スペシャリスト志向を再確認。経営企画から海外IRに。

スペシャリスト志向を再確認。経営企画から海外IRに。

No.536
  • 現職

    一部上場 インターネットサービス会社 海外IR担当

  • 前職

    一部上場 大手金融機関  本社経営企画部

吉原 仁美 氏 28歳 / 女性

学歴:一橋大学 法学部 卒
一橋大学 国際・公共政策大学院 グローバル・ガバナンスコース 卒
TOEIC990点

1.はじめに

私は転職活動をすると決めてすぐに、知人の紹介で(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの廣重さんにお話をお聞きしました。その時には自分の中では具体的なことを何も決めておらず、脈絡の無い話をする中で 「すべての制約を無視できるとしたら、やりたいことは何か?」 と聞かれた時に即答できなかったため、それから約2ヶ月の間そのことを考え続けました。 (その間に友人に勧められて他の人材紹介会社に登録をしたのですが、情報登録時の杓子定規な遣り取りにうんざりして、結局一度も伺わないままで終わりました。)

時間はかかりましたが、それまで何でもメモしてきていた手帳を読み返すことで、自分の中の二つの希望が、曖昧ながらも分かってきました。

一つは、経営者の近くで働きたいということ。すべての制約を無視できるとして、という仮定があっても、自分はこれまでの経験を活かした仕事をしたいという判断でした。

そして、もうひとつは、成長している業界で働いてみたいというものでした。これは、成長ステージにある企業で、かつ、攻める部署ではなく組織を守る部署を大切にしている企業で働きたいというもので、後から思えば、自力 (ウェブ検索) では絶対に求人案件を探すことのできない条件でした。

以上が決まってからは急に状況が進み始めました。

絞り込み

経営者の近くで働くというざっくりとした業務のイメージを具体化するため、廣重さんから投げ掛けて頂く質問に答えながら、動詞で自分のやりたいことを表現していきました。その過程で、広報・IRという職種が候補として浮かび上がり、更には新卒の就職活動の時と比較して、自分のやりたいことが変わっていないこと、そして自分の中にずっとスペシャリスト志向があったことが自覚されました。

学生の頃から、グローバルに通用する専門的な経験と能力を身につけて、いずれは国際的な機関に就職したいという夢がありました。とは言え、前職での守備範囲の広い仕事にはやり甲斐を感じていたので、いつの間にか専門的な経験・能力を身につけることの優先順位が下がっていたのですが、軛を外した状態で考えをまとめると、広い視野を持つことは重要ですが、広報やIRといった企業のコミュニケーションのスペシャリストになりたい気持ちが今でも強かったことに気づいたのです。企業コミュニケーションのスペシャリストとしては、PR会社やメディアなども選択肢になりえましたが、長期的なキャリア構築、また経営者の近くという自分で決めた軸に基づいたアドバイスを頂き、マーケティングに近い広報ではなく、IRに絞って応募することを決めました。

もう一つ、どんな業種でもよいので、成長している業界で働きたいという点については、すぐに求人情報を頂くことができました。応募にあたっては職務経歴書や履歴書について修正すべき点をご指導頂き、一方で、新卒の就職活動であまり面接が得意ではなかったことについては、気にすることではないと励まして頂きました。

転職中

幸い、初回の面接では伸び伸びと話ができたため、その面接をベースに、そちらで受けた質問、答えられなかった質問、自分が失敗したと思ったこと、伝えてよかったと思ったことを書き出し、「私はこういう人」 というマスターノートを作りました。翌日以降の面接ではそのメモを見直してから会社に向かうようにし、面接が終わる毎に更新するのですが、その作業を通じてまた自分についての発見があり、面接での表現をブラッシュアップすることができました。

そうしてあれほど面接が苦手であったのが嘘のように、気負わずに臨めるようになりました。結果として、面接の結果で後悔することが一度もなく内定を頂くことができました。

転職を終えて

2ヶ月弱でしたが、転職カウンセラーの廣重さんにはスピーディに面接スケジュールや内定後のオファー面談などを調整して頂き、立ち止まる間もなく前進することができました。

最終的に転職を決めた会社は、当初頂いた求人リストの中では志望度の低い会社でした。かなり狭き門であるという前情報があり、挑戦するだけ無駄だろうと思い込んでいたからです。廣重さんに薦めて頂かなければ、出会うことがなかった会社であり、社風や私のキャラクターを見て「合う」と判断して薦めて頂いたことにとても感謝しています。

知人友人、前職のOB、学生時代の友人など、(株) エリートネットワークで転職をした人が周囲にたくさんおり (自分以外は偶然)、こうして自分もこちらでお世話になったことで、縁の強さを感じました。本当にありがとうございました。

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