案件はすべて書類選考に進めて頂き、一次面接の機会をお願いするように致しました。私自身、面接は緊張しないと言えば嘘になりますし、面接のパターンに慣れておきたいところがありました。とにかく、全く興味が無い企業は省きましたが、それ以外は書面の情報からだけではよく判断できませんし、せっかく企業の担当者若しくはトップとお会いできる機会があるのであれば、その面接の上で判断したほうが自然ではないかと感じておりました。実際、ご面談頂き全く盛り上がらないこともありましたが、今回内定を頂いた企業の4回の面接においては、面接の段階を踏む毎に盛り上がり、是非この会社に入社したいという気持ちを強くした経緯でした。又、正直面接が無い日は「暇」です。スーツを着ない日に慣れる事への怖さのようなものがありました。面接の機会があれば、面接に対する資料の準備や緊張感等で、良い意味でリズムを崩さずに活動を継続できました。


◆決断の重さ
他のエージェントからのご紹介先で活動30日で2社より内定を頂きました。このことは、気分的にも安心し、まだ自分はいけるぞ!と鼓舞した次第です。しかし、本当に入りたい企業なのか、自身のスキルを活かし切れるのか? という点に立ち返りました。もちろん、全く興味の無い企業ではないからこそ、最終面接まで進んでいった訳ですが、面接を繰り返す中で、この会社に入社する決断理由を探している自分がいました。完全に自分の要望を満たしているのか? いやいや欲をかいてはいけないのではないか? しかしまだ活動して30日しかたっていないのにこの企業でいいのか? しかし今後活動して更に内定を頂ける可能性はどうなのか? これもご縁では? と色んな囁きが頭をよぎりました。最終的に、今回は活動をして30日足らずという中で、もう少し活動を継続することにし、ご紹介頂いたエージェントの方には正直に気持ちを伝え謝罪し、企業様へは丁重に辞退をして頂くようお願い致しました。それからの数日間はとんでもないことをしたのではないか? とやや後悔しつつも、前に進むしかないと腹を決め、また自分を信じて引続きエージェントの方とやり取りをして参りました。結果論ですが、ここで妥協しなくて本当に良かったと感じております。

◆相談相手の側面支援
転職活動中、親友から検討している企業について客観的な意見を頂いておりました。しかしそれ以上に冗談を言い合いながら勇気づけてもらっていたように感じます。すごく大事な判断を求人情報毎に行わなければいけない中で、煮詰まることもありました。その時、信頼できる人物との会話やメールで自分の思いを整理することもかなりありました。とても友人には感謝しております。

まとめ

今回、転職カウンセラーの杉本さんとの出会いに感謝しております。偶さか(株)エリートネットワーク様からのご紹介企業にて入社することになりましたが、杉本さんには、今回の転職活動全体のアドバイスを頂戴しておりました。中には他のエージェントからのご紹介企業について、守秘義務上お伝えできる範囲に限定しつつも、ご相談させて頂き、時には二人の意見が合わないまま気まずく電話を切ったことも数度ありました。しかし、そこまで本音でぶつかって頂けるからこそ、こちらも本音でぶつかっていける、そんな人間関係を構築できる杉本さんとのご縁がまずは今回の転職の成功要因の肝であったように感じております。
杉本さんからの熱いアドバイスの中で、私の職歴から次の転職先を見つけていくことのみならず、次の次の転職先にいかにストーリーを持ってステップアップしていく転職ができるかまで考えた上で、まずは次の転職先をどういうところにしていくかという視点をお聞きした時、「あ、プロはそこまで考えてるのだ」と逆に学ばせて頂いた瞬間でした。

とは言え、まずは次に入社する企業にて会社の成長に寄与し、尚且つ自身の成長にも繋げ更なるステップアップができ得る人材になれるよう前向きモードで今から「ドキドキワクワク」で一杯になっております。本当にありがとうございます。

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