グローバル展開するコンサルティングファーム 官公庁向けコンサルタント
厚生労働省 第一種キャリア職員 (係長)
小売業向けコンサルティング会社 法人営業 兼 コンサルタント
城田 俊英 氏 31歳 / 男性
学歴:東京大学 法学部 第3類 (政治コース) 卒
私は31歳で2回目の転職に挑戦しました。「大切な30代を後悔なく過ごせる環境を見つけ、腰を据えて取り組みたい」 という考えでした。お陰様で、(株)エリートネットワーク松井様との出会いがあり、満足のいく転職活動ができました。改めて感謝の気持ちをお伝えすると共に、同じような状況の皆様のお役に立てればと思い、簡単に経緯を書き記しておきます。
もともと私は、霞が関の中央省庁の第一種キャリア職員でした。新卒で入省して5年半働き、係長の時に辞めました。
今振り返ると、公務員になった理由は、「世の中の役に立ちたい」 「尊敬できる優秀な方々と一緒に仕事をしたい」 というピュアな気持ちと、それを裏側から支える、「就職先としてのマイナス要素の少なさ」 があったように思います。事業の継続性はほぼ100%、国内外に通用する抜群の知名度、それなのに狭い業界で競合がない、等々、「選択ミスのリスクが低い」 という盤石の土台があったからこそ、安心してピュアな気持ちを抱けたということです。「東大法学部を卒業して官僚になった」 というストーリーに誰かから疑問を呈されたことは一度もありません。
公務員の仕事には熱中していました。ですが、仕事に慣れ一定の評価を頂けるようになってくると、自分を取り巻く 「リスクの低さ」 が、逆に自分を悩ませました。ひとことで言えば、「リスクをとる方が当たり前、健全、おもしろい、生きている気がする。このままでいいのか!?」 と思ってしまったということです。労働時間、給与水準など考えると、中央省庁の仕事は、リスクは低いですが、コストは非常に高いものです。漫然と続けてもいい結果は出ませんので、辞めました。公務員の仕事の必要性は明らかですが、同じような思いで公務員を辞める方は、今後もおられるかと思います。
最初の転職では、(株)エリートネットワーク様とは別のエージェントさんにお世話になりました。活動時間があまりとれないために、自分で検索した求人情報を元に、2社ほど受けました。幸い2社共内定を頂き、「提示条件も会社規模もより小さい方、より悪い方」 を選び転職しました。「舌切り雀」 の昔話ではありませんが、「より小さい方」 「リスクのより高そうな方」 を選ぶ方が、ハッピーエンドがやってきてくれる気がしていたためです。
2社目の会社では、小売業をお客様とした企画営業兼コンサルティングの仕事で、3年強働きました。公務員時代と違って、「目の前のお客様のために働く」 という感覚が自分に合っていて、そこに緊張感もあれば楽しさもありました。本当にやり甲斐のある仕事でした。
ですが、会社規模が小さ過ぎるための問題を感じるようになりました。何よりも 「人」です。良く言えば 「若い会社」 なのですが、逆に言えば、定着率が低く、尊敬できる先輩がいないということでした。経営者とソリが合わずに辞めていく人も散見され、社内の空気は年々悪くなっていました。お客様や仕事は好きだが、自分の会社が好きになれない、というのは辛いものです。私は、自分で会社組織を変えようと頑張ることよりも、転職を選びました。
2度目の転職ですし、30代に入っているため、まず考えたことは 「次の選択は自分の人生にとって失敗できない重要な選択になる」 ということでした。そのため、「転職を知り尽くしたエージェントとよく話し合って納得のいく活動をしたい」 と強く思いました。最初の転職の時は、エージェントの顔を一度も見たこともなく、求人票の検索とメールのやり取りだけで転職していましたが、今思えばそれは無謀でした。
丁寧に仕事をしていそうな小振りのエージェントを探しました。(株)エリートネットワーク様のページに目が止まったのは偶然です。様々な意見がありましたが、判ったことは、「求職者と向き合ってしっかり話をしている」 ということでした。
試しのつもりで登録をすると、早速電話を下さった方が松井様でした。直接合って話をしましょう、というお話でした。社長さんが自らフロントでエージェントをされているということに驚き、本当に転職サポートの仕事を喜びとされている方なのだと思いました。
松井様のお話は、熱意と愛情にあふれたものでした。私の経歴、今回の転職活動に至った経緯を説明すると、松井様が見たところの 「私の評価」 を率直に聞かせて頂きました。自分にとって厳しい内容も、自分では評価していなかった長所も、包み隠さず歯に衣着せず、という感じでした。私はそのことに感謝しました。
