一部上場 大手インターネット情報提供会社 経営企画担当
日系 大手コンサルティング会社 経営コンサルタント (初の同校卒業生)
一部上場 インターネットゲーム会社 グローバル人事部門 人事企画担当
生島 桂子 氏 28歳 / 女性
学歴:中堅私大 経営学部 経営学科 卒
私が転職するにあたって、苦労したことや失敗したことそれらを共有させて頂くことによって、少しでもこれから転職を考えておられる方のお役に立てればと思います。
もともと私は新卒で日本のコンサルティング会社に入社し、大手製造業を中心に中期経営計画の策定やそれをブレイクダウンした事業計画の策定、運用の仕組みの構築などのプロジェクトを中心に従事させて頂き、3年間勤めました。コンサルティング会社ならではのハードワークでしたが、成長感や達成感はとても大きく、やり甲斐のある仕事でした。
ただ、プロジェクトが終わればその後の運用には関わることが出来ないという第三者的な立場から、どうしても当事者としての立場でできる仕事がしたいと思い、転職を決意しました。
初めての転職活動は、当時成長の著しいWeb・モバイル業界を中心に転職活動をしました。
成長の著しい業界の方が、今までの仕組み化や経営計画策定の経験を活かせる機会に恵まれると考えたからです。コンサルティング会社で良いプロジェクトに関わらせて頂いていたことなどが評価され、2社目はすんなりと決まりました。
その企業には3年間ほど勤めました。経営企画部門に在籍しておりました。急成長企業であり、経営課題は、人事に纏わる事が多く、主に人事制度関連のマネジメントシステムの構築・運用を担当していました。
が、次第にどうしてもバックオフィスではなく、事業部門に属して第一線で利益に直結する仕事に関わりたいという思いが強くなり、今回の転職を決意しました。
転職活動の初めの頃は、2社目への転職がすんなり行ったことや、経営陣の直下で相当タフに働き、タフな経験を積んできた事もあり、職務経歴書に記載した経験は、間違いなく額面どうり評価されるという自信があったため、正直 「今回の転職も大丈夫だろう。」 と高を括っていました。
なので、特段面接対策もしないまま、甘い気持ちで転職活動に臨んでいました。
ところが実際に転職活動を進めてみると、書類審査は通るものの、面接で次々と落ちてしまいました。志望度が高い書類通過した5社のうち、4社が面接落ちとなってしまい、このままどこも決まらないような不安な気持ちで一杯になり、軽いパニックになってしまいました。
私の状況を見かねて、今回の転職活動でお世話になった(株)エリートネットワークの杉本様が面接当日の早朝8時前から2時間近くの時間を割いて、事前のカウンセリング面談を設定して下さいました。
そこで受けたアドバイスには色々なものがありますが割愛し、一番ズシンと突き刺さったアドバイスを共有させて頂きますと、
「面接はプレゼンテーションの場ではなく、あくまで面接官と意思疎通を図りながら相性を見極めていくコミュニケーションの場ですよ。」
という言葉でした。
私はそれまで、自分のスキルや実務経験をほぼ一方的に主張してきていたため、その言葉は、目から鱗でした。その言葉の通り、何もかも自分から主張するのではなく、一旦相手の質問を懐深く受け止め、その上で最も大事なポイントだけ返す、ということを気に留めながら挑んだ残りの1社は無事最終面接も通過する事ができ、内定を頂けることとなりました。
また、前述のアドバイスを留意して挑んだ面接では、面接官の方の反応もかなり違うように感じました。今まで相槌が多かった面接が、ポイントだけを返答にすることによって1つの質問が深掘りされ易くなり、面接官の方の納得度も高いようでした。
この体験記をお読みの方の中には、何だそんなことか、とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。ただ、コンサルタントや経営企画など普段の仕事で議論やプレゼンテーションに慣れている方ほど、この手の落とし穴に陥りがちで、且つ自分では気づきにくいポイントだと思います。
その上、今回の私自身の面接・選考においても重要性が高かったため、この点を皆様にも共有したいと思い、『転職体験記』 として記載させて頂きました。
最後に、早朝からの面接前カウンセリングや様々なアドバイスを下さった転職カウンセラーの杉本様に感謝の言葉を結びとして、体験記とさせて頂きます。 この度は、有難うございました。