ジャスダック上場 システムインテグレーター 法人営業職
大手銀行 首都圏の支店 リテール営業職
石田 麻希子 氏 25歳 / 女性
学歴:北海道大学 大学院 人文科学系 修了
証券外務員1種
生命保険一般課程
内部管理責任者
学生時代の就職活動では、東京で働きたい、お客さんと末長く良好な関係を持てる営業をしたいという希望があり、お客さんとの信頼関係を大切にする印象のある銀行に入りました。しかし、実際に働いてみると、1000名近い同期の中で、Top10に入る業績は上げたものの扱う商品がお客さんに損をさせてしまう可能性のあるものなので売りたくないと強く思うようになりました。
最初はどのように転職活動をしたらよいか分からず、6つの転職サイトに登録しました。使っているうちに各サイトの特徴が分かってきて、その中で一番フォローが手厚いエリートネットワーク様にお世話になることになりました。
最初にご担当の小中出様と面談したのは8月でした。同じ大学の出身ということもあり、人見知りの私にはとても話しやすかったです。最初のカウンセリングでは、転職を考えた経緯、学生時代の就職活動の軸、希望する業界や職種などをお話しました。希望の職についての明確なビジョンがなかったため、一緒に考えていただきながら今後働きたい会社を探していきました。某サイトでは毎日多くの求人情報が送られてくるので処理しきれず、また某サイトでは一度面接をしてもそれきりだったりしました。
厳選して企業先を提案してくれて、頻繁に対話の機会を設けてくれるエリートネットワーク様が一番心強いアドバイザーでした。8月の面談以降は、暫くは現職で頑張ってみようと思い直し、転職活動はしていませんでした。本格的に動き出したのは、12月に入ってからでした。8月の時点では、このまま辞めて転職をしてしまうことに不安を感じていましたが、12月になっても転職の意思は変わりませんでした。仕事内容の他にも、先輩方が疲れ切って仕事をしている姿を見て数年後の自分がこの仕事を続けているとは思えないこと、支店の現状とは離れた経営方針で会社が進んでいることからも転職を決意しました。
面談での希望に沿って提案していただいた企業への面接対策としては、以下のようなアドバイスをいただきました。まずは、業界本、企業のホームページ、IR決算短信、インターネット (出典の信頼できる) を材料に徹底的に企業研究を行うこと。そこで事業内容や業界の全体像、どういうプレイヤーがいるのか、競合他社とはどこが違うのか (ターゲット層、商品など) を1社に対して 5時間はかけて調べ上げること。私はこの調べる作業がなかなかできず、転職活動の最初の段階では企業への理解が足りないままで受けていました。当たり前ですが、企業への理解度が足りなければ面接は通りませんし、よく分からない会社へは志望度も上がりません。
そして、企業研究を十分に行った後は、質問・疑問点を50個考え、そこから5個に絞ります。この作業をすることによって、今の段階で何が理解できていないのかが分かり、面接時の質問の精度が上がります。また、どんな質問を選ぶかで自分の仕事に対する考え方を知るのにも役立ちます。あとは、志望動機などの面接で話すスクリプトを作成し、何度も声に出して読んでから面接に臨みました。最終面接の前には、オフィスに伺い転職カウンセラーの小中出様、安藤様に業界や職種についての詳しい説明や、面接対策をご教示していただきました。
面接が終わった後にも、面接についての反省と企業からのフィードバックを頂けるという手厚いフォローがあり、とても助かりました。面接後は毎回小中出様と面接時の状況を話して共有し、今回の課題点はどういうことで、次回にどう生かすかを一緒に考えていただきました。企業からのフィードバックを教えていただけたことで、自分の何が評価され、足りないところは何かを知ることもできました。
転職活動で一番きつかったのは、同時期に最終面接へ進んでいた2社が両方ともだめだった時でした。選考が進むと志望度も上がり、どちらも行きたい会社だったので本当に残念でした。その経験で学んだのは、自分が不安に思っていることは相手の会社にも伝わるということです。私はこの2社を受けていて、繁忙期には終電でも帰れないと聞いていたので、ハードワークへの不安を持ったまま面接に臨んでいましたし、この2社からのフィードバックで共通していたのは、「元気がない」 という点でした。この経験から以降の面接に生かしたのは、「転職によって一番解消したいことが何なのか」 を明確にすることです。
転職活動を通じて私が重要だと思ったことは、上記でも述べましたが、何が一番解消したいことかを明確にすることです。転職活動をしていると、転職先に求めることが多様になってきます。仕事内容も、勤務地も、待遇も、ワークライフバランスもと全部クリアしたいと思ってしまい、結局は転職先を絞る時にぶれてしまいました。そこで原点に戻り、そもそも転職で何を解消したかったのかの優先順位をつけることにしました。
私の転職の軸は、お客さんが欲しいと思うものを売りたい、お客さまの現状をより良くする提案営業がしたいということです。その点が明確になることで、納得して面接に臨むことができ、今の会社に決断することができました。金融からITへと全く違う業界への転職となり、不安もありますが、また新しいことに挑戦することへの楽しみの方が大きいです。早く仕事を覚えられるよう自己研鑚していきたいと思います。
このように納得して転職活動を終えられたのも、親身に支えていただいた小中出様のおかげです。本当にありがとうございました。