JASDAQ上場 メディア・レップ 経営管理本部 法務部 社内弁護士
中堅法律事務所 弁護士
利根 陸男 氏 27歳 / 男性
学歴:早稲田大学 政治経済学部 経済学科 卒
中央大学 法科大学院 既修者コース 修了
弁護士 (第68期 司法修習生)
私は、大学時代、専門知識を武器に裁量をもって仕事ができる点、いろいろな人や事件に出会える点に魅力を感じ、弁護士を目指しました。そして、司法試験合格後、司法修習を経て都内の企業法務をメインに扱う中規模の法律事務所に就職しました。
新卒の就職活動の際は、企業法務を中心に幅広い業務を扱っている中規模事務所で働きたいと考えていました。前職の事務所は、説明会や面接の際、このような条件に合った事務所であると感じたことから、入所を決めました。
しかし、実際に入所してみると、ある特定の定型的な業務が9割以上を占めており、望んでいたような経験が積めず専門的なスキルが身につかないと感じたので、転職を意識しました。当初は、転職先を見つけてから転職しようと考えていました。しかし、当時担当の業務量が際限なく増えていたので、このままでは転職活動の時間が確保できないまま1年2年経ってしまい選択肢が狭まると感じ、転職先を決める前に、退職しました。
転職活動の際は、法律事務所は考えませんでした。上記のように、採用段階での説明と実際の仕事がかなり異なっていたという体験から、他の事務所もそうではないか? という警戒心もありましたし、いわゆる 「弁護士村」 の雰囲気にどっぷり浸かってしまってよいのかという危機感もありました。また、もともといずれかのタイミングで企業や官公庁など法律事務所以外で勤務して、視野を広げたいという気持ちがあったので、今回は企業に絞って就活をすることにしました。
業界としては、インターネット関係の企業を中心に受けました。新しいサービスが次々と登場するのに伴い新しい法律問題が出てきており、弁護士の貢献できる点が多いと感じたためです。また、将来的に再び企業の外 (法律事務所) で働く可能性もないではない、と考えていたので、そうなった際、インターネット業界の法務の経験は一つの強みになると考えたことも理由です (自分のような若手が獲得できる受注案件には、何らかの形でインターネットを活用するスモールビジネスのクライアントが多いと考えたため)。
また、ほとんど実務経験がないので、次の職場でしっかり経験を積みたいと考え、契約法務のみならずコーポレート関係の仕事もできる企業を志望しました。
客観的に見れば、私は 「事務所選びに失敗し、3か月で退職した新人弁護士」 ですので、どこも採用してくれないのではないかと思いました。ですので、退職する前に、エージェントさんに相談し (これは他のエージェント会社です)、仮に転職する場合、実際にどのような求人を紹介してもらえるのか、内定を頂ける可能性や転職活動の期間の見込みなどについて教えてもらいました。そこで、希望する業界に転職できるかはともかく、最悪でもどこの企業からも内定がもらえない可能性は低いと感じたので、転職先を決める前に退職することにしました。
そして、本格的に就活を開始しようと思った時、弁護士の友人にエリートネットワークの小中出様を紹介してもらいました。
もともと他の管理部門専門のエージェントさんにも相談していたのですが、エージェントには複数会って比較検討した方がいい、というアドバイスを転職経験のある先輩弁護士の先輩から受けたためです。
小中出様は、志望業界や面接の際アピールできそうな事柄など、かなりの時間をかけて丁寧にヒアリングして下さいました。事務所を3か月で辞めている点など、弱点をうまくフォローする必要がありましたが、説得力のある言い回しなども具体的にアドバイスして頂けたので、安心して応募書類の作成や面接に臨むことができました。面接の場では早期退職の理由は必ず聞かれ毎回同じように説明していましたが、特段深く突っ込まれたことはなく、マイナスに働いたという感じはしませんでした。
また、人材紹介会社によっては企業への営業担当者と、求職者へのヒアリングの担当者が別々になっているところもあり、そういったエージェント経由で応募した際は、事務連絡の行き違いや、志望していない業界の案件を紹介されることなどもありました。他方、エリートネットワーク様では、候補者にヒアリングをする担当者の方が自ら企業の方と直に連絡を取って下さるので、紹介して頂いた案件にミスマッチはなかったと感じています。
私は、計3つのエージェントにサポートして頂いていましたが、それぞれのエージェント経由で進んでいる選考相互の日程調整や連絡に少し苦労したので、あまり多くのエージェントから分散してエントリーしない方がよかったかなと思います。
前記の通り、私はインターネット業界の企業を中心に受けていましたが、本当に自分の見立てが正しいのか、他の可能性があるのではないかとも思ったので、少し毛色の異なる大手家電メーカーにも応募してみました。実際に面接を受けてみて、社風や育成制度が自分には合わないと再確認でき、迷いなく志望する企業の選考に臨むことができたので、少し志望から離れた企業を受けてみて正解だったと思います。
最終的に、志望していたインターネット業界のB to Bの事業を行う企業から内定を頂き、その企業に入社しました。仕事の内容や待遇の面でも満足しています。
エントリーシートを出してから内定を頂くまでの期間は、だいたい1か月半ぐらいでした。
当初は、最悪志望していない業界に低待遇で入社するということも想定していたので、このような結果を得ることができたのは、小中出様のサポートのお陰だと思います。本当にありがとうございました。