東証1部上場 自動車メーカー 車両技術部 車両制御技術職
外資系 自動車メーカー 生産技術部 生産技術職
片山 晃司 氏 31歳 / 男性
学歴:日本大学 理工学部 卒
TOEIC 865点
新卒での就活は、完成車両メーカーでの生産技術職に絞って活動していました。また、学生時代より「英語を使ってグローバルに仕事をしたい」という夢があり、就活当時にグローバルな人材を募集していた外資系の自動車メーカーに就職しました。
・完成車両メーカー:街中で自分が携わった製品を目にしたい
・生産技術:現場とワイワイやりながら仕事をしたい(設計などのデスクワークは向いていないため)
入社して4年程、量産している車両の細かい部品変更への作業指示や、日々生産している中で発生した不具合原因の追究とその対策立案・導入などの業務を担当しました。そこでは、いい意味で広く浅く製品や現場の知識を身に付けることができました。
その後の4年程は、新製品のプロジェクトチームを経て、車両電装機能関連の担当となりました。
プロジェクトチームでは、限られた試作台数の中でどのようなデータが必要かを考えながらデータを集め、最終組み立てラインでの部品組付けや、アッセンブリー搭載方法の立案などを行いました。その後、自らの興味と上手くマッチした車両電装機能業務の担当となり、ECU(Electronic Control Unit)の書き込み工程やセンサー類のキャリブレーションの工程・設備検討と導入、生産指示の作成などに取り組みました。その中で、海外のエキスパートと毎週定例の会議を行ったり、知恵を出し合い、国境をまたいでグローバルに他工場と連携するような経験もしました。
電気専門の担当になったとはいえ、入社当初より幅広く業務を実施していた経験や英語力を評価され、海外工場での新製品プロジェクトの立ち上げメンバーにも抜擢。複数回の出張で新製品を海外工場で立ち上げる、というエキサイティングな経験もしました。
会社の経営状況があまり良くなかったことに加え、会社の方針に賛同できなかった為です。
下記に時系列で列挙します。
●製品/設計などの側面
・親会社体制で進められた新製品プロジェクト
→海外部品比率を上げた。設計部門が自社設計しなくなった。
・海外部品の品質の悪さが顕著になった
→現場がいくら真面目に生産しても 毎週のように新しい不具合が連発。
●組織的な側面
・人数が少なく無理がある状況で、外資の縦割りの文化だけが残った
→何か問題が起こると「自分や自部署の仕事はここまで」と不具合の起因を「自分の部署ではない」とし、他部署になすりつけ合うのが仕事となり、不具合を根本解決できない風土となった。
・無理な組織変更
→経営状況の悪化から無理に人員削減・再編を実施し、個人の業務が大幅に増えたが経営難の為、残業代が出ない。会社全体でモチベーションが高い人がいない。
こだわった点
・自社開発している日本の完成車両(or製品)メーカーであること
・グローバル展開している企業で、グローバルな業務ができること
・できれば車両電装機能関連の仕事(同じ職種)
・できれば乗用車メーカー
こだわりを捨てた点
・勤務地:関東出身だったが、勤務地を関東に限らなかった
・転職エージェントの方に頼むと、物事が進みやすい
→自力で転職活動しても誰もアドバイスをくれないが、エージェントさんに相談すると客観的にアドバイスや情報をいただける。
例えば、髪形に始まり、自分が想定していなかった業種の求人案件の紹介(農機メーカーや部品サプライヤ、ベンチャーなど)や、細部にわたる履歴書の添削など。
新天地で心機一転、自分のスキルを大いに活かして前職よりも大きな舞台で活躍したいと思います。