Webメディア運営会社 Webプロデューサー
マザーズ上場 Webマーケティング運営会社 Webプロデューサー
川下 正文 氏 43歳 / 男性
学歴:ビジネス系専門学校 トラベルビジネス科 卒
専門学校在学中にアルバイトをしていたアパレル会社にそのまま営業職として入社。
理由は至って単純、「洋服が好きだから」。
ただそれだけの理由で長く勤まるわけもなく、数年後に退社。
ここからが怒涛の転職ラッシュ。
当時デジタル社会ではない世の中、周りを見渡してもパソコンもまばらで、携帯電話なんて一部の人しか持っていない時代。
それでも、徐々にデジタル社会になりそうな世の中の動きを肌で感じていた。
アパレル会社退職後、派遣社員で勤務したメーカーがそれでした。
「Windowsってなんだ?」 からはじまり、「どうやらMacというものもあるらしい」、立て続けに 「i-modeのリリース」、あれよあれよとデジタル社会の幕開け。
派遣先の先輩からの 「川下くん、これからデジタルできないと置いてかれるよ?」 この一言が私のデジタル業界に足を踏み入れる第一歩でした。
いま思えばこの方がいらっしゃらなかったら、今頃何をやっていたんだろう・・・・・・。
この場を借りて御礼申し上げます。
大金はたいてMacを購入し学校に入学。
昼は仕事、夜はデジタル系の学校、土日は制作会社でアルバイト。
こんな生活を約2年続け疲労困憊。
でも、これがなかったら今の自分はないと思う。
メーカー退職後、外資系会社でWebディレクターとして派遣社員として就職。
そう、その時点ではまだまだスキルがないから正社員で雇ってもらえなかったんです。
当時を振り返ると、Macを買ったことでデザイナーになるんだと思い込み、
しばらくデザインやコーディングをやっていましたが、
ある時自分にデザインセンスがない事に気がついたのです。
周りをみればゴロゴロと美大出身のデザイナーがいて、
スキルも感性も豊かな人材が・・・・・・これはダメだな。
そこで方向転換してディレクター職を選びました。
デザインセンスがなくても人をコントロールすることに長けている (大きな勘違い) と思ったからです。
様々な制作会社さんとの折衝や進行管理を経験し、いよいよ正社員として転職したい! と思い転職活動。
でも、新たな壁が。
ディレクターとしてのスキルを身につけたつもりが、世の中的にはまだまだ足りなかったようです。
なかなか仕事が見つからず、Webマスター職を見つけ転職。
Webマスターといっても何でも屋。
コーディングもやるし、ディレクターもやるし、アフィリエイトも何でも・・・・・
ここもそんなに長くは続きませんでした。家族経営的な職場でやりたい、必要だ、そう思った事もなかなかやらせてもらえず。
そんな時に転職サイトで 「色んな案件お任せします」 の求人広告を見て飛び込んだのが、
PR代理店でのWebディレクター職。
ここが一番長くお世話になった会社になります。
求人の通り、本当に色んな仕事を任せてもらえましたし、自由度もかなり高い仕事をやらせてもらえました。
ここがいくつかのうちの最大のターニングポイントだったと思います。
ディレクター、プランナー、プロデューサー、そして部下を取りまとめるマネジメント。
多岐にわたる仕事をやる中で様々な方達とも仕事していく中で (業界は広告・PRというものですが)、WEB業界で生きていく本当の意味での決心ができた会社でした。
しかし10年もいると刺激が欲しくなるもので、
自分でメディアを作りたいとか、何か事業を起こしたいという気持ちが出てきて、
当時考えていたメディア事業を役員に提案。
了承は得られたものの、上層部でゴタゴタがあり着手できない状況に陥り退職を決意。
そのアイデアを持って別の会社へ転職。
そのアイデアはローンチして事業としてスタートしましたが、役員との方向性の食い違いが原因で約1年で退職。
正直、色々と考えました。
これからの仕事に対しての考え方、生き方 (大げさかもしれませんが) など立ち止まって考える中で、様々なエージェントの方にお話を聞いて頂き、転職活動していく中でエリートネットワークのご担当の方のお話を聞いて、頭の整理ができました。
エリートネットワーク社経由である会社をご紹介頂き、計3回の面接を受け私自身前向きに考えておりましたが、最終的にマッチングせず、かなり落ち込みました。
その後に転職サイト経由でオファー頂いた制作会社さんからは採用のご連絡を頂きました。
感覚的な問題ですが、内定を頂いた割にシックリこず、こちらからお断りさせて頂きました。
その間にエリートネットワーク社から、今回入社することになる会社をご紹介頂き1次面接・・・。
ビルに入った瞬間から 「あ、ここで働きたい」 という気持ちが出てきました。
計3回の面接でしたが、社長含めた全ての面接官の方々の雰囲気も非常に良く、表現はヘンですが面接も非常に盛り上がったように思います。
今回の転職活動で自分でも気がついてなかったのですが、
背伸びしてやろうとしていたこと。
身の丈というか、できない事はできないし、やりたい事があってもできない事が多い、それらの事を色々と考え、ゼロからやる気持ちで自分のスキルや経験を活かせる会社に転職しようと思い、WEB会社に戻る決意をしました。
とはいえ、新しい事業やサービス立ち上げを諦めたわけではないです。
転職はタイミングと縁だと思います。
あまり気負いせず、力まず、背伸びし過ぎずやっていたら自分に合った良い会社は見つかると思います。
次の職場では、とにかく若手も沢山いるのでマネジメント経験は活かせると思いますし、様々な案件を動かせるのが楽しみで仕方ありません。
リラックスして仕事を苦しみながら楽しみたいと思います!