財閥系 総合商社グループ 不動産アセットマネジメント会社 経理部 経理担当
中堅会計事務所 会計・税務コンサルタント
→ 米系の大手不動産ファンド ファンドアカウンティング担当
木上 恒治 氏 33歳 / 男性
学歴:明治大学 政治経済学部 経済学科 卒
税理士科目合格 (4科目)
今回、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーである横関様にご支援頂き、希望の財閥系資産運用会社への転職を成功させることができました。
私の最初の就職までの経歴はあまり一般的ではないのですが、このような経歴でも大手資本の企業に転職することが出来るのだという意味で、今後の皆様の転職活動の参考の一助になれば幸いです。
私は大学入学資格検定試験を取得して大学へ進学しております。全11科目に合格する必要があるこの試験を受けるにあたって、簿記の3級を取得することで1科目の免除を受けることができましたので、ここで簿記を知ることになりました。この試験に満点で合格したこともあり、数字を扱うことに非常に興味を持つようになり、これが税理士資格を目指すきっかけとなりました。
大学入学後はすぐに簿記の2級を取得し、その後はステップアップ資格として、税理士を目指そうと考え、大学2年からはサークル活動もそっちのけで資格の専門学校とのダブルスクール生活を送っていました。
3年の時に簿記論に合格し、翌年には財務諸表論に合格、このまま順調にいけば数年で全5科目に合格できると考え、大学卒業後は両親の支援により税理士試験の受験勉強に専念しておりました。
しかし、この期間で受けた科目について、残念ながら結果がついてこず、年齢的にも第二新卒の上限を超えておりましたので、まずは合格済の2科目を活かして、会計税務の基本的な経験を積もうと考え、前職の会計事務所に就職しました。
前職の会計事務所は、主に金融機関や不動産ファンドからの会計事務の受託を行っており、ここでは主にファンドの記帳や税務申告、期中管理などの業務を担当しておりました。業務については、まわりにも経験豊富な会計士や税理士が多数在籍しておりましたので、非常に魅力的な職場環境でしたが、経験を重ねるうちに会計事務所はあくまでもクライアントにとっては会計事務の委託先でしかなく、当時のクライアントであった不動産ファンドの担当者と仕事をしていく中で、不動産の取得から、開発、そして売却までを一貫して担うような会社で、より現場に近い立場から一緒に経理や税務の仕事に携わりたいと考えるようになりました。
そして、税理士資格も4科目まで取得したこともあり、ファンドの経理や税務の経験を活かせる現職の不動産投資顧問会社に転職しました。
当時は、マーケットの環境もリーマンショックから立ち直りみせておりましたので、幸いにもすぐに現職の会社への転職を決めることができました。
現職の不動産投資顧問会社では、主に運用する私募ファンドのアカウンティング業務を担当しておりました。
社内にアクイジション、アセットマネージャー、ファイナンスチームなどを抱えており、バックオフィスチームの一員としてこれらのフロント部署と連携して不動産の取得から開発、運営、そして売却までの一連の業務を経験することができ、非常にダイナミックな現場に携わることができました。
そして今回の転職を考えたきっかけですが、昨今のアベノミクスにより景気やマーケットの状況が好転している中、現職の会社の業績があまり好ましくなく、なかなか先の見通しが立たない状況でありましたので、会社として勢いがあり、業績も拡大している会社で新たにチャレンジをしたいと考えるようになり転職を決意しました。
上述させて頂きましたが、今回(株)エリートネットワークの横関様にご助力頂きました。最初の登録面談では、経歴についての不安など色々とご相談させて頂きましたが、とにかく前向きに最後まで責任を持って担当させて頂きます! との非常に心強いお言葉を頂き、とても安心して転職活動に臨むことができました。
書類選考や面接がスタートしてからは、土日や夜の遅い時間も含め常に迅速にご対応頂き、また、都度的確なアドバイスを頂いた御蔭で、迷いなく事前準備を進めることができました。
この場をお借りして多大なご助力を頂きました横関様に心より御礼申し上げます。
とにかく一番大切なことは、面接の場でのコミュニケーション力だと思います。一口で言ってしまうとこれだけですが、これを約1時間の短い面接の時間だけでアピールするのはとても難しいです。短期間で身に付くものではないので、結局は毎日の仕事、日常生活の中でどれだけ意識して人と接してきたかということに尽きるのですが、そうは言っても本番の面接までに時間がない場合には、事前にある程度まとめた内容を紙に書いて、実際に声に出して繰り返し話すことが効果的だと思います。私も時間をみつけては面接前に行っていました。
面接対策で書き出す内容は、基本的な柱である3点だけでした。
[1] 転職理由
[2] 自己PR
[3] 志望動機
問われ方は色々なパターンがあるものの、結局はこの3点とこれに派生する質問だけになるかと思います。
これを一次面接から最終面接までぶれることがないよう意識していました。
あとは、企業への質問をそれぞれの面接ごとに、面接官のポジションに応じた内容を準備していました。
面接に望む姿勢としては、面接は自己アピールをする場であると共に、書類選考に通っている以上は、あとはお互いが仲間として一緒に仕事をしたいと思えるかどうかを確認する場だと思いますので、常に話が一方通行にならないよう、会話のキャッチボールを心掛けていました。
書類選考に関しては、私の学歴が特殊 (大学入学資格検定試験) だったこともあり、特に対策などはせずにそのままを受け入れてくれる会社、若しくはポジティブに捉えて下さる会社に行こうと考えており、これが駄目な会社は最初から縁がないと割り切っていました。
最後となりますが、転職は人生の中でも大きな分岐点になる一大イベントだと思います。皆様には後悔のないよう、信頼できる転職カウンセラー、そして家族や友人などとよく相談し、最善の選択をして欲しいと思います。