一部上場 大手造船・重機メーカー エネルギー部門 管理部 企画・管理グループ
一部上場 自動車部品メーカー 経理部 資金課
JASDAQ上場 映像制作会社 経理部
八田 宗之 氏 33歳 / 男性
学歴:早稲田大学 法学部 卒
日商簿記1級
今回、私は、3回目の転職を行い、株式会社エリートネットワークの転職カウンセラーの岩川様のご支援によりまして希望する会社から内定を頂くことができました。今回内定につながった転職活動につきまして執筆依頼を頂きましたので、これから転職活動をされる方のご参考になればと思い執筆をお受け致しました。
大学卒業後、自動車部品メーカー、不動産ファンド会社、映像制作会社等業種の違う会社を渡り歩いて参りました。業種は違いますが、職種としては、財務・経理に関する仕事に従事して参りました。
今回、転職活動を行おうと考えた動機は、[1]現在の会社では、将来的な展望が描けなかったため、[2]これまで従事した財務 (資金繰り、ヘッジ取引など)、経理 (連結決算全般、単体決算全般) の経験を活かし、管理会計的な仕事に携わってみたいと考えたためです。
今回の転職活動期間はトータルで3年半くらいです。 2度の転職活動でお世話になったエージェント以外で実績のあるエージェントを探していたところ株式会社エリートネットワーク様を見つけることができ、登録することに致しました。登録当時はリーマンショックがくすぶり始めていた時で、岩川様のご支援で、ある会社の内定一歩手前までいくことができましたが、未曾有の経済情勢が私の転職活動にも影響を及ぼし残念な結果となりました。
その後、活動を一旦休止し、引き続き前職で仕事に従事しておりましたが、先に記載しました動機から活動を再開致しました。
再開当初は2度の転職活動でお世話になった別の転職エージェントを通じて転職活動を行って参りましたが、転職回数の面から、書類選考や最終面接などで良い結果を頂くことができませんでした。その後、再開後9ヶ月目にある会社から内定の通知を頂きましたが、条件面や会社業績などを妻や知人などと相談した結果、見送ることと致しました。
9ヶ月を過ぎたあたりで岩川様から求人案件の紹介がございました。ご紹介頂きました会社は、以前内定一歩手前までいった大手の会社であったため再チャレンジすることと致しました。
この会社につきましては、随時、経済記事などを拝見しておりましたので会社の動きにつきましては、詳しく把握しておりました。また、会社の歴史や社風、経営理念なども調べておりましたので面接もスムーズに進めることができ、内定を頂くことができました。
皆様にアドバイスできるほどの人間ではございませんが、皆様の活動に少しでもお役に立てばと思い転職活動を通じて私が感じたことを以下に箇条書きで列挙致します。
● 駄目でも気にしない
転職活動は、落ちることのほうが多いと思います。何度も落ちると自分に足りない部分が多いからではないかと自信をなくすこともあるかと存じますが、会社や職種によっては、50倍やそれ以上の倍率での選考もあります。企業は、応募者の中で、会社の社風に合うか、募集する職種にマッチする実務能力を持っているかなどを多面的に厳しく選別するそうです。そのため、経験不足や逆にオーバースペックの場合であっても落とすことがあります。落ちたとしても会社の求めるものとマッチしなかっただけだと考え、気持ちを切り替えると良いと思います。
● 働きながら活動する
働きながら転職活動するのは、落ちてもいいと思えるからです。私の場合は、結婚しておりましたので尚更在職していることが重要となりました。仮に後がない状況で行いますと気持ちが焦ってしまい、冷静な判断ができなくなることも考えられます。また内定を得ることに意識がいってしまい、内定を辞退する選択肢がなくなる可能性もあります。
● 今勤めている会社を大事にする
これは、逆説的かもしれませんが、現在勤めている会社をないがしろにしないということです。採用企業は、勤めている会社が 「辞めてもらっては困る」 という応募者を採用したいと考えていると思います。今勤めている会社で、成果を出し、やれることをやり、もうやれることはない、その会社では収まり切れなくなるくらい一生懸命に仕事をすることが、次につながるのだと思います。
● 感謝する
これは、あらゆることに共通することかもしれません。私の場合は、現在勤めている会社が時間を作ってくれたこと、応募先の企業が、時間を割いてくれたこと、家族が転職活動を協力してくれたこと、また、転職を支援して下さいました転職カウンセラーの岩川様に対して感謝しております。
● 前向きでいる
どんな状況になっても前向きでいることも大事だと思います。私の場合は、再開した転職活動中に、妻が2度手術を致しました。また、仕事・実務面では、ほとんど一人で連結決算をまとめる状況になりました。しかしながら、これもいい経験だと捉え毎日大事に過ごそうと心がけました。
● 調べる、意見を持つ
当然ですが、応募する会社について、事前に調べる必要があります。私の場合は、有価証券報告書等の法定書類は勿論ですが、会社の沿革、経営理念、プレスリリースや中期経営計画、業界動向、新聞・雑誌に載っている記事などをあらゆる媒体を通じて会社のことを調べました。また、応募致しました部門は、国の政策と関わる部分が多かったため、新聞各紙や雑誌、書籍を読み、国の政策について私見を持つように心がけました。
忙しい中での転職活動は、なかなか大変です。多くの方は、転職エージェントを活用されると思います。多くのエージェントではたくさんの案件を機械的に紹介して頂きますが、そこに終始していると思います。そんな中で株式会社エリートネットワーク様、特に岩川様は、親身になってサポートして頂きました。転職活動を通じて知り合う中で、転職活動を離れて飲みに行ったこともあります。今では、人生の先輩として接しています。なかなか飲みに行くエージェントはないのではないでしょうか。実務スキルやコミュニケーション能力などの紹介・推薦文を書かれるエージェントは多いと思いますが、人間性までも反映して頂いた岩川様には大変感謝しております。皆様も株式会社エリートネットワーク様を通じて前向きに転職活動をされてみては如何でしょうか。