米国駐在員、海外からリモート面接のみで、財閥系非鉄メーカーの国内勤務を実現

米国駐在員、海外からリモート面接のみで、財閥系非鉄メーカーの国内勤務を実現

No.1315
  • 現職

    一部上場 財閥系 創業120年の非鉄金属メーカー 海外営業職

  • 前職

    一部上場 電子部品メーカー 北米現地法人出向

持田 匠 氏 34歳 / 男性

学歴:私立大学 文系学部 卒
私立大学大学院 文系研究科 修了
社会調査士
TOEIC830点
日商簿記検定2級
Cousera : Machine Learningコース 修了
AWS Certified Solution Architect Associate (SAA-C02) 取得

新卒で日系電子部品メーカーに入社

学生時代は社会統計学を専攻しており、その経験からコンサルティングファームやシンクタンクの調査部門を第一希望に就職活動を行っておりました。
しかしそれは叶わず、最終的には幅広い市場で幅広い経験を得たいという思いで、日系の電子部品メーカーに入社を決めました。
入社時から今回の退職までの約10年間は海外営業課に籍を置き、うち最後の約4年間は米国の現地子会社に駐在しておりました。

日本での勤務時は、アジア・北米・欧州のいわゆる「受け」と言われる業務に従事しておりました。担当地域の駐在員や代理店からの要望・依頼を日本国内の担当部署へ繋ぐことや、その逆を行う、交通整理のような役割です。
米国に駐在してからは担当地域・担当顧客への営業活動の他に、現地子会社の事業運営や経理業務も並行して担っておりました。

転職活動

現地子会社での駐在員としての業務ですが、駐在員1名(私)とローカル採用の営業アシスタントの合計2名の小さな事務所です。
前述したとおりメインの営業活動以外にも、会社が存在することで発生する業務(決算や税務申告といった経理業務、日本本社へのレポート、予算策定等)の全てをカバーしなければなりません。
また日本との時差は常に四六時中業務について回り、体力的にも精神的にも、非常にストレスフルな環境でした。
その折、新型コロナウイルスの影響で日本への一時帰国も延期となり、母国以外での生活に不安を感じたこともあり、転職活動をすることに致しました。

希望条件は、より良い労働環境・給与・待遇といった基本的な事柄の他に、下記2点を第一優先に考えておりました。

(1) 一旦は日本を生活拠点に仕事ができること(3~5年程度希望)
(2) 内定から約半年(6ヶ月)後の入社を了解いただけること(後任者の赴任と引継ぎ、及び引越し等を考慮して)

また、転職活動を開始した当時は独学でプログラミングと機械学習を学んでおりました。年齢的にも未経験の職種にチャレンジできるチャンスもそう多くはないと感じていたこともあり、当初はこれらのスキルが活かせる職種をターゲットにしておりました。


転職活動を進めていくと、希望条件(2)がボトルネックとなり選考が進まない状況が続いておりました。
そんな中、転職ポータルサイト経由でエリートネットワークの転職カウンセラー 黒澤様からコンタクトをいただきました。
検索してみると、海外駐在中の方々の転職を支援された実績が『転職体験記』という形で掲載されておりましたので、それが黒澤様とやり取りを始めたきっかけでした。

黒澤様の丁寧なフォローのお陰もあり、最終的に財閥系製造メーカーの海外営業部門から内定をいただくことができました。
内定承諾後に入社まで6ヶ月お待ちいただくことになるという難しい条件もご了解いただき、又とない貴重なチャンスだったと今でも感じております。

海外駐在中の転職活動

海外駐在中の日本帰国を前提にした転職活動に関する情報はWeb上でもまだ少なく、どのようにすれば良いか手探りで進める場面が多いと思います。
しかし現在は新型コロナウイルスの影響もあり、リモートで最終面接まで完結する企業も多く、海外駐在であれば時差を上手く使い面接のスケジューリングは逆にやりやすいと感じました。私自身も面接は全てリモートで完結し、内定をいただくまで一度も入社先企業のオフィスに訪問をしておりません。

それでもなお、海外駐在をされている方々特有のボトルネックや、日本国内での転職活動にはない問題点はあると思います。私の場合は、内定から入社まで6ヶ月猶予をいただきたいという条件でした。エリートネットワーク様及び黒澤様には、私の個別の事情を丁寧に汲み取っていただき、それに沿う形で転職活動を進められたことには感謝の言葉もございません。

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