28歳公認会計士、JQ上場企業の経理担当への転職。

28歳公認会計士、JQ上場企業の経理担当への転職。

No.669
  • 現職

    JQ上場企業 財務経理グループ 経理担当

  • 前職

    大手監査法人 公認会計士   法定監査業務

岡崎 秋生 氏 28歳 / 男性

学歴:関西学院大学 商学部卒
公認会計士

会計士を目指した大学時代 〜 試験合格、監査法人への就職まで

私は10年前に大学に入学する直前まで、公認会計士という資格は全く知りませんでした。
と言うのも、元々、私は法学部志望でした。
しかし、法学部とは縁がなく、一番行きたい大学で、将来働くに当たって、最も役に立ちそうな学部に入ることにしました。そこで初めて受けた授業が 簿記 の授業で、そこで初めて 会計学 というものに出会いました。
その日から会計を勉強しようと思い、その中で初めて公認会計士という仕事を知りました。
そんな、2回生のある秋の日、後に恩師となるゼミの先生から卒業後の将来の進路を考えるように言われ、大学生活で何のクラブもサークル活動にも参加せず、何も誇れることがなかった私は、 「就活してもどこの企業も採用してくれないだろうなー」 と考えました。そこで 「なら、自分で道を切り拓くしかない」 「自分の価値を認めさせてやる」 そんな意気込みで、公認会計士を目指すことにしました。
そして、実際に勉強を始めたのが3回生の夏でした。ここから死に物狂いで勉強し、大学を卒業した年に何とか合格することができ、運良く、日本を代表する大手監査法人に就職することができました。

監査法人での勤務 〜 転職を決めるまで

監査法人の仕事といっても、数多くの業務があります。
入所当初は、大学時代の研究内容にもしていた 「内部統制」 に興味があり、私は当初の頃から会社の組織構造やシステムといった組織作りに興味を持っており、最終的には業務コンサル等の実務に就きたいと考えていました。しかし、千里の道も一歩から。会社というものを知るために、また、公認会計士として最低限のことはできるようにと、国内監査部を志望し、希望通りに国内監査部に配属となりました。
そこで、転職までの約5年間で上場企業3社を含む6社〜7社程度、会計監査に従事していました。
その中で、3年目の秋、念願だった業務コンサルの業務を担当することがありました。そこで監査業務とコンサル業務は全く似て非なるものだと。頭では分かっていたものの、ようやく実感することができました。そして、難しかった半面、この時ほどクライアントの方から感謝されたことはありませんでした。あの時の 「ありがとう」 は今でも忘れることができません。

この業務を機に、私は監査法人で働き続けることに疑問を持ち始めました。監査をし、会社を外から見ることが果たして私がしたかったことだろうか? と。そしてその気持ちは年々、大きくなっていきました。監査でクライアントの経理部門の方々だけではなく、営業部門の方々とも話をする機会も多々あり、会社で頑張っている方々と接し、話すことで、段々と 「視る」 側ではなく、私も 「作る」 「動かす」 側になりたいとそう強く思ったのでした。
そして、5年目という節目に私は転職を決意しました。

会計士の転職活動

会計士が転職活動を行うに当たっては、やはりその専門性の高さ、知識の豊富さを武器に転職活動を実施する方が多いと思います。私もそう思っていました。実際、それで間違ってはいないと思います。
しかし、会計士が一般事業会社に転職したい場合、それだけではダメなのです。
では何故なのか。それは一言でいうと 「ノリ」 です。言い換えれば、その会社の空気・雰囲気に馴染むことができるか。長いスパンで自分の会社で働いてくれるか。全てはこの点に尽きると思います。
実際に、私が転職活動の中の面接で、会計士としてのキャリアの中身を聞かれたことは、殆どありません。聞かれるのは中高生時代の話、大学時代の話。今まで達成したことで一番誇れることは何か? など、私がどういう人間なのかということが面接の8割を占めていたように思います。

つまり、会社はその人物の 「人柄」 を観ているのです。
よくよく考えれば、会計士にもそれぞれ得意な分野があって、その特性が異なるのは確かですが、 「公認」 会計士なのですから、会社にとってみれば会計の知識はあって当然と判断している訳です。だからこそ、元から他の会社で経理実務をやっていたライバル達よりも、よりその人の 「人柄」 が観られる訳です。実際、私の周りに転職活動に成功した方々も、その 「人柄」 を認められて転職活動が成功した方々が多いと思います。
私自身、このことを転職カウンセラーである松井様にご教示頂き、そして転職活動期間中に幾度となく実感致しました。
そして、面接の数を重ねる毎に、公認会計士としてのキャリアよりも、 「私がどういう人間なのか」 を中心に面接でアピールしました。そして、幸いなことに自分と縁のある会社を早々に見つけることができました。

(株)エリートネットワーク様を選んだ経緯

(株)エリートネットワーク様を選んだきかっけは、人伝えの口コミと実際に尊敬する先輩が利用していたからです。
ネット経由で調べるのもいいかと思いますが、百聞は一見に如かずということです。
一番、(株)エリートネットワーク様を選んで良かったと思うことは、ご担当の方が本当の最後の最後まで、一貫して担当して頂いたことです。また、1対1で真剣に向き合って頂き、時には耳が痛いぐらい厳しいご指摘をして頂き、落ち込んだ時にはすかさずフォローして頂きました。また、一番感激したのは、転職後1か月した頃に、わざわざ電話で近況を確かめるためにご連絡頂いたことです。これほど親身になって対応して頂ける人材紹介会社は他にないのではないでしょうか。

転職してちょうどから約1か月が経ちますが、仕事内容も充実し、また素晴らしい上司と同僚に囲まれて、仕事をしており、心身共に充実した毎日を過ごしております。これも単に、(株)エリートネットワーク様のお蔭です。
今後はこの転職が更に良いものだったと言えるように頑張っていきたいと思います。
お世話になり、ありがとうございました。

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