一部上場 非鉄金属メーカー 法務 部門
大手法律事務所 パラリーガル
田中 靖子 氏 33歳 / 女性
学歴：早稲田大学 法学部 卒
TOEIC 875点
私は、法律事務所でパラリーガルとして数年間勤務したのち、今回、上場企業の法務・総務部門に転職をすることができました。私と似ている状況におられる方の少しでもお役に立てればと思い、転職体験記を書かせて頂きます。
私は、大学卒業後、司法試験を目指して受験勉強を続けていましたが、残念ながら合格には至らず、その後、法律知識を少しでも実務に生かしたいと思い、法律事務所にパラリーガルとして入所しました。前職では、法律実務に携わることはできたのですが、次第にパラリーガル業務より秘書業務の比重が増えてきたあたりから、この仕事を本当にやりたいのか自問自答を繰り返す毎日でした。残念ながら、前職の法律事務所では、弁護士資格を有しないため法律知識を実践的に生かすのは難しいことがはっきりした時点で、転職を決意しました。
(株)エリートネットワーク様との出会いには、とてもご縁を感じました。それまでに数社の人材紹介会社に登録をしましたが、コンタクトを取ったその日すぐに、転職カウンセラーの安藤様よりお電話があり、「早速、明日会いましょう」 となりました。他の会社は、担当者と実際にカウンセリングする方が別の方であったり、コンタクトを取っても、時間が合わないということで、実際の面談まで1週間近く時間を要するなど、色々でしたので、スピーディーな対応に本当に感謝をしています。
初めてのカウンセリングでは、「本気でやらないと、かなり厳しいと思います」 等々私にとっては耳の痛い現実を知る機会でしたが、現状の自分が、果たして就職市場でどういう位置づけにいるか、という客観的な視点をご指摘頂き、目が覚めるような気持ちでした。結果的に2時間近いカウンセリングの中で、私のキャラクターや本当にやりたいこと、更にプライベートな事情も含めて話を聴いて頂き、今回の転職に関する希望を明確にして頂きました。それは、後々の実際の面接で役立ったことは言うまでもありません。その中で、明確になった柱が、「企業法務」 に就きたいということでした。
在職しながら転職活動を続けるということは、当初想定していたよりも、大変なものでした。しかし、書類選考がOKとなり、徐々に面接依頼の連絡が入るようになり、その書類通過率の高さは、他社と比較しても驚くべきものがありました。転職活動を始めた次の月に入ってからは、ほぼ毎週面接を入れて頂き、大変有り難かったです。ただ、その時はまだ、自分のアピールポイントが判らず、月後半に入るにつれて、だんだんと精神的疲労を感じるようになっていきました。
結果的に今思うと、この状況は良い方向に作用したように思います。転職活動はスピードが重要であると言われていますが、間断なく面接をセットして頂けたので、すぐにその反省を生かして、次の面接に臨めたことが大きなアドバンテージになりました。そして、徐々に、面接の場で何を聞かれるか、そのためには自分はどの様に事前準備をしたらいいか、ということが判るようになりました。
面接へ進むようになったとは言っても、すぐに思うようには通過しませんので、「企業法務」 として勤務するには、今の自分では経験が足りないのではないか、と不安に思うようになりました。転職してやり甲斐のある仕事に就きたい、という気持ちも強くあり、それならば現職と同業種 (法律事務所) でも止むを得ない、とも思いました。しかし、(株)エリートネットワーク様からは、私が本当にやりたい仕事、イメージしていた仕事内容に近い企業様の法務部門の求人案件を次々にご紹介頂き、その中でも強く、ここでお世話になりたいと思ったのが、今回内定を頂いた一部上場企業 (メーカー) の法務・総務部門でした。
今までの数々の面接経験を通じて、司法試験受験の経験も含めた自分の経歴を落ち着いて話すことができたので、一時はダメかもしれないと精神的にも追い詰められましたが、最終的に内定を頂くことができました。
内定を頂き、それだけでも大変有り難く光栄に思っていましたが、結果的に、前職を上回る好条件を提示して頂き、今は身が引き締まる思いを感じています。今回の2カ月に及ぶ転職活動は、まさに(株)エリートネットワーク様のご尽力なしには語れません。特に、転職カウンセラーの安藤様には、私の個人的な事情を含めてお話を聴いて頂き、最後まで転職活動をサポートして頂きました。この場を借りて御礼を申し上げます。ありがとうございました。
これから、転職活動をされる方にとっては、時には休息を取りながら、精神的にタフに、自分の気持ちに素直に、最後まで諦めない強い気持ちを持って、臨んで頂ければと思います。やればやっただけ自分に成果として返ってくる、というのが転職活動の真髄であると思いますので、目標としている方向に一歩でも踏み出せば、必ずチャンスは掴めると思います。頑張って下さい。
