一部上場 創業100年超の老舗電池メーカー 法務部 企業内弁護士
地方の特定分野事件中心の法律事務所 弁護士
高山 和己 氏 30歳 / 男性
学歴:国立大学 法学部 法律学科 卒
国立大学 法科大学院 修了
日商簿記検定試験2級
弁護士(第71期司法修習)
TOEIC 845点
高校卒業後の進路を決める際、せっかく仕事をするのであれば困っている人の役に立てる仕事に就きたいと考え、問題解決の糸口となる法律を学ぶために法学部に進学しました。
大学進学後、手に職をつけたいという気持ちもありましたが、大学の講義などを通じて法律を学んでいく中で、法曹の中でも弁護士が一番困っている人に寄り添いサポートしていくことが出来ると感じたこともあり、本格的に弁護士を目指すことを決めました。
ロースクールでの授業や司法修習を通じて、ある特定分野の事件に関わることに興味を抱いたことから、当該特定分野の事件を多く扱う法律事務所に入所しました。入所後は右も左もわからない状況だったので、とにかく目の前の事件に精いっぱい取り組みましたが、弁護士三年目くらいになってくると入所当初と比べれば仕事に慣れてきたこともあり、自分の将来について考える時間が多くなりました。
確かに法律事務所に入所後、依頼者の方から感謝の気持ちを伝えられた時など、この仕事をやってきて良かったと思うことも多々ありました。しかし、精神的・身体的にしんどいことも多く、全ての責任を自分一人で抱え込む状況や休みの少なさなども考慮すると、このままこの事務所で働き続けることは難しいと考えるようになりました。
そのうえで、今後はどのような形で仕事に取り組んでいきたいのか、と考えた時に、前職ではあくまで事後的な解決に関わることしか出来なかったので、事前に紛争や問題を予防することが出来る“予防法務”に携わりたいと考えるようになりました。また今後のキャリア形成を図っていくにあたって、法律事務所で特定の事件を一人で扱っていくのではなく、より多くの人々と協力し合いながら幅広い仕事を行っていきたいと考えました。
そこで法律事務所ではなく企業の法務部にインハウスローヤーとして転職することを考えるようになりました。もちろん、法律事務所では到底叶えることが出来ないワークライフバランスを考慮した事も間違いありません。
企業法務の分野に関しては経験がなかったこともあり、このままの状況で転職活動をしたとしても書類選考にも引っかからないのではないかと不安に思ったので、まず法務部への転職に関する情報収集を行いました。
情報収集していく中で、法務部の転職には英語力が重視されるということを知り、本格的に転職活動を始める前にTOEICの勉強に本腰を入れ始めました。結果として、目標であった800点を超える845点を獲得することが出来たので、エリートネットワーク様を含む複数の転職エージェントに登録をしました。転職活動自体初めてで不安だったこともありますが、誰かに相談しながら進めたい気持ちもあったので、転職エージェントを利用せずに自分一人の力だけで行おうとは思いませんでした。
エリートネットワーク様においては転職カウンセラーの西堀様に担当していただきました。まず最初に、私自身の生い立ちから現時点に至るまでの経歴など、時間をかけて聴いていただき「最後までしっかりサポートします」との心強い言葉をかけていただきました。その言葉通り、職務経歴書の添削や面接対策にもしっかり力を入れてサポートをしてくださいました。
職務経歴書などの書き方や面接対策に関しては、ネットや書籍などからも情報収集することは出来ますし、私自身ネットや書籍も確認しましたが、実際に経験のあるエージェントから指導してもらうことが一番効果的だったと身を持って感じています。
私自身、希望業界などはありませんでしたが、企業法務に関しては素人ということもあり、一から法務部を作っていくところに関わっていくのではなく、可能であれば既にインハウスローヤーが在籍している企業で働きたいと考えていました。結果として、三つの企業から内定をいただき、どの企業も魅力的ではありましたが、当初の自分の希望である既にインハウスローヤーが複数人おられる企業の法務部に行くことを決めました。
結果として転職活動を始めてから一か月半ほどで内定をいただくことが出来ましたが、そこに辿り着くまで書類選考すら通らない企業も複数ありましたし、面接で落ちた企業もありました。それに加えて、転職活動中は仕事との両立を行いながらやっていく必要があったので、正直余裕がなくしんどい時もありました。
ただ、西堀様が熱心にサポートしてくださったお陰で心が折れることなく、最後まで前を向いて活動することが出来たと思います。一人では到底このような結果を出すことは出来なかったと思いますので、エリートネットワーク様、特に西堀様には非常に感謝しています。
転職活動を通じて、自分自身を直視し見直す良いきっかけになりましたし、今後の自分の将来にも希望を持つことが出来ましたので私自身転職することが出来、本当に良かったと思います。新天地では心新たに前を向いて頑張っていきたいと思います。