四大法律事務所 弁護士
中堅法律事務所 弁護士
今井 満 氏 34歳 / 男性
学歴:一橋大学 法学部 卒業
University of Pennsylvania 留学
慶應義塾大学 法務研究科 (法科大学院)修了
University of California BerkeleyにてLL.M.取得予定
弁護士(新61期)
TOEIC 990点
TOEFL 112点
私は弁護士登録後5年以上経過後、初めての転職活動で中規模法律事務所から大規模総合法律事務所に転職することができました。転職活動をされる方にご参考にして頂ければと思い、今回の体験をまとめさせて頂きました。
私は、法科大学院を卒業し、修習修了後に、都内の中規模の法律事務所に入所しました。入所先の事務所は、企業法務・一般民事・家事・刑事など多様な事件があり、私も幅広い事件に取り組んで弁護士の基礎をつくろうと真摯に取り組みました。パートナーや先輩アソシエイトにも恵まれ、弁護士会の委員会活動や公益活動に参加するなど、充実した弁護士生活を送っていました。
登録から5年を経過し、ちょうど修習同期の弁護士が徐々に独立するなどし始める時期になりました。一通りの事件を経験することができ、今後のキャリアを考える中で、より国際的な業務にも挑戦し、弁護士としての幅を広げたいとの思いが強くなりました。そのために、海外の大学院への留学を考えるようになりました。日々の日常業務の傍ら、出願準備を進め、年末から年明けにかけて複数の大学院に合格しました。当時の法律事務所に戻るという選択肢もありましたが、留学後5年ないし10年のキャリア形成を考え、より経験が活かせる場で執務したいと考え、転職活動をすることを決めました。
初めての転職活動ということもあり、(株)エリートネットワーク様を含め、複数の転職エージェントに登録しました。まず、職務経歴書を作成しました。これまでの職務経験を振り返り、キャリアの方向性と照らし合わせ、整理する良い機会でした。
その後、ご担当の高橋様に面談でじっくりとカウンセリングをして頂き、最も採用ニーズの高い期よりも少し年次を重ねているということで早めに動くこととし、事前に提出した職務経歴書とカウンセリングの中での希望から具体的な候補を複数、提示して頂きました。私のこれまでの経歴と希望と合致したものでしたので、積極的に応募することに致しました。
書類選考を通過したいくつかの法律事務所で、面接の機会を頂きました。留学の関係でタイミングが合わなかったり、これまでの業務の内容との隔たりがあったりするなど、残念なお知らせを頂くこともありました。もちろん、がっかりすることもありましたが、これまで積み重ねてきた実務経験に自信を持ち、自らの市場価値に対する公正なフィードバックの機会として、できるだけ前向きに捉えるようにしました。
その中で、専門性を高めつつ国際的な業務に携われる有名大手渉外事務所から、これまで積み重ねてきた実務経験と将来の方向性を評価して頂き、留学後に入所を決めました。
私は約2か月の間、転職エージェントを通じて10か所程度の法律事務所に応募し、5か所ほど面接に赴きました。私の場合には、幸運にも比較的短期間の活動で転職を決めることができました。今になってみると、職務経歴書の作成や時間をかけたカウンセリングを通じて、明確な方向性を打ち出せた結果のように思います。
しかし、一般的に、転職活動は、新人採用と比べても、採用時期のタイミングがまちまちであり、在籍している弁護士の年齢構成、他の応募者との兼ね合い、採用担当者との相性など、偶然の要素がきわめて多いと思います。仮に、意中の回答を得られず、若干時間がかかったとしても、焦らずにフィードバックの機会として捉えて、淡々と進めていくことがベストだと思います。
転職活動を振り返って思うのは、節目において積み重ねてきたキャリアを他人に客観的に評価してもらうことがきわめて重要であるということです。この点、転職エージェントは転職活動のアドバイスを行うプロであり、採用する側のニーズ、他の候補者と比較した場合の長所や短所、アピール方法など具体的なフィードバックを得られます。
特に私をご担当頂いた転職カウンセラーの高橋様は、面接の設定から面接後のフォローまで懇切丁寧にご対応頂き、何かと不安を感じる転職活動において、最後まで安心してお任せすることができました。このようなご担当者に恵まれたことは大変幸運であると思っています。
最後になりましたが、高橋様には、大変きめ細やかなサポートを頂き、改めて厚く御礼申し上げます。