IT知識を生かして、大手メーカーの事業企画部への転職

No.850
  • 現職

    一部上場 電機メーカー   経営企画部門 事業企画部

  • 前職

    一部上場 電機メーカー   事業企画部門 新規事業開発部

仁科 巧 氏 30歳 / 男性

学歴:国公立大学 工学部 経営工学科 卒
私立大学大学院 理工学研究科 経営工学科 修了
TOEIC 895点

新卒入社までの経緯

大学院では理工学研究科に進み、企業活動を定量化しそのデータ処理を通じて最適解を導出する研究を行っておりましたので、就職先としても自身のアカデミック・バックグラウンドが役に立つ職種で検討をしました。内資/外資メーカー、SIer、コンサルティングファームなどを見ていく中で、最終的には自身に相性が合うと感じた、グローバルに事業展開を行う日系の大手メーカーのIT部門への就職を決めました。

転職に至る経緯

新卒で入社したメーカーでは国内外を問わず、販売の現場、製造の現場を経験しました。国内業務を経験した後は、若手の育成対象者に選抜され、約1年半ほど東南アジアの新興国拠点に赴任し、現場業務のオペレーション改革等に携わりました。慣れない文化や乏しい生活環境下でしたが、現地スタッフと現場で汗をかきながらグローバルな経験を積みました。

その中で、成熟期を迎えた既存製造事業の維持・強化による収益の確保を行う一方、家電関連製品のコモディティ化や、中・韓等の新興企業の躍進による競争環境の激化を身を持って感じ、日本へ帰国後は事業企画部門へと移り、新興企業の手の及ばない事業領域での新規事業の立ち上げに取り組みました。

新規事業の立ち上げを進めていた折、事業環境の変化により所属部門の拠点 (勤務地) を移転するという話が持ち上がりました。私が新卒で勤めた会社の本社は関西にあり、東京から関西に拠点を移すことで事業の強化を図ろう、という経営判断が下ったのです。

私自身としては転勤も止む無しと考えておりました。しかし妻に関西への転勤の話を伝えたところ、妻は自身の会社 (拠点は東京のみ) でこれからも東京で勤務を続けたいという反応が返ってきたことから、非常に悩ましい状況に陥りました。

新規事業開発というキャリアの面でそれなりのやり甲斐を感じている一方、家族も含めた今後のライフプランを考えた時に、どのような選択肢が取り得るのか悶々としている中、ふとネットで閲覧した求人の中で、興味を持った求人案件を複数掲載していた人材紹介会社が(株)エリートネットワーク様でした。コンタクトをした次の週にはオフィスに向かい、転職カウンセラーの松井様から相談・ご助言を頂くことができました。

転職先候補の検討

転職候補先の希望としては、勤務地が関東圏であるという以外に、今後のキャリアの構築はグローバル展開している事業会社の経営企画系職能で希望していることを相談しました。またこれまでの勤務先の社風や自分自身の性格等との相性も加味し、ベンチャーなど新興企業と言うよりは、腰を据えて末永く働いていける大手企業群への志望度が強い事も条件としてお伝えしました。

この時頂いたアドバイスとしては、私の主旨も充分ご理解頂いた上で、私の希望しているポジションだけを考えるのではなく、もう少し広い視野で検討するととをお勧め頂きました。そうした事から、当初は検討の対象外としていたコンサルティング会社や大手SIerも含めた幅広い選択肢から、転職活動を開始していくことになりました。

これは転職活動を終えて改めて感じたことですが、今回の私の転職活動は結果的には当初より希望していたものとなりましたが、当初の自身の視野の中だけで転職活動を進めるのではなく、今後長く続くキャリアパスを多面的に考え広い視野を持って活動することが、決定後により大きな納得性を生むということです。

実際の面接活動

実際の転職活動では、外資系コンサルティング会社や、関東を拠点とし海外売上高の比率の高い一部上場のメーカーを中心に選考を進めていきました。

選考を進めていく中では、各会社の社風を踏まえた上で、毎回の面接のポイントについてご助言頂くという以外に、スケジュール調整で大きくお世話になりました。顧客接点のあるシステム運用業務に携わっていたのですが、システムトラブルに見舞われ、転職活動中に会社に泊まり込む必要が出てきてしまったりと、思ったように予定通り選考を進めることができず、複数社の面接日時の日程変更等難しい調整が発生しました。
そのような状況下でも粘り強く調整の窓口に立って頂き、複数社の面接日時を上手く調整頂くと共に、メンタル面でのアドバイスも含めて様々なご支援を頂くことができました。

最終的には面接を進めていく中で、徐々に志望度の深まった一部上場のグローバルメーカーの経営企画部門より無事に内定を頂くことができ、納得のいく転職活動ができました。

総括

今回の転職活動では、自身の “キャリアプラン” のみでなく家族の “ライフプラン” も含めた慎重な検討を要しましたが、(1)早期に相談して的確な助言頂けた事、(2)広い視野から助言頂けた事 (3)転職活動中のトラブルに対しても粘り強い支援を頂けた事、
の3点が功を奏し、想定以上に早い段階で納得のいく結果に至ったと考えています。

一連の転職活動では、大変お世話になりました事、改めて御礼申し上げます。

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