CSO事業会社 MR
一部上場 産業資材メーカー 法人営業職
一部上場 製薬メーカー MR
木下 亮司 氏 39歳 / 男性
学歴:立命館大学 経済学部 経済学科 卒
Bond university MBA
MR認定資格
柔道三段
未だにトラウマとして残っているのが、小学4年生の時に両親から中学受験を強制されたこと。大した能力も無いのに無理矢理勉強させられ、かといって抵抗することもできず、結果はもちろん失敗。その後は両親の言うことも聞かず、気ままに適当な人生を過ごしました。もちろん勉強などはほとんどせず、大学でもバイトと体育会系のクラブ活動に勤しみ留年、一人でも生きていける、と虚構の自信だけを背負って。新卒時の就職活動も今後の人生について深く考えることも無く、面白そうという理由だけで、産業資材メーカーに法人営業職として就職をしました。今考えれば、まったくの親不孝者です。
転機になったのは入社して4年目。先輩や上司を見ていて、将来的にも魅力を感じることができなかったのが切っ掛けです。転職は男にとって、伴侶との死別の次にストレスのかかるイベントだそうです。明確に進路を決めることもできず、いたずらに現職に留まるより、思い切って辞めて、それから心機一転職探しをしようと決断しました。退職後半年間、自分のキャリアについて初めてまじめに考えました。専門性あるいは希少性の高い仕事に就きたいという希望はありましたが、これまでの人生で努力もせず、文系大学卒ではそのような仕事に巡り会える筈もありません。そんな折、MRという仕事の門戸が業界未経験者にも一部開かれていることを知りました。営業職は4年間経験しており、成果も上げてきたつもりです。営業職に向いているという自信と、薬という専門性の高い商品を扱うことは、今後のキャリアにとってもプラスになると思い、チャレンジ。コントラクトセールスの会社に就職することができました。
その後4年間で2つのプロジェクトに派遣され、業界経験も積み、MRという仕事の奥の深さも知ることができました。派遣先の企業で偶然上げることができた成果を評価され、日系の製薬メーカーに転籍しました。しかし、製薬業界は激変の時代を迎えます。日本でも後発品使用が推進され、画期的な新薬を開発したとしても、発売後10年程度で後発品が参入してきます。更に新薬を生み出し続けるのは至難の技です。そんな折、私は製薬メーカーで実績を積んで出世をしていくことよりも、業界に新しい価値を生み出すことや、他人に喜んでもらうことに強いモチベーションを感じていることに気づきました。そこで改めて業界内で今の自分に見合ったポジションを探そうと、業界11年目にして転職を決意。その時、出会ったのが(株)エリートネットワークさんです。
別の大手の人材紹介会社さんにもお願いをしていたのですが、最終的には(株)エリートネットワークさんで決めました。業界大手の会社は (すべてがそうとは言いませんが) サラリーマン的で、更に仕事に対してモチベーションの低い方が担当者でしたので、途中で見限ってしまいました。その点、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの田中さんは最初から最後まで丁寧にフォローアップして頂いて、感謝をしております。規模の大小だけで語ることはできませんが、大きな組織では数名がサボっていても影響はありませんが、小さな組織では一人一人の能力を発揮しなければ会社として成果は上がりません。そんな違いから生まれた仕事に対する姿勢の違いなのでしょうか。そう思えて仕方がありません。
医療ヘルスケア領域にサービスを提供する企業に就職することになりました。今後は、MBA取得過程で得た人的ネットワークと知識を活用し、医療ヘルスケア領域で新たなサービスを生み出していきたいと考えております。今回の転職でやっと天職に巡り会うことができたのでしょうか。それは未だ分かりませんが、世の人々に対して幸せを生み出すことのできるサービスを、私のバックグラウンドの医療ヘルスケア領域で提供することは、今の自分にとって最適な答えであったと考えています。
色々とお世話になり、本当にありがとうございました。