転職活動をするに当たり自己分析は欠かせませんが、私の場合、自分ひとりで自己分析をやると独りよがりになったり、過度に憶病になったりと、とかく迷走しがち、という経験がありました。松井様は、その大切な作業に、客観的な目線を持ち込んでじっくりと付き合って下さいました。
年間何百人というカウンセリングを繰り返されている方の 「人を見る目」 には、確かなものがあると思います。私が必要としていたのは、自分の思い込みではなく、そういう厳しさも含めた外からの公正な評価でした。
その上で、目指す会社を選ぶ段階でも、松井様の力をお借りしました。私の場合、実際に自分の知っている会社の数は限られており、既知の会社の中から希望の転職先を選ぶという訳にはいきませんでした。
私のポイントは、ジェネラリスト志向が強く、特定の業界や専門へのこだわりがないことでした。それは転職活動に当たって弱みになると思っていたのですが、松井様は、「そんなことはない。それは裏を返せば、知的好奇心の幅が広いということ。そして、城田さんは商品や技術よりも、 “人間” に興味を持っておられる、ということですよ」 と明晰に整理された上で、私にマッチしそうな会社、仕事を提案して下さいました。機械的に求人票を検索するのでは考えもしないような、様々な業界がありました。その一つ一つについて、「どういう会社」 で 「なぜ」 あなたを推薦しようと思うのか、更には、「その会社から見てあなたはどのような強みがある人材として映るか」 ということを丁寧に説明して下さいました。
膨大な経験知の裏付けがあるのが判り、それぞれの会社を提案して下さる理由がいちいち的を射ていることに感動しました。
カウンセリングの中で、率直にお伝えしてよろしいでしょうか? と前置きした上で自分にとって耳の痛い話も遠慮なくハッキリとおっしゃるので、ともすると中には若干傷つく方、快しとしない方もあるかとは思いますが、私は、「このエージェントは信頼した方がいい」 と直感しました。そうしたカウンセリングの結果、最初は食わず嫌いしていた業界であるコンサル業界、その中でも具体的にどんな企業が自分と社風がマッチするか、という点までが明確に描けていきました。
転職活動期間は1ヶ月あまりとなりましたが、前半は思わしくありませんでした。自分の覚悟が甘く、「戦闘態勢」 が整っていなかったという風に反省しています。せっかく面接をして頂いているのに、こちらの準備不足などもあり、働きたい意思がストレートに伝えられず、いい結果につながらないということが何度かありました。
松井様はこまめに電話を下さりフォローしてくれていたのですが、そのような失敗が何度か続いたタイミングで、厳しく喝を入れられたことがありました。「自分が行きたいと思わないと、どこの会社へも入れませんよ。目を覚まして下さい!」 と言われた瞬間が鮮烈に記憶にあります。そこまで言ってくれるエージェントがいるでしょうか。そこから気を引き締め直し、後半戦はすべての会社が2次面接、3次面接へと進めて下さり、いい流れに入りました。そしてその結果、一番働きたかった会社から内定を頂き、今は入社に向けた準備を進めています。あの時の一喝には心から感謝しています。
内定を頂いた時に、「おめでとう。良かったなあ」 と繰り返し喜んでくれたのも、やはり松井様です。更には、コンサル業界でこれからやっていくためのアドバイスもいくつか頂きました。本当にソウルエージェントという言葉の通りの方だと思います。
過去の転職活動の際には、「どの会社に転職するか」 ばかりを考えて、会社選びばかりしていて、「誰をエージェントに選ぶか」 という視点がありませんでした。実際には、転職活動は一人でできるものではありません。推薦をしてくれるエージェントの方はもちろん、日程の調整をして下さるスタッフの方、そのチームワークを大切にして、気持ち良く活動ができた時にいい結果が付いてくる、という風に感じました。振り返れば本当にいい活動ができました。
偶然 (株)エリートネットワーク様にお世話になることができたのが、最大の勝因だったのではないか、とまで思います。感動するサービスを受けると人に教えてあげたくなると言われますが、最近、友人から転職を考えていると相談された時には、迷わず松井様をご紹介しました。
最後になりますが、松井様はじめ、(株)エリートネットワークの皆様にお礼を申し上げます。次にお世話になることはないようにしたいものですが、もしまた転職することになった時には、また (株)エリートネットワーク様にお世話になろうと思っています。本当にありがとうございました。