不動産のアセットマネジャー、外資から、一部上場企業への転職。

不動産のアセットマネジャー、外資から、一部上場企業への転職。

No.732
  • 現職

    一部上場  不動産ファンド運営会社   REIT企画部

  • 前職

    日系 大手生命保険会社 不動産部門 保有不動産の収支計画等
    → 外資系 不動産ファンド運営会社 不動産 (オフィス・レジデンス・商業施設) のアセットマネジメント

柿谷 聡輔 氏 38歳 / 男性

学歴:北海道大学 経済学部 経営学科 卒
不動産証券化協会認定マスター
ビル経営管理士
宅地建物取引主任者
認定ファシリティマネジャー

はじめに

もともと大学卒業後に入社した日系の大手生命保険会社で10年間、資産運用としての不動産投資業務に従事し、この間、ビジネスマンとしての基本的な能力を磨くことは出来ましたが、何事につけ慎重で保守的、結果としての意思決定プロセスにおけるスピード感の欠如、といった会社の風土にいよいよ我慢の限界を感じつつあった頃、縁があって前職の外資系不動産ファンド運用会社に入社することになりました。

入社後、そこで目にした風景は全てが新鮮なものでした。そこかしこで英語の会話が飛び交い、社内連絡メールも日英両文併記。ちょうどリーマンショック後のタイミングではありましたが、まだまだファンドバブルの残影を引きずっている頃でもあり、短期間での投資の意思決定や取引実行が当たり前で、連日連夜の深夜残業に追われはしたものの、これまでとは真逆のアグレッシブな環境の中で、一定の充足感を感じながら仕事に取り組むことが出来ました。

その後は一転しての大不況、攻めというよりは完全に守備的な体制の中でも、少人数故に自身の守備領域や決定権限が元々広かったことに加え、それなりに昇進も重ねて、チームマネジメントも経験していましたので、自分としては充実した日々を過ごすことが出来ました。

もともと外資系の会社ではありましたが、比較的日本人の比率が高く、仕事を進める上で自身の英語能力の未熟さが気になるようなことはあまり無かったのですが、リーマンショック後に香港資本の企業と資本提携したことから、英語が不得手な自身の今後のキャリアプランに対する漠然とした不安を感じ始め、転職というワードが頭をよぎり始めたのは、既に転職市場における旬を過ぎた30代後半になってからのことでした。

転職活動について

そうした状態で悶々と日々を過ごしていましたが、たまたま同僚だった大学の先輩から、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの高橋さんも同じ大学の先輩であり、後輩の面倒見が良いので、一度話を聞いてみたらというアドバイスを受け、その時は本格的に転職活動に取り組むというよりは、40才前後の転職マーケットに関して話を聞いてみよう、という非常に軽い気持ちで面談のアポイントを入れたことが同社との接点の始まりであり、まさか実際に転職に至るとはその時には考えてもいませんでした。

高橋さんとのカウンセリングを通じて、自身が抱える不安やなぜそう考えるに至ったのか、やはりプロにはすぐに真実を見抜かれてしまい、その一つの回答としての転職活動というものに対して、大学の近況など転職とは直接関係のない話も交えてコミュニケーションを取る中で、何となくこの人とだったら転職活動にトライしてみようかな、と感じられ、かなりふわっとした状態で私の転職活動が始まりました。

ビジネスマンになってから一貫して不動産関係の投資・マネジメント業務に携わってきましたので、その経験が活かせる日系の企業を探してみよう、ということで基本方針が定まりました。ただ一般的に外資系と日系企業との間には給与水準の格差がありましたので、日系企業への転職は、給与水準が下がることとイコールだったので、この点は少し悩みましたが、短期的、狩猟民族的な仕事の仕方よりも、もう少し中長期的な視点で腰を落ち着かせて仕事に取組みたいという思いや、会社の成長を肌身で感じられる企業、今回の転職が最後となる企業、という観点で会社選択することを優先することにしました。

リストラ対象でもなかったので長期戦も半ば覚悟していましたが、カウンセリング当日にご紹介頂けると言われた企業が、たまたま上記条件に当てはまると考えていた先だったこともあり、その場で履歴書の提出をお願いした所、程なくして人事部長との1次面談のセッティグがあり、そこから複数回の面接を2週間程度の間に一気にこなし、結果的には転職活動を開始してから1カ月程度、面接社数も1社だけで内定を受けることが出来ました。

年齢が比較的高いにも拘わらず、短期間且つ効率的に結果を得られたのは、ひとえに初っ端且つ最重要な人事部長との面接実施前に、高橋さんからわざわざお電話を頂き、1時間以上も時間をかけて懇切丁寧に、1次面接までに事前準備すべきことや当日の立ち居振る舞いや所作についてご指導を頂いた賜物と感謝をしております。

転職活動を終えて

私の場合、選考過程において複数回にも及ぶ面接を重ねことで、自身の転職条件に符号する会社に巡り合えたという思いを一層強く持ちました。勿論、楽園のような所だとは微塵も考えておらず、山あり谷あり、少なからず苦労も重ねることになるとは思いますが、自身で決めたビジネス人生なので悔いなく過ごそうと考えています。そういった意味では、会社の目標に自身の目標を重ね、自身と共に会社を発展させようと考えており、不退転の決意を持っているので、(株)エリートネットワークさんにお世話になるのは、これを最後にしたいと考えています。
今後は良い人材の紹介を依頼する立場でお付き合いが出来るように頑張りたいと思います。

末筆となりましたが、本当にお世話になりありがとうございました。

この転職者を担当したカウンセラーに
転職相談したい

この記事をご覧になったあなたに

関連する転職体験記

転職体験記を絞り込み検索 全ての記事一覧は
こちら