老舗メーカー 住宅設備・機器部門 本部スタッフ
大手人材情報・ネットサービス提供会社 営業部門 管理職
山口 道男 氏 46歳 / 男性
学歴:京都産業大学 経済学部 経済学科 卒
私が転職活動をスタートさせたのは
2011年11月上旬でした。
23年間勤めていた仕事・職場は大変やり甲斐も大きく
本当に充実し、人生のほぼ全てを仕事と共に生きてきました。
しかし、前職はいつかは卒業していかなければならない雇用慣行の会社。
ここ数年は心の中できっかけを探していました。
次々と同僚が去って行く現実と
残された時間での自分のビジネスマンとしての価値を鑑み、
まずは一歩を踏み出す決心をしました。
しかし、何をどうするのか?
まずは人材斡旋会社に登録、相談してみよう。
人材斡旋会社って?と思った時に思い浮かんだのは
(株)リクルート系の大手エージェント会社と(株)エリートネットワークの松井様でした。
松井様は元(株)リクルートの歴史に残る大先輩であり
直接お声掛けするのも憚られましたので
直前に転職を成功させている先輩に紹介頂き門を叩きました。
そこからを私の転職活動のスタートとさせて頂きます。
先輩に相談した翌日に、早速、松井様からご連絡を頂戴し
面談の日取りを決定(動きが早い)。
その頃は会社にも上司にも相談していなかったため
取引先名をホワイトボード記入して、
やや後ろめたさを感じながら銀座中央通りの事務所に伺いました。
当初の約束は10:40でしたが前日に10:20に変更。
本当に10分単位の時間調整をされている超多忙な方なんだなと
感じながら訪問しました。
約束の時間通りに松井様が登場され自己紹介させて頂きました。
しかし。。。私が、前職を完全に断ち切っていない事を瞬時に見抜かれ、
辞めるor辞めないのはどちらでもいいが、
40歳台の転職マーケットは日を追うごとに厳しさを増している、
本気で動くのなら一刻も早い方がいい
というお話を頂き、自分の漠然とした転職という靄が
一気に晴れる思いがしました。
潜在意識の中では、私自身が客観的第三者に背中を押して欲しかったのだと思います。
そこまでで2時間程度要したと思います。
その後は、自分の経歴や考えに合致しそうな会社をご紹介頂きました。
その際に感じたことは、
私が事前に提出していた履歴書・職務経歴書の隅々まで目を通して頂き、
事前に可能性を最大限に広げる努力をして頂いていたことです。
一見なんで?というような会社様も
過去のどの事業部門でのこの仕事のスキルが生かせる可能性があるなど
本当に自分以上に自分のことをご理解頂いている
圧倒的な安心感がありました。
事務所を出た時は13:50
やや狭い空間に大人の男性が2人 4時間弱語り合っていたことになります。
これを機会に本格的な転職活動が始まります。
大学卒業時もそうでしたが、
転職という不確定なものに踏み出す際に最も大切にしていることは、
待遇や条件も勿論ありますが、やはり「人」と「縁」です。
また、次の仕事に進む際に、前職の経験は生かして
行きたいという思いがありました。
幸いご紹介頂いた2社目が
私のキャリアを高くご評価頂き
またご一緒に働きたい方々だなと感じましたので
2回目の社長面接の際には
『今日は、こちらにお世話になるつもりで伺いました』と
冒頭から自分の気持ちをストレートにお伝えしました。
その場で事業説明、私の担当事業の素案をご提示頂き
その場で「一緒にやりましょう!」と明確なお言葉を頂きました。
御紹介頂いた企業様の中で
最も自分が生かせそうな会社様でしたので、
この時点で転職活動は終了しました。
あっけないほど短い期間(一カ月)での活動でしたが
自分なりに振り返ってみますと
【1】面接機会の獲得
職務経歴書を丁寧に書くこと
客観的に自分の歴史を書き出し、ファクトを整理
その上で今までの仕事で嬉しかったこと、褒められたこと、
乗り越えてきたことを自分の言葉で書き込む
第3者に職務経歴書を見てもらう
自分の説明を聞いてもらう
自分の棚卸しと客観視が重要です。
職務経歴書で会って頂けるかどうかの判断をされます。
自分自身の整理と客観視が重要です。
【2】機会を広げ進塁する
お会い頂ける会社様のことは隅から隅まで前もって調べる。
事業内容、組織、役員構成、公開企業であれば時系列での業績推移。
店頭、ショウルーム、本社など立地や従業員の方々の雰囲気など
自分で出来ること全てを実行。
その上で入社後に自分が貢献出来ることはこんなことではないか?
など具体的なイメージを作り上げる。
【3】最後はヘッドスライディング
最終的には情熱・ほとばしる思いが重要ではないかと思います。
自分の出来ること・自分のしたいこと
等身大の自分を身体ごとぶつけ、頭からヘッドスライディングする。
上記は全てご担当下さった松井様からご指導頂いた事柄です。
それを私なりに精一杯、誠心誠意、実践してきました。
1ヶ月、大変短い転職活動でしたが、入社後次の会社で皆様のお役に立てれば幸いです。
此の度は大変お世話になり、ありがとうございました。