女性人事、31歳での転職

女性人事、31歳での転職

No.788
  • 現職

    マザーズ上場 ソーシャルメディアマーケティング支援企業 人事担当

  • 前職

    婦人服の製造及び販売会社     法人営業職
    ハンドバッグの製造及び販売会社 企画営業職
    総合教育会社  人事部の立ち上げメンバー

榎木 真紀 氏 31歳 / 女性

学歴:熊本大学 教育学部 中学校教員養成課程 美術学科 卒

新卒での就職活動の軸

高校時代には進路を絞り切れず、当時の恩師の勧めもあり、教育学部に進学しましたが、実習や、実際に勤務している先輩から話しを聞いた上で、公教育という組織の中ではなく、以前から興味のあった衣料 (アパレル) 業界を通じて社会に出てみたいと思い、その業界に絞って就職活動を行いました。その中でも、素材にこだわり、企画、製造から販売まで全て自社で手掛けている点や、それぞれの部門で活躍できるフィールドがある点に魅力を感じ、1社目のアパレル会社を選びました。

今回の転職活動までの経緯

1社目の会社では本社の内勤営業に配属され、1年後には新卒の女性で初めて外勤営業を任されることになりました。外勤営業の話しを聞いた時には、自分に務まるのかという不安はありましたが、実際にやってみると自分の提案が受け入れられ、お客様に喜んでもらい、更に数字を達成した時には、営業職の面白さを感じることが出来ました。

ただその一方で、全社的にも売上げ自体も厳しい状況が続く中、入社当初から感じていた企画部門と営業部門の確執が深まる様子を見て、もっとお客様の声を現場に取り入れて、必要とされる商品を提供することが出来ないものかとも考えるようになりました。「会社一丸となって、何かできることはないのか」、普段から周りの先輩と相談してみたり、一部のメンバーと商品のPR方法を変えてみたりと試行錯誤を繰り返していた矢先、既に転職した先輩社員から、「今の会社が支店を出すことになったので、一緒にやってみないか?」 と声を掛けてもらいました。

入社して2年しか経過していなかったこともあり、会社や取引先の方々に対して申し訳ない気持ちや、まだ半人前にも拘わらずこの時点で転職という決断は早過ぎるのではないか等、様々な葛藤もありましたが、もっと会社やお客様のためにアグレッシブに働ける環境に身を置くことで自分も成長したいと思い、2社目への転職を決めました。


2社目も同じ衣料 (アパレル) 業界ではありましたが、アルバイト社員も含めて20名にも満たない会社ということもあり、営業職での採用ではありましが、商品の企画や管理はもちろん、時には自らイベント会場に立つような仕事も行いました。そういった意味ではハードな面もありましたが、それ以上に 「お客様の声を活かした商品開発を行いたい」 という想いを会社に受け入れてもらえるという点では、充実した日々が送れていたと思います。

2社目も同じ業界ではありましたが、とにかく売り上げ重視の会社でした。もちろん利益失くして、会社の存続は無いのは当然のことだと分かっていながらも、20代後半に入り、これから先どういった職業人生を歩んでいくのかを考えた時に、同じように働いて報酬を得るのであれば、人の役に立つ仕事、感謝される仕事に携わりたい、できる限り付加価値の高いサービスを世の中に送り出しているようなに会社に身を置きたいと考えるようになり、3社目の転職活動を開始しました。そのため、新卒時の就職活動の際に行った業界を絞るやり方ではなく、経営理念や事業内容に対して、共感を抱きながら働くイメージが持てる会社、更に営業経験が活かしていければ、という気持ちで活動を行っていました。

そんな中、3社目で働くこととなる会社で営業職として応募した際、「営業職も貢献度の高い素晴らしい仕事ですが、その仲間を増やす人事も同じくらいに素晴らしい仕事です。よかったら営業ではなく、人事をやってみませんか。」 と声を掛けてもらいました。思ってもいないオファーだったので、戸惑いもありましたが、今回の転職の目的だった、「人の役に立つような仕事」 「できる限り付加価値の高いサービスを世の中に送り出しているようなに会社」 という点から考えた時に、一番マッチしている会社だと感じたため、営業職ではなく、人事という職種で3社目の会社に入社しました。

なぜ、今回の転職を考えるに至ったのか

初めての人事職で、更に年間を通して採用業務を行いながら、会社のステージに合わせて社内制度も整えていく必要もあったので、転職した当初は自分のキャパシティを超えた業務の連続で、目まぐるしく時間が過ぎていきました。ただ、3年、4年と経過していく中で、採用に関わった社員が会社の成長を加速させてくれて、更にその社員が輝いていく姿を見て、会社の要である 「人」 を支えていくこの仕事に、非常にやり甲斐を感じていました。そんな折に、人事部門を強化していきたいということで、人事経験者の中途採用が始まりました。他部署においては多くの中途社員が活躍していましたが、同じ部署内には経験者が1名しかいなかったので、採用、労務管理といったそれぞれの分野におけるエキスパートが次々と入ってきたことは、私に大きな衝撃を与えました。

彼らの話しはとにかく刺激的だったので、当初は一緒に仕事ができる喜びを感じていましたが、時が経つに連れて、今の自分は会社の一歩外に出た時に、どれだけ社会に必要とされる存在なのだろうか? という疑問も抱くようになりました。しばらくそんな漠然とした不安を抱く日々が続きましたが、これまで仕事を通して多くの成長の機会を与えてもらったことを思い返し、そんな中で偶然にも引き合わせてもらったこの人事という仕事を通して、年齢を重ねても社会に必要とされるビジネスパーソンとなるために、キャリアアップも望める職場に身を置きたいと考え、今回の転職活動に踏み切りました。

(株)エリートネットワークさんを選んだきっかけ

3社目の会社に(株)エリートネットワークさんのご紹介で入社された方が、人となりも含めて素晴らしい方だったので、印象に残っていたのが登録したきっかけではあります。ただ、最初に登録したのは業界大手の人材紹介の会社だったのですが、転職活動期間を長目に設定したせいか、初回の連絡が何日か経ってからだったのと、担当の方からの連絡の頻度が週によっても波があったので、なかなかタイミングが合わず、結局は具体的な話に進まないままで終わってしまいました。

また、求人サイトも併用して活用していましたが、人事という職種に絞った場合、圧倒的に掲載数が少ないのと、同じような募集要項であっても、実際に面接で話を聞いてみると内容やポジションは会社によって異なり、またホームページ等の印象ともぶれがあるので、在職中の限られた時間の中での活動としては厳しいものがありました。

そういった理由からすがる様な思いもあり、(株)エリートネットワークさんを選びました。

転職活動の振り返り (なぜ今回の企業に決めたのか)

3社目の会社は、「変革」 「創造」 していくことを行動指針に置いた、いわゆるベンチャー企業だったのですが、ここでは仕事をする上で身を置く環境の重要性や、仕事を通しての人間的な成長に関して、多くのことを学ばせてもらいました。また、そういった環境だったからこそ、候補者の方に自信を持って会社をアピールすることができ、更に、会社をもっと成長させたい、メンバーのためにもっと会社を良くしていきたいという想いを持って仕事に取り組めていたのだと思います。そのため、付加価値の高いサービス展開しており、人事としてキャリアアップが望め、尚且つ社員に対して変革、創造を求めているような会社を探していました。その想いは初回のカウンセリング時に大森さんにお伝えしていたので、ご紹介頂いた企業は本当に魅力的な企業ばかりでした。

そんな中、最初は正式な面接ではなく、ざっくばらんな “面談” という形式で人事スタッフの方にお会いさせて頂くことがありました。その面談では、実際の仕事内容、事業内容や今後の方針について募集要項やホームページにも掲載されていないような点も含めて丁寧に説明して頂き、更に質疑応答の時間も30分近く用意してあったので、第一印象としては、とにかく 「誠実な会社だな」 という印象を持ちました。また、業務を共にするメンバーに先に会わせてもらえたことで、早い段階で一緒に働くイメージを持つことが出来ました。

その後の面接でも、面接官自身の自己紹介から入って頂けたことで、こちらからも踏み込んだ質問をさせて頂くことができ、社員の方の考え方、会社の在り方に触れることができたと思います。そのため、未経験の業界ではありましたが、選考が進むにつれて、この会社で、このメンバーの役に立ちたい、そして自分自身も成長したいという想いが自然と固まりました。また最終面接で代表の方に創業の想いや今後のヴィジョンについてお話しを伺った際に、この方の創造する未来を、これまでの私のキャリアを活かして、カタチにしていきたいと強く感じたので、内定の連絡を頂けた時には本当に嬉しかったです。

(株)エリートネットワークさんへの感想、また大森様への感想

登録後すぐに大森さんからご連絡頂き、その後も平日、休日を問わず、電話、メールで迅速にご対応頂けたので、在職中でありながらも、気持ちを切らさずに転職活動を続けることが出来ました。もし大森さんのフォローがなければ、思うような結果が得られなかった時期に、自分には無理だ、今の仕事が忙しい等と都合がいいように理由をつけて諦めてしまっていたと思います。

まず第一に感謝している点としては、こちらがお願いした通りの会社を探し出し、ご紹介頂けた点です。大森さんの方でしっかりと企業のスクリーニングをして貰えていたので、一次面接に足を運んだ際も悪い意味でのギャップがなく、前向きな気持ちを維持することが出来ました。実際に転職活動の初期は自分でも企業検索を行っていたのですが、会って話を聞くと条件が合わないことも多く、結果として時間的にも精神的にもダメージを受けることが何度かありました。

2点目は、こちらの状況に合わせて常にフィードバックをし続けて頂けた点です。毎回の選考毎に的確なアドバイスを頂けたのはもちろんですが、時には言いにくいようなことも言って頂き、その上でフォローまでして頂きと、その時の心理状態も汲み取って頂きながら、本当に根気強く面倒見て頂いたことに、とても感謝しています。
思い起こせば、転職できるのだろうかと不安を感じながら初めてお伺いしたカウンセリングの時にも、なかなか思うような結果が出ない時にも、「大丈夫です。絶対に内定は出ます。」 と常に明るく、真摯に、前向きな言葉で支援し続けて下さる転職カウンセラーの大森さんの対応があったからこそ、今回の結果があると思っています。

今の環境を変えてみたいと思いながらも、年齢、性別、キャリア、学歴、収入、様々な理由で不安を感じ、踏み出すことができずにいるのだとすれば、転職する、しないに拘わらず、まずは相談だけでもしてみることが、自分の将来を輝かせるきっかけになるのではないかと思います。
本当に有難うございました。

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