一部上場 大手銀行 金融商品開発部門 クオンツ担当
外資系 金融情報ベンダー システム開発担当
岡添 明秀 氏 30歳 / 男性
学歴:東京理科大学 理学部第一部 応用物理学科 卒
東京理科大学大学院 理学研究科 物理学専攻 修了
TOEIC725点
私は学生時代、物理学を専攻して燃料電池の研究をしていました。
卒業後、金融情報ベンダーに入社し、ホールセール市場向けのサービス開発を担当して、主に債券やオプション・先物の分析サービスのシステム開発に従事していました。
私はシステム開発者として、主にシステムの仕様設計から実際に開発する支援会社の進捗管理などのプロジェクト管理業務、受け入れテスト等を実施していました。また、リテール市場向けのiPad用サービスの開発にも従事していました。
学生時代からネット証券を通じて株式投資をしていた事と、『物理学者、ウォール街を往く』 という本を読み、クオンツに興味を持ちました。
Excel VBA で自作した分析ツールにてファンダメンタルズ分析を行い、投資する中で、金融とITの両方に興味を持ち、実際に新卒の就職活動も資産運用会社を希望して活動していましたが、うまくいかず、金融情報ベンダーに入社しました。
金融情報ベンダーに入社した当初は、株式についての知識しかありませんでしたが、業務を通じて、債券やオプション・先物の商品開発に従事するなかで、様々な金融商品の知識を得ることができました。
様々な金融知識を身につけることで、ユーザーである証券会社・銀行などからサービスについての様々な問い合わせに答える事が多くなりました。
そうしているうちにユーザー側の業務にどんどん興味を持つようになり、新卒の就職活動の時にうまくいかなかった金融機関へもう一度挑戦したい! という思いが強くなりました。
特に金融機関でクオンツのような金融専門職に従事したい思いが強くなり、転職を決意しました。
初めてエントリーしたのが、2013年11月のはじめで、内定が出たのが2014年3月の終わりという転職活動でした。
クオンツなどの金融専門職を募集している企業を中心にエントリーしていました。
しかし、私は金融業界未経験で書類審査に通るのも難しく、書類が通っても面接の早い段階で不採用になる場合が多くなりました。
そのため、前職の経験を活かせる金融機関のシステム開発部門の求人にも応募しました。
最終的には、当初の希望通り、銀行での金融商品開発を担当するクオンツ業務に採用されました。その過程でいくつもの金融機関で不採用になり、諦めようかと思ったりもしましたが、転職を決意した時の初心を忘れずに頑張って良かったと心から思います。
最初に今まで自分がやってきたことの棚卸をすることから始めました。
・具体的な仕事の内容
・仕事の上で自分なりに工夫してきたこと
・前職で苦労したことや失敗したこと
それを受けてどう改善しようと思ったのか、どう行動したのか
といった点を思いつくまま書き出してまとめていきました。職場に限らず、自分の勉強している内容等、自由に書きました。
転職活動という自らを振り返る機会がないと、じっくりと掘り下げて考えることはなかったと思うので、とても良い機会だったと思います。今後の仕事のやり方を改善するきっかけになったと思います。
次に工夫したことは、面接の前にできるだけの情報を集めたことです。
金融業界について未経験なので、志望動機が具体的になるように色々と事前に調べました。
私自身の約5年間のシステム開発の経験は、新卒入社でずっと金融業界で働いている人にはない強みになると思っています。前職の経験を活かして、デリバティブなどのモデルをシステムに落としこむ仕事で、まず貢献できればと考えています。
短期的には、不足している金融知識において業務を通してスキルアップを目指します。
長期的には銀行で経験を積んでクオンツモデル開発ができるようになりたいと思っております。
当初は (株)エリートネットワーク様とは別の人材紹介会社に登録して転職活動を行っていましたが、私が金融機関を未経験ということもあり、希望している金融専門職をあまり紹介してもらえず、こちらの意向をなかなか汲んでもらえず、担当者の方と噛み合わない状況が続きました。
私は金融業界未経験で書類審査に通るのも難しく、書類が通っても面接で早い段階で不採用になる場合が多くありましたが、それでも粘り強く転職支援をして下さった転職カウンセラーの高橋さんには大変感謝しています。ありがとうございました。