家業を断念、38歳でマザーズ上場会社への転職

家業を断念、38歳でマザーズ上場会社への転職

No.596
  • 現職

    東証マザーズ上場 人材開発・教育研修コンサルティング会社 法人営業職

  • 前職

    人材開発・教育研修コンサル会社 法人営業Mgr職

道関 民夫 氏 38歳 / 男性

学歴:日本大学 文理学部 地理学科 卒

はじめに

私にとって、今回の転職活動は予定外のものでした。それは、私自身は父の病気を機に家業を新たな事業に転換する準備をし、展開しようとしていたからです。その事業は準備段階で様々な事情が大きく変わってしまい、見通しを立てることができず、とても悔しいことでしたが、断念することにしました。「とにかく自分を活かせる仕事を探そう」 と思い、12月より就職活動を始めました。

株式会社エリートネットワークとの出会い

ネットで 「事業失敗」 「転職」 というキーワードで検索した時、ある方の “転職体験記” を読むことができました。「年齢・条件が厳しい中、親身になって相談に乗り、厳しい転職活動を乗り越え、無事内定を獲得された」 という内容でした。その人材紹介会社が株式会社エリートネットワークでした。その流れでどのような案件があるのかを興味本位で見てみると、自分を活かすことができそうな案件があり登録しました。

早速、求人案件に登録した翌日に電話があり、その週末に会って頂くことになりました。その時カウンセリングして頂いたのが、株式会社エリートネットワークの転職カウンセラーの廣重さんでした。他の人材紹介会社は面談を電話で済ませたり、音沙汰がなかったりという状況でしたので、会って頂けるだけでも嬉しかったです。

転職活動内容

転職活動は、年齢的に案件数が限られること、7か月のブランクがあるなど条件が良くないことは理解しておりましたが、大変厳しいものでした。私は、これまでの経験を活かし、人材関連ビジネス、無形商材のソリューション型の営業職を軸に仕事を探しました。

30代後半以降の転職市場は、そもそも案件数が少ないことや管理職として採用したいと思われる人材であることなど、求められる条件やハードルが厳しくなることなど、どの人材紹介会社の方からもその厳しさのお話がありました。日々変わる情報をひたすら収集し、興味を持った会社や可能性がありそうな会社には、とにかく応募をしました。応募した企業数は40社を超えたと思います。

書類選考が通過する確率は低いと思っておりましたので、面接を受けることが決まった時はとても嬉しい気持ちになりました。何とか、自分自身がどういった人間か、どのような仕事をしてきたかを伝えられるよう、ある人材紹介会社が実施されている面接力アップセミナーに参加したりして準備をしました。とりわけ、面接を受ける会社で行う仕事と自分自身の接点を確認するように努めました。接点を確認するのに、白い紙に仕事をしている姿、自分自身はどのように事業貢献していきたいかのイメージを膨らませながら、自分自身の気持ちを何度も何度も面接の直前まで再確認しました。そして、面接の最中は面接なさっている方と一緒に仕事をしている姿を意識し、「一緒に働きたい」 という想いが増幅できるかどうかを大変意識しました。

面接を受けた会社では、最もネックとなったのが年齢でした。面接官が、懸念されたことは「適応性」です。年齢を理由に断られるケースが何度もありました。確かに自分自身が逆の立場で考えれば、同じ採用を行うのであれば少しでも若い方が良いと考えるかもしれません。想定内と言えば想定内の理由なのかもしれませんが、何度も何度も見送りとなってしまうと、自分自身は社会では必要とされていない人間なのではないかと考えて、塞ぎ込んでしまったこともありました。

そうこうしているうちに紹介頂ける案件自体が少なくなり、打ち手が少なくなってきました。その時、廣重さんから 「年末年始のご挨拶で企業訪問をする際、先方に直接紹介してきますので、関心のある企業名を教えて下さい」 と言われました。興味を持って頂けたらラッキーと思い、期待を持たずに数社についてお願いしました。私は仕事を1月中に何とか決めたいと考えていました。ある会社の最終面接の結果が見送りとなった時、知り合いに声を掛けられていた会社で仕事をしようと半ば決めていました。

その時、私が関心を持っていた会社が会ってみたいとおっしゃって頂いているとの連絡を廣重さんより頂きました。その会社は、以前別ルートで応募したことがあり、書類選考で見送りとなっていましたので、面接をして頂けると聞いた時は、びっくりしました。そのお話から4日後に1次面接を受け、1週間後に最終面接を受け、トントン拍子で内定を頂くことができました。それまで先が見えず、不安な毎日を過ごしていましたが、わずか1週間でまるで世界が変わってしまったような不思議な感覚になりました。これまで、家族や友人には随分心配を掛けておりましたので、喜び以上にほっとしました。

最後に

私は、大手から個人で経営されている小さな人材紹介会社まで全部で7社に登録しました。やはり、面談頂いてこれまでの経歴の話や希望条件などをきちんとお話できると安心感がありました。人材紹介会社によって仕事の進め方は異なりますが、お一人の担当者が求人案件の獲得から求職者との面談・マッチングをされる会社と分業をして進められる会社があるようです。個人的な見解ですが、私のように年齢など条件として厳しい方は一気通貫で仕事をされる紹介会社が合うように思います。それは、個人を大切にしてくれるからです。

今回の転職活動で、転職カウンセラーの廣重さんとの出会いがあり、私を何とか活かしたいと熱意を持って可能性のある企業様に営業をして頂いたこともあって、約2か月間で内定を獲得することができました。私が読んだ “転職体験記” 通り、途中に数々の叱咤激励、アドバイスを頂き親身になって相談に乗って下さいました。本当にありがとうございました。今回頂いたチャンスを最大限に生かして明るい人生にしていきたいと思っています。

これから転職活動をお考えの皆様、どうか自分自身を大切にして、きちんと相談に乗って頂ける人材紹介会社を選んで進めて頂けたらと思います。自分自身の心と体を良い状態にしていくことで前向きに転職活動も進められるように思います。良い出会いと素敵な人生を歩まれることを願っております。

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