生産技術エンジニア、自動車メーカーから農機メーカーの技術営業職にキャリアチェンジ

生産技術エンジニア、自動車メーカーから農機メーカーの技術営業職にキャリアチェンジ

No.924
  • 現職

    一部上場 大手農機メーカー   技術営業

  • 前職

    一部上場 完成車メーカー   生産技術

高瀬 弥太郎 氏 30歳 / 男性

学歴:京都工芸繊維大学 工芸学部 機械システム工学科 卒
カワサキ産業用ロボットトレーニングスクール 修了
・ベーシックコース (安全衛生特別教育規定第18条)
・K-ROSETコース

1. 前職との出会い

私は大学時代に前職でのインターンシップを経験しており、就職を決めました。
その中でも拘っていた点が3点ありました。
[1] 業界の中で独自の技術を持ち、こだわりのあるメーカーであること
[2] 個人の裁量に任せてもらえる仕事が多く、若いうちから様々な経験が積める企業であること
[3] 今後、海外における事業に力を入れていく企業であること
( “ものづくり”に携わるからには、世界中の人に自分の携わった製品の良さを届けたい )
入社後もインターンシップを経験していることもあり、入社前とのイメージとのギャップもありませんでした。
また、前職では希望していた生産技術部門に配属され、工程開発を担当しました。

2. 転職活動のきっかけ

入社後、マイナーチェンジに伴う開発に携わり、その後にフルモデルチェンジに伴う開発を経験しました。
フルモデルチェンジに伴う開発業務では、先行開発案件について社内の関係部署やサプライヤーの技術者と折衝や生産性検討を行う等、より専門性の高い仕事をすることが多くなってきました。
その中で、限られた範囲をひたすら突き詰めていくというよりも、製品全体に関わりたいという思いが沸いてくるようになりました。
しかしながら、前職での生産技術者としての業務内容にやりがいを感じていたので、まずは自分が転職すべきかどうかを問う意味で転職活動を開始しました。

3. 転職活動において拘ったこと、拘りを捨てたこと

前述しましたように前職での生産技術者としての業務にやりがいを感じていたこと、製品全体に関わることができる環境に身を置きたいと思っていたことから、異職種への転職をすることに拘りました。(これが後の活動において非常に苦労する要因となったことは言うまでもありません。)
また、就職活動時に拘っていた“ものづくり”に携わること、将来的には海外で活躍できる可能性があることも転職活動の軸としました。
一方で、30歳で異職種へのチャレンジということもありましたので、現在の年収維持は諦めることにしました。
年収減の可能性については転職活動の中で唯一、妻に相談し、転職後に実力で取り返すことを条件に了承してもらいました。

4. (株) エリートネットワーク様との出会い

転職活動を始めて約半年の間、他社のエージェントに紹介された数社の求人にエントリーしてきました。
転職活動当初に職務経歴書を作り込んでいた為、書類選考は通ることが多く、面接を受けるものの、やはり異職種への応募ということもあり面接でボロが出て不採用が続きました。
生産技術経験を活かすことのできる異職種の求人もあまり無い中で、登録していたエージェントからも元の生産技術職での転職はどうかと打診されるようになり、転職活動を続けるか否か考えるようになってきた時、 (株) エリートネットワークの小中出様より1件の求人案件 (現職) の紹介をいただきました。
この会社 (現職) の求人は既に他社エージェントからも紹介されており、職種が設計、生産技術であり、断ってきた経緯があったのですが、小中出様より紹介された職種はこれまでと違い、私が転職活動で求めていたぴったりの求人 (技術営業職) でした。
早速、返信し、遠隔地に勤務していた為、エントリーに向けて電話面談のお願いをさせていただきました。

5. 信頼できるエージェント

今回の転職に際し、担当が小中出様でなければ現職に転職できていなかったと思います。
私は小中出様は本当に信頼できるエージェントだと思っておりますが、そう感じたきっかけは、小中出様と初めて電話面談をした時のことです。
これまでの経歴や転職活動のきっかけ、紹介いただいた求人内容等を話した後、最後に小中出様より言葉遣いについてご指摘をいただきました。
そこで初めて、それまで登録していた他社のエージェントは求人紹介と応募先企業とのメッセンジャーといった感じで、機械的なやり取りが多く、指摘はもちろん、面接に向けてのアドバイス等もなかったことに気付きました。
また、私自身いつの間にか面接用の表向きの理由で転職活動をしており、転職すること自体が目的となってしまっていることにも気が付きました。
この気付きが改めて自分がどうしたいのかを深く考えるきっかけとなり、現職への転職活動に、よりど真剣に取り組むことができるようになりました。

6. 転職先の内定

私の場合、タイミングが良く、一日完結型の選考会に参加させていただいたこともあり、応募から内定まであっという間に時間が過ぎたように感じています。
しかしながら、そのあっという間の時間は非常に内容が濃く、充実した時間だったように感じます。
平日は残業で帰りが遅かったり、週末は工事立ち合いで出勤だったりと、私のレスポンスが遅い中でも、小中出様はいつも真摯に対応してくださいました。
また、私の面接対策の資料について、メールでの添削、アドバイスだけでなく、齟齬がないように念のため電話でのフォローもしていただき、万全の態勢で選考会に臨むことができました。
応募から内定までの間、小中出様には現職と様々な調整を行っていただいたお蔭で、結果、内定をいただくことができ、私の希望通りのこれ以上ない好条件で入社することができました。

7. おわりに

今回の転職活動を通じ、転職活動は企業とのめぐり合いではなく、その前段階のエージェントとのめぐり合いが非常に重要であると感じました。
転職をすべきかどうか悩んでいる方は、まず相談してみると良いと思います。
エージェントを通じ、一人で転職活動をしていたら出会うことのない業種、職種に出会えることができ、自分の可能性、視野を広げられることができると思います。
私はこれから異業界・異職種での第2の社会人人生を歩み始めます。
即戦力として・・・・・・・とまでは言わず、これまでの経験を活かし、まずは新たな環境に慣れ、5年後、10年後を見据えて日々精進していこうと考えています。

最後に、私の転職活動にご尽力をいただきました小中出様をはじめ、(株) エリートネットワークの皆様には心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

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