マザーズ上場 ソーシャルアプリ事業会社 広告入稿・運用担当
一部上場 インターネット広告代理店 広告入稿・運用アシスタント
中辻 尚子 氏 31歳 / 女性
学歴:武蔵野女子大学 文学部 英語英米文学科 卒
秘書技能検定2級
前職では、インターネット広告の企業に派遣社員として入社した後、数年を経て運良く正社員での雇用となり勤務していました。 業界特有のめまぐるしい職場でしたが、業務範囲も広く環境も良く、派遣社員だとしても、十分やり甲斐を感じることができました。
これまでのキャリアを振り返ってみると、キャリアプランを明確に持ち計画的に進んできたというよりも流れに乗り、状況に適応し、そこから学んできたことが多かったように思います。でも、それはそれで自分らしくていいと思っています。
折角、正社員雇用となったところでしたが、1年後に退職に至りました。複合的な理由があったのですが、メインは結婚を予定しての退職でした。ここでも、流れに乗りました。
ただ、この流れは順調にはいかず、諸々の事情でその話は解消になり、結果的に職を探さなければならない自分が残りました。
私が本格的に転職活動を開始したのは前職を退職してから4ヶ月も経っていました。
退職したばかりの私は、すぐ働く気にもなれず地元の長野県で就職も視野に入れ、モタモタしていました。このブランク期間が更に、足を引っ張ることも全く知らない私でした。
やはり地元では、希望の職種がないことからもう一度、東京で仕事を見つけようと思い重い腰を上げました。
まともな転職活動自体が初めてでしたので、何から着手すればいいのかも分からず、とりあえず大手の転職エージェントと中堅どころの転職エージェントを合わせて3社登録しました。
ブランクが空いてしまった事と30歳を過ぎた年齢ということもあり、想像以上に厳しい現実でした。 覚悟はしていましたが、まず書類が通らない。
奇跡的に通ったとしても、最大の難関が面接でした。
自分なりに、エージェントやハローワークの模擬面接を何度か受けていく中で、これまでの自分のキャリアをストーリー立てて説明することに専念しました。
ただこの中で一番、苦労したのが退職 (転職) 理由でした。
一言で言ってしまうと、婚約解消というキーワードは、デメリット以外の何でもないと思っていたので、エージェントや企業にも一切出さないと決めていました。
転職活動開始からあっという間に3ヶ月経とうとしていました。
仕事をしていないという状況から、だいぶ焦っていて精神的にもきつくなっていました。
あと1ヶ月で決まらなかったら、派遣社員に戻るか、地元に帰ろうと決めました。
ネットで偶然見つけたサイトから、webでの簡単な登録を済ませると、すぐに転職カウンセラーの安藤さんから電話が入りました。 そこからすぐカウンセリングの日程が決まりました。
いつも通りにこれまでの経歴を説明しました。
でも、安藤さんは私の退職理由のところで、どうしても納得いかない様子でした。
「本当に本心言ってますか? 他に理由はないですか?」 と何度も聞かれました。
やはり自分は転職理由がネックになっているのだと改めて思い知りました。
あと1ヶ月と期限を決めたこともあり、段々と吹っ切れてくる自分がいました。
「実は。。。。。。。」
転職カウンセラーの安藤さんの反応は意外でした。
「すごく納得しました。 あなたくらいの年齢の女性で色々あるのは、むしろ自然なことだと思います。」 と仰いました。
とても気持ちが楽になって、涙が出そうになりました。
しかし、敢えてそれを企業にきちんと伝えるということを提案されましたが、かなり抵抗がありました。それは、軽卒で問題のある人間と思われるリスクがあるのでは? というのが理由でした。
たしかにデリケートな部分であるので、ちょっと社内で相談しますと仰ってその日は終わりました。最後に、「年内には絶対決まりますから、頑張りましょう」 と言われました。
その時の私にはとても心強い言葉でした。
翌日すぐお電話を頂き、やはり本当の理由を話すこと、リスクがないように安藤さんの方でも細心の注意を払って企業にフォローを入れて頂く方向に決まりました。
今から思うと、私の性格も考慮した上でのアドバイスだったのだと思います。
カウンセリングの場でも言われましたが、私は気持ちが顔に出易く、とても分かり易いタイプなので取り繕おうとしたり嘘を言うと、とたんに自信がない感じに映るのだと思います。
何社かご紹介頂いた中で、内定を頂いた企業は正直、最初はあまり気の進まない案件でした。
おまけに、面接の直前で体調を崩してしまい不完全な状況で行く事になりました。
そのせいか、今までで一番 “素” に近い自分になってしまったと思います。
精神的に限界に近かったのかもしれません。1ヶ月と決めたけど、それまで持たないかも、、、、、と思い、安藤さんに企業の紹介を一旦ストップしてもらうことにしました。
その矢先での内定でした。
入社を決めたポイントは、訪問した際、働いている人たちが皆生き生きして見えたことと、
面接官の方が、私の経歴を丁寧に聞いて下さったことで、逆に私の強みを引き出してくれた点です。
仕事のやり甲斐も大事ですが、一緒に働く方や会社の雰囲気は、とても重要だと感じているからです。
安藤さんとのカウンセリングから、内定まで半月でした。
何だ、こんなことならもっと早く登録しておけばよかった と思うところも正直ありますが、でも、苦しんだ3ヶ月は真正面から深く自分と向き合う必要な期間だったと思います。
この期間のお蔭で、家族や友人や前職の仲間の優しさに気づく事ができました。
一人では乗り越えられなかったと思います。
(株)エリートネットワーク様には、自分の人生に向き合う事をお手伝い頂いた、そんな感じだと思っています。
ブランクが空いてすっかり自信を失っていたので、リハビリの要素もあったかもしれません (笑)
活動中は安藤さんに、所々で褒めて頂きながら頑張ることができました。
褒められた方が頑張れるという私の性格も見抜いておられたのでしょうか・・・・・
結果的に半月ほどの短いお付き合いとなりましたが、他の転職エージェントでは書類選考もしてもらないような企業様とつないで下さったり、迅速な面接のセッティングなど本当に、本当に感謝しています。有り難うございました!
全然エリートではない私の転職活動ですが、一旦は落ち着けそうです。
大変なのは入社してからだと思いますが、今は晴れ晴れとした気持ちです